二章 その伝説、現在進行形

第28話 参戦

 お祭り騒ぎの前の、前夜祭。

 だがオールスターよりも分かりやすい、ホームランダービー。

 前年に引き続き、白石大介の圧勝が予想されていた。

 事実一回戦は、ダブルスコアで対戦相手を圧倒。

 だが一回戦の最終戦は、大介に迫るほどのホームラン数をたたき出す選手が現れた。


 四月の時点では、確かに長打は打てるものの、そこまでのスラッガーとは思われていなかった。

 だが五月以降にホームラン数をどんどんと増やし、現在では26本でア・リーグのホームランランキングではわずか二本差の二位。

 アナハイム・ガーディアンズの四番打者、ターナーである。

 パーフェクトを台無しにしたキャラクターとして、その存在は大きく認知された。

 しかし六月に入ってからは、大介に近いペースでホームランを打っていた。

 だが勝負してもらえた打数を考えれば、大介の方が圧倒的に、ホームラン率は高い。

 それでもターナーが大介の対抗馬として出てきたのは、それなりの理由がある。

「投~げ~る~ぞ~」

 のんびりと楽しそうにバッティングピッチャーをしているのが、直史だからである。


 真ん中やや高めという、完全なホームランのコース。

 そこに145km/hほどのスピードで、正確に投げてくる。

 引っ張った打球は確実にスタンドへ。

 飛ばしすぎて、次のボールを投げる時間が経過することもない。

 ほどほどの弾道で、確実にホームランを。

 さすがに同じチームのピッチャーだけあって、バッターのストロングポイントをよく分かっている。

 幻のホームラン以外、一本もホームランを打たれていないピッチャーが、嘘のようにホームランを打たせている。

 まさにこれは、魔術師であった。


 ターナーとしては最初は、断られるかなと思いながらも持ちかけたものだ。

 だが直史は数分ほど考えてから、特に気分を害した様子もなく引き受けた。

 後からその考えた時間はなんだったのか、とターナーは尋ねたが、休みの間も投げる球数を、マウンドで投げればいいだけだと考えたのだ。

 基本的に直史は、ノースローの日でもキャッチボールはする。

 ホームランダービーは、とにかくリズムよくバッターに打たせないといけない。

 間違いなく直史以上に、適役のピッチャーはいなかっただろう。


 そしてまた、打算というか布石もあった。

 ヒットを打たれることさえ稀な、直史である。

 それが逆に、打たせようと思えば存分にホームランを打たせることが出来る。

 つまり、打たせるも打たせないも、そのピッチャーの意思次第。

 そんな強迫観念を、他のバッターに植えつけたかったのだ。

(まあ大介には通用しないけどな)

 高校時代に散々に、バッピとして投げていた。

 そして再現できなかったのが、真田のスライダーである。さすがに本職のサウスポーの真似は出来ない。




 大介の一強というのが、既に前提条件であった。

 大男たちが大介と対戦し、圧倒的に敗れていくのが、視聴者や観衆の見たかったものだ。

 だがそこに逆転の可能性が出てくると、圧倒的なチャンピオンが、苦戦するところを見たくなる。

 あるいはジャイアントキリングか。

 大介は大物ではあるが、巨人ではない。


 直史はターナーが大介に勝てるとは、これっぽっちも思っていなかった。

 だがホームランダービーで、大介以上の数字を出す可能性は、0ではない。

 なぜならこのホームランダービーは、ピッチャーがホームランを打ちやすい球を、どれだけ投げられるかという能力も反映している。

 メトロズのジャッキー・ロビンソンは今年がほぼメジャー一年目の選手であり、それでいきなりオールスターに選出された。

 前半戦での成績は12勝2敗と、立派なものだ。

 右の100マイルピッチャーで、ツーシームを主体にフォーシームを混ぜる。

 これに緩急を取るための、チェンジアップを持っている。

 実際にはもう少し、割合の低い球種を投げるが、おおよそこの認識でいい

 

 確かに優れたピッチャーだ。

 今年まだ23歳と、成長の可能性を感じる。

 だが若さというのは、未熟さでもある。

 ちなみに直史は29歳になったが、プロ野球選手としてはまだ三年目。

 ジュニアはマイナーで一年やっているので、プロの経歴は一年しか変わらない。


 直史はある意味、非情の男である。

 なのでチームメイトのターナーのために、またワールドシリーズでメトロズと対戦する時のために、今から布石を打っておくことを躊躇しない。

 これは別に卑怯ではない。ルールにも反していないし、成功するかも分からない。

 もし成功してしまったとしても、それは単純にジュニアのメンタルが弱いだけである。


 またアナハイムがジュニアをボコボコに打って試合に勝つのと、直史が大介を封じるのとは、また別の話だ。

 むしろ試合ではアナハイムが有利な点差で進めることで、大介を敬遠する意味がなくなれば、直史は申告敬遠に怯えずに、大介と全力で戦うことが出来る。

 他のチームの、他のバッターと対戦するのと違い、大介を相手に投げるならば、最悪でもホームランは打たれないピッチングではなく、全力で打ち取るピッチングをしなければいけない。

 そしてそれはホームランにはなりやすいのだ。




 残った四人による、第二ラウンドが始まる。

 ジュニアの投げるストレートに対して、大介のスイングが響かせる音は鈍い。

 ボールの芯を直接叩いているような、そんな音。

 ライナー性の打球はスタンドの客席を直撃するので、ライトの観客には事前に注意がなされている。

 試合での大介のスイングとは、違う軌道なのだ。

 失速が少なく、そのまま座席などを破壊するような。


 ただこのホームランダービーは、最初からある程度左バッターに不利ではあったのだ。

 スタジアムの特徴として、右翼のスタンドまでが遠く、フェンスも高い。

 特にこのフェンスの高さが、大介のような弾道で打つバッターには鬼門である。

 一応レフトも風向きの関係で、そこそこホームランは出にくい。

 だがフェンスの高さは明らかに引っ張る右打者が有利だ。


 大介は広角に打つことが出来る。

 それでも基本は、最もパワーの出る右に打ち込むことだ。

 二回戦の大介は、かなりの数を打つが、どれも全てが右方向。

 それでも深い右翼と高いフェンスを、打球は越えていく。


 対戦相手は、明らかに戦意喪失していた。

 それでも不戦敗を選ばずに、打っていかなければいけないのが興行だ。

 いっそのこと最初から、選ばれなかった方が、比較されないだけ幸運だったかもしれない。

 直史にしてもこれだけ有利な状況がありながら、大介には勝てると思っていない。

 もし勝算が少しでもあるとしたら、打つ順番がターナーが先であった場合だ。

 決勝は大介から打つが、先にターナーがそこそこの数を打っていれば、大介にはプレッシャーを与えられないが、ジュニアには与えることが出来る。

 ホームランダービーはバッター同士の対決だが、バッターの力だけで決まるわけではない。

 ホームランを打ちやすいボールを投げられる、優れたピッチャーも必要なのだ。


 それを踏まえてなお、大介には勝てないとは思っている。

 そもそもの打球の性質が違うし、大介のミート力は長打力以上に破格だ。

 わずかにボールのコントロールが乱れても、それでもホームランを打ってしまうだろう。

 だがそこに隙がある。


 今の大介が、もっとも得意とするコースを打つなら、もっとも適したスイングをするだろう。

 そしてわずかにコースのずれたボールを打つとき、どういった修正をかけてくるか。

 もしもミスショットがあれば、そこから大介の攻略法が考えられるかもしれない。

 大介の明確な弱点である、真田の使っていたサウスポーの高速スライダー。

 さすがにあの軌道は、右の直史には投げられないものだ。

 また直史一人でメトロズ相手に、四つの勝ち星を上げることは出来ない。

 出来ないはずである。

 だから大介のバッティングを、どうにか制限する作戦が必要だ。

 



 分析するのは大介だけではない。

 今年からメジャーの先発ローテとして投げているジャッキー・ロビンソン。通称ジュニア。

 彼は12勝2敗とアナハイムのスターンバックと同じぐらいの成績を上げている。 

 もっとも打線の援護を考えると、スターンバックの方が各種指標は相当に上だ。


 メトロズの特徴は打撃による圧倒。

 しかし投手陣は、悪くはないがそれほど良くもない。

 不思議な話である。

 野手のスタープレイヤーを取りたいアナハイムに良い投手がいて、ピッチャーを補強すべきだったメトロズが、打撃力でトップに立つ。

 お互いの得失点差を考えると、メトロズの方が有利のはず。

 だが直史が考える限りでは、このままならワールドシリーズで当たった場合、アナハイムが確実に勝つ。


 野球の統計を、単純に当てはめればいい。

 ワールドシリーズのような短期決戦では、本来適切ではないのだが。

 直史はメトロズ打線を相手にしても、一点か二点までしか取られない。

 アナハイムはおそらく、三点以上はメトロズから取る。

 そして直史が三試合に投げれば、統計的にはアナハイムは三勝する。

 あとは残りの一勝を、四試合の中のどこかでもぎ取ればいい。

 アナハイムよりもメトロズの方が打線は強いが、直史以外のピッチャーも、たとえばスターンバックやクローザーのピアースは優れている。

 そして点を取られても、それ以上に取り返したら、勝てるのが野球である。


 ターナーは二回戦も、しっかりと打球をスタンドへ運んでいった。

 そして決勝戦に到達する。

(よくもまあ、ここまで成長したもんだ)

 直史はそう思うが、実はターナー自身もそう思っている。




 ターナーは今年24歳の若手選手。

 大学からドラフトで中退してMLB入りという、一般的なキャリアをたどってきた。

 ルーキーリーグからマイナーまで、ほぼ挫折らしい挫折も経験していない。

 ただメジャー昇格後は、それなりに伸び悩んでいた。

 打率と長打を両立することが出来ない。

 それならばと長打の方に比重をかけると、そこそこの実績は残せた。

 メジャーのクリーンナップとなると、人間として成功の部類に入ると思っていい。


 それでもバッティングコーチではなく、直史にアドバイスを求めたのは、直史が最も高いアベレージを残しながらも、最も多くのホームランを打っているプレイヤーと、かつてはチームメイトであったからだ。

 あとは直史が、全くホームランを打たれていないことから、逆にピッチャーはどう考えて、打たれないように考えているかを知りたかったからだ。

 一番のきっかけは、あのパーフェクトを潰してしまったエラーから、しっかりとカムバックできたからとも言えるだろうが。


 直史はその場で技術的なことは言わずに、クラブハウスでターナーや他の数人のスラッガー、そして大介の映像をスロー再生して指摘した。

「視点の動きだ」

 まだそれほど英語が達者ではない直史は、指で示しながら言った。

 ターナーのバッティングは、まだ細かいところは色々と直すことがあるが、一番の問題は頭の、目の位置の上下であった。

 スイングのフォームの中で、わずかに上下に動くことは確かだ。

 打率と長打を両方残す選手は、このブレが少ない。

 しかし体全体の力を使おうとすれば、どうしても目の位置は上下してしまう。


 パワーをつければその動きは、より小さくなってくる。

 ただし大介だけは別なのだ。


 大介の目の位置は、バッティングのフォームの中で、かなり上下前後に動いている。

 カメラの方向から分かりにくいが、おそらく左右にも動いているのだ。

 そこからバットを振っていって、ボールに当てている。

「これを真似したら逆に打てなくなるからな」

 直史が言うとおり、大介のバッティングは特殊なのだ。


 ターナーは視点の動きを意識して、やや打率を考えて打つようになった。

 すると選球眼がよくなって、ボール球を振ることが少なくなった。

 あとはミートを心がけると、打率が良化した。

 そのくせ長打が減るというわけでもなかった。


 ここにも思い込みがあったのだ。

 打率と長打は二者択一ではない。

 長打力を手に入れれば、あとはどれだけスイングを小さくし、少ない力で打てるようにするか。

 すると長打力はそのままに、三振の数が減っていく。

 そこから出塁率が上がり、打率も上がっていくのだ。

 実際には打率は、そこまで明確には上がっていないが。


 試合の中で成長していくのは、とても面白いことだ。

 ホームランダービーに出て、ガンガンとホームランを打つ。

 直史はコースを全く間違わないので、しかも同じ球を再現するので、タイミングも気にせずに強く振っていける。

 おかげで第二ラウンドも突破し、決勝に残ることが出来た。

 だがここまでで、さすがに優勝は無理だと思う。

 第一ラウンドと第二ラウンド、大介の打ってきたホームランの数が違いすぎる。




 直史は言った。

「50%の運があったら、勝てたかもしれないな」

 その言葉の意味を問われて、前に考えていたことを説明する。

 心理的な問題で、大介はともかくジュニアの方に、プレッシャーをかけることが出来たであろうこと。

 ターナーは少し引いているが、直史としてはこの心理戦を、ターナーには身に付けて欲しい。

 盤外戦術というのは、他の選手だって当然のように使ってくるのだ。

「ホームランダービー、優勝したいか?」

「それがチームのためになるなら」

 ターナーの返答に、直史は満足した。


 ターナーの意識は、あまり会話をかわしていなかった直史にも、スプリングトレーニングの時とは変わっているのだろうな、と思えた。

 念のために若林からコーチ陣に確認してもらっても、どうやらそうらしい。

 メジャーに昇格してから必死にあがいていたが、周りが見えるようになって、その打力が上昇している。

 焦りが今までは縛っていたが、それがなくなっている。

 選手として見ても、一段階上のステージ。

 二三年で消える選手から、五年以上は続けて活躍する選手へと、ステージが上がったとコーチ陣も言う。


 直史はあまり好きな言葉ではないが、意識改革の問題なのだ。

 長期的な視野に立つこと。目の前の、あるいは手の中に掴んだ栄光に満足することなく、そこからまだ先を見つめるということ。

 それによって選手は、いや野球選手のみならず、どんな分野の人間であっても、新たなステージに進むことが出来る。

「チームのためか」

 実のところターナーとしては、直史を援護する過程で、真の意味でのチームバッティングを手に入れていったのだが。

「じゃあ少し、揺さぶりをかけてくるか」

 直史は「敵」に対しては容赦はしない。

 もちろんルールと法の範囲内においてであるが。




 決勝の始まるまでの間に、待機している大介。

 当然ながらその傍に、大介に対して投げるジュニアもいた。

 直史は一人、そのコンビに近づいていく。

「よう」

「おう」

 大介は警戒をしていない。

 それはそうだ。ここで何かをしても、自分と直史の間の勝負には、影響などないはずなのだから。

「調子は良さそうだな」

「まあな。でも去年の記録は抜けないな」

 空前絶後の記録なので、それも無理はないのだろうが。


 ただ、直史としてはそんな、冷静な判断力でいられては困るのだ。

 もっと貪欲に、上を目指して欲しい。

 なのでジュニアにも分かるように、分かりやすい英語で話す。

「いや、去年より上を目指すべきだ」

 この上というのが何を指すのかは、ジュニアにも分かるであろう。


 大介とジュニアを、交互に見る。

「ストレートのスピード、そしてミート、スイングスピード、ライナー性の打球。去年の記録を塗り替える可能性は高い」

 直史の言っていることは事実ではあるのだ。

「大介以外のバッターには、それは不可能だろう。君も頑張って協力するんだ」

 そして自分より頭半分近く高いジュニアの、腕をポンポンと叩いて去っていく。

「なんだありゃ?」

 大介は気付かない。自分のこんな記録には無頓着で、プレッシャーに潰されたことなどはないがゆえに。

 だがジュニアは、気付いてしまった。

 大介の記録の達成には、自分の力も必要なのだと。

 単純に投げるコースを暴投してしまえば、そこまでいかなくてもゾーンを外してしまえば、一球ホームランを打つ機会は減る。

 同じ時間の中で競うこのホームランダービーは、滞空時間の短い大介の弾道が、圧倒的に有利だ。

 だから大介が負けるとしたら、自分が足を引っ張ったときだ。


 メジャーリーガーともなれば、精神的にもとてもタフでないとやっていけない。

 だがそんなメジャーリーガーであっても、プレッシャーを感じないわけではないのだ。

 直史のコントロールの良さは、はっきりと分かっているジュニアである。

 それに今年のMLBの話題は、去年の記録を大介が塗り替えるかよりも、直史のピッチングの方が注目されているかのような感じさえある。

 これは去年、東海岸のニューヨークで話題をさらわれた西海岸が、ロスアンゼルスから近いアナハイムの直史に、注目しているからとも言える。

 関東と関西で、話題になる球団が違うのと似ている。


 直史は自分のやっていることを、それほど偉業だとは思っていない。

 だが他人は偉業だと思っていて、それを利用する術は分かっている。

(まあこれでロビンソンが、ワールドシリーズの時に調子を崩してくれたら、遠い布石として作用するか)

 直史は野球自体の魅力に、魅せられた人間ではない。

 だからこそこんな、盤外戦での攻略も思いつく。




 戻ってきた直史に、ターナーは問いかける。

「何を言ってきたんだ?」

「頑張れと言ってきたんだ。二人でレコードを更新しろと」

 直史は本当のことを言ったが、ターナーは不審な顔である。


 アメリカ人がプレッシャーに強いというのは、その幼年教育の過程において、ミスへの制裁がないからだという。

 もちろん例外はあるが、個性を伸ばしていくということに、アメリカの文化はなっている。

 日本の場合は一時的な軍事教育が存在したことが、いまだに教育界では足を引っ張っている。

 なのでミスに対する懲罰的交代があるため、いまだにプレッシャーに弱いのだとか。

 もちろん直史も大介も、そういったプレッシャーとは無縁の人間である。


 これでジュニアの方には重石をつけた。

 卑怯かどうかと言えば、まあ卑怯だろうな、と直史は考える。

 考えながらも自分のしたことは、ただの激励であると理屈をつけてある。

 犯罪にならないための言動や行動。

 訴えられないための言動や行動。

 そういったものを分析するという点では、直史は非常に理屈っぽい。

 なにせ弁護士であるので。


 この牽制に関しても、逆に作用する可能性はある。

 まだ若いジュニアが、プレッシャーをはねのけて成長すれば、明らかにワールドシリーズまでに、さらに強力なピッチャーになっているだろう。

 そういうリスクも考えた上で、直史は仕掛けていったのだ。

「俺を信じて、バットを振ってくれればいい」

 直史はターナーにそう言ったが、言われるまでもなくターナーは、直史のことを完全に信頼しているのであった。

 直史は本人には全くそのつもりはないが、明らかに人心掌握の、人たらしのテクニックを持っていた。



×××



 ※ NL編28話を読むと、違う視点から補完されています。

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