第27話 前半終了

 七月に入るともう、オールスターも迫っている。

 当然ながら直史は、これに出場することも決まっている。

 ア・リーグとナ・リーグから選出されるオールスターは、日本と違って一試合だけ。

 なお近年ではオールスターゲームよりもむしろ、その前日のホームランダービーの方が視聴率は良かったりする。

 ちなみに今年は直史に大介、そして上杉以外にも、織田やアレク、本多といったNPB出身者の出場が多い。

 井口は惜しかった。


 直史がオールスターまでに先発する試合はあと一つ。

 相手はア・リーグ東地区の、タンパベイ・マトンズである。

 少し前には強かったが、現在はまたチーム再建中。

 そこ終えたらオールスターまで、もう投げることはない。

 ただオールスターでは、三イニングほど投げることを期待されるかもしれない。

 ピッチャーが何人も集まるので、せいぜい一イニングにしたいところだが。


 ボストンとの残る二試合は、一勝一敗で終わった。

 幸いにも一試合はリードして最終回を迎えられたのだが、もう一試合は一点リードされた状況で九回を迎えた。

 そしてフラッシュ・ゴードンのテーマと共に、上杉が登場。なぜだ。

 一人のランナーも出さずに、三者三振で終わった。


 このペースでいけば上杉も、年間セーブ記録を更新するかもしれない。

 だがそれは故障明けの上杉にとっては、あまりいいことではないと思うのだ。

 ボストンは故障者が出て、ここからは成績を伸ばすのは難しいはずだ。

 ポストシーズンを狙うなら、そろそろ補強をする限界だ。

 しかしまだフロントは動いていない。


「あん人はそんなにおっかないがか?」

「次元が違うからな」

 直史からしても、上杉というのは本当に別次元の存在なのだ。

 試合に負けて勝負に勝ったと言われた、彼の三年夏の甲子園。

 ルールが少し前のものであったら、勝ったのは春日山だと言われたものだ。

 敵討ちというわけでもないが、翌年春日山の敗北した大阪光陰を倒したのは白富東。

 そしてその白富東を倒して、悲願の初優勝を遂げたのが、上杉の抜けた春日山であった。


 直史が上杉と対決したのは、ほんの数回だ。

 高校時代には公式戦の対決はなく、大学時代も上杉との投げあいはなかった。

 プロに入ってようやく対決したのが、あの12回パーフェクト引き分けという、日本史上最も頭のおかしな試合、と呼ばれる投手戦だ。

 直史は日本時代、レギュラーシーズンで52登板している。

 またプレイオフの試合を入れても、とにかく勝ちまくっている。

 勝ちも、セーブも、ホールドもつかなかったのが、上杉とのあの投げあいだけだ。

 高校時代の大阪光陰との対戦も、真田との投げあいはあった。

 だがあそこまで試合の決着がつかないと思わされたのは、やはり上杉が最初で最後だ。


 オールスターは味方同士である。

 だから競い合うということもない。

 ただ直史と同じく、絶対的な存在として、上杉はあの舞台に立つのだ。

 味方としてはWBCでも共に戦ったが、とにかく上杉はアクシデントでもない限り、負けることなどないピッチャーであった。

「ちゅうても日本時代は、それなりに負けとろうがよ」

「スターズの貧弱援護だとな」

 むしろあの打線で、26勝0敗などしてしまった方がおかしいのだ。




 ボストンから移動し、次はフロリダ州のセントピーターズパーグへ。

 ここでタンパベイ・マトンズと四試合を行うが、その四試合目が直史の前半戦最後の試合だ。

 その後にもボルチモアとの三連戦があるが、そこでは直史は投げない。

 

 マトンズとは二度目の対戦カードだが、前回はアナハイムでのゲームだった。

 しかし今回は、マトンズの本拠地。

 年間で晴天の日が360日もあるというこの都市は、まさに野天スポーツをする上では文句がない。

 また暑いことは暑いのだが、日本のような蒸し暑さはない。


 初戦はマクヘイルの代わりに上がってきたレナードが、六回まで試合を作るピッチングをした。

 打線が機能したことにより、普通に勝てた。

 二試合目はリリーフ継投の日であり、ここはその継投が上手くいかず敗北。

 三試合目はまたピッチャーの強いところ、スターンバックの先発に当たる。

 スターンバックも今年、オールスターに出られるほどの成績なのだが、この試合では立ち上がりから上手くいかない。

 それでもどうにか同点で後続につなぎ、試合には勝利した。


 そして四試合目が直史の先発。

 マトンズベンチは既に、お通夜のような雰囲気である。


 試合をする前から敗北感を与える、絶対的な存在。

 もはや勝つのは当たり前で、どれだけひどい勝ち方をするかが注目される。

 アウェイのスタジアムであるのに、その注目度はホームと同じように高い。

 現在のMLBにおいて、一番歴史的瞬間に立ち会いたいなら、直史の投げる試合を見に行けばいい。

 そんなことさえ言われているが、そろそろマダックスもありがたみがなくなって来たかも知れない。

 年に三回ほどしか達成されない記録だが、ノーヒットノーランよりはまだ達成する者は多い。

 野球の価値観をどれだけ破壊すれば気が済むのだろう。

 そして本人は無自覚である。

 そこまでは言わないにしても、自覚が薄い。

 

 マトンズは前回のカードでは、直史の先発ローテと当たらなかった。

 その幸いを、逆説的ではあるがこの試合で理解することになった。

 初回のアナハイムの攻撃では、先取点を取ることが出来ず、マトンズの裏の攻撃。

 ツーアウトまではあっさりと内野ゴロを打たされたが、三番の打球は勢いがあって内野を抜く。

 いきなりパーフェクトもノーヒットノーランも、その可能性がなくなってしまったのだ。

 こんな場合パワーピッチャーであれば、奪三振に期待をシフトするかもしれない。

 だが直史はパワーピッチャーではない。


 この出塁したランナーも、一球目は普通にピッチングを行ったのだが、二球目を投げる前に牽制球を投げた。

 ベースから距離を取ろうとしていたランナーの体勢を、完全に読みきった送球。

 一塁タッチアウトで、余計なボールは一球しか投げずに済んだ。

「早打ちしてきちょるが」

「まあ待球策でストレスをためるよりはいいんだろ。こっちもありがたい」

 一回の裏は七球しか投げていなかった。




 先制したのはアナハイム。

 下位打線が出塁したところで上位打線に戻り、そこから連打で一点を取った。

 そしてその間直史は、奪三振は一つのみで、とりあえず相手のバッター一巡を終わらせた。

 続いてアナハイムは追加点のソロホームランが出て、直史は投げられるボールの種類が増えてくる。


 マトンズは変わらず、基本的に早いカウントからでも、しっかりとフルスイングをしてくる。

 これに対して直史は、遅い球と沈む球を中心に配球する。

 ただし決め球にはストレートを使って、内野フライか三振にしとめることも少なくない。

 決め球はストレートと絞ってフルスイングしてきたが、完全に高めのクソボールで、結局三振ということもあった。

 

 このあたりはコントロールではなく、相手の思考を予測した投球術である。

 相手の裏を書く洞察力では、坂本はとても秀でている。

 ただおちょくるような配球もするので、空振り三振したバッターなどが、よくバットを叩き折っているが。もったいない。


 追加点を取ってもらうと、より直史のピッチングは自由になる。

 人間の脳というのはどうしても錯覚する。

 よりピッチングのコンビネーションの幅が広いと、それだけ処理が追いつかなくなる。

 試合が進めば進むほど、投げられるボールは増えていく。

 そして球種などに慣れてもらう前に、試合は終わる。


 ピッチングの配球は、状況によって変化する。

 それは点差、イニング、ランナーの有無、バッターの傾向などなど。

 また心理的な要素も含めて考える。

 この一人のバッターに対して分析して投げるというのは、統計でやる野球とは全く性質が異なる。

 相手の裏を書くというのは、統計をどう裏切るか、というものでもあるのだ。

 これは一番分かりやすいのが高めのストレートだ。

 長打になりやすいストレートは、高めに抜けたストレート。

 なので好打者はこれに手を出してくる。

 だがあえて高めに、しかもゾーンから外して、最初から意図を持ってそこに投げ込めば。

 それはバッターから空振りを奪えるボールになるのだ。

 

 こうやってバッターを翻弄しながらでも、たまにはバットにボールが当たり、それもちゃんとフェアグラウンドに飛ぶことがある。

 そしてその勢いが殺しきれず、内野の間を抜いてしまったり、頭の上を越えてしまえば、それはヒットになる。

 また時には強烈な打球で、グラブを弾くこともあるだろう。

 このあたりからはまさに、問題は統計になるのだ。


 その中で直史は、自分の周りのボールはしっかりと処理するために、ノックを集中して受けている。

 実際にピッチャー返しをされて、自分で処理しなければ、センターまで抜けていただろうという打球は、これまでにも多くあったのだ。

 このあたり、昔から全然打たれなかったため、守備を軽視していた上杉は、さすがに直史には及ばない。

 打たせて取るためには、ピッチャーの守備力も相当に必要なのだ。

 その守備にかける時間や労力を、より奪三振を奪う方にかけるかどうか。

 それはそのピッチャーの考え方次第であるが、必要最低限のフィールディングは必要だと、直史は思っている。




 試合の終盤になってくると、明らかに相手のスイングが小さなものとなり、ミートを重視してくるのが分かった。

 フルスイングこそ直史が恐れるもので、単打など二度以上も続かなければ、まず得点に結びつくことはない。

 この間のように、エラーが二度も続くことは、極めて低い可能性なのだ。

 ただそんな小さなスイングからでも、外野に届くほどのパワーがあるのだMLBだ。

 外野の頭を越えることは、さすがに難しいらしいが。


 直史からしても、これは内野強襲のヒットではないか、と思うエラーが二つ出た。

 そのあたりはスコアラーによるのだが、MLBはそのあたりピッチャーに判定が寄っているらしい。

 確かにノーヒットノーランなどをしているなら、エラーにしておいた方が色々と都合がいいだろう。

 ただどうせヒットは記録されているのに、エラー扱いになるのはなんなのか。

 謎の忖度が働いているような気がする。

 主審のストライク判定も、どんどんと甘くなっているし。


 ただストライク判定が甘くなるのは、直史のあまりのフォアボールの少なさから、誤審のボール判定に対して、凄まじい批判が巻き起こるからだ。

 いくら仕事で公正に、などと思っていても、それで学校で自分の子供が嫌味などを言われたら、審判だって人間だもの。

 それに実際に、後から確認すればストライクであることがほとんどなのだ。

 そんなわけで疑わしきはストライク。

 本人が策謀を巡らしたわけではないが、直史は完全に審判を味方にしていた。

 やはり審判はコンピューター判定にするべきなのかもしれない。


 そんなピッチングをしていて、結局は九回に球数は100球に達する。

 惜しくもマダックスは達成ならずだが、それでもぎりぎりまで観客はその可能性を楽しむことが出来た。

 本人としては省エネピッチングを心がけているだけだが、それでお客さんが喜ぶならWIN-WINの関係だ。

 損をするのは対戦するバッターだけである。


 しかし気温の高いフロリダでプレイすることで、直史は懸念材料を見つけた。

 普通に投げるだけなら、バッターボックスに入ることもないDH制のあるMLBでは、消耗が少なくて済む。

 ただそれでもピッチャー前へのバントをしたり、それでなくてもバントの姿勢を見せることは、ピッチャーの足腰に地味に負荷をかける。

 直史の場合はあまり筋力がないのを、全身を上手く連動させて球威を補っているので、足腰にもそれなりに負担がかかっている。

 筋肉を増やすべきか、とは考えるがそれは、シーズン中にやることではない。

 あるいはマイナーに落ちて二ヶ月ほどもかけるなら、やってもいいトレーニングだろうが。


(マウンドも硬いから、案外ダメージがくるんだよな)

 そのあたりは日本のマウンドとは違う。

 一試合や二試合はともかく、ローテで延々と投げていると、肩肘ではないところが疲れてくる。

 それでもストレッチや柔軟をしっかりしておくと、体の柔らかさでその負荷を分散出来るのだが。


 オールスターが終われば後半戦。

 直史は記録を作るためにでもないが、完全にエースとして中四日の間隔の登板もある。

 この試合が終われば17勝目となり、怪我でもしないなら、30勝が見えてくる。

 ただNPBでも中四日を試してはみたが、感覚的にMLBの中五日の方が身体にかかる負担は大きい。

 ポストシーズンで息切れしないために、スタミナ配分は必要だろう。

 こんなことを思っている直史であるが、あの灼熱の甲子園で15回をパーフェクトに投げ、そして次の日も完封したことを知れば、誰もが直史にはスタミナは充分にあると思うだろう。

 NPBでの中四日登板で結果を出したことも、それを示している。


 違うのだ。

 直史は間違いなく、時分の実感として、大介や武史ほどの、体力お化けではないと思っている。

 野球での体力というのが、どういったものなのか計測し切れていないので、色々と誤解を招くのだろうが。

 甲子園で直史は、連投したことはほとんどない。

 それまでに充分に休んでいれば、それはもう一試合ぐらいは体力がありそうなピッチングも出来るだろう。

 ただこの弱点は、誰にも知られるわけにはいかない。

 もちろんいつトレードで敵に回るか分からない坂本にもだ。

 そして崇拝してくるオリバーに対してもだ。

 大介になら明かしても、絶対に他には漏らさない確信があるが。

 いや、それでもチームのためなら、直史の攻略法を口にするのだろうか。


 とにかくマトンズとの対戦も、直史は完封勝利した。

 九回を30人のヒット二本とエラー二つ。103球での13奪三振。

 ダブルプレイで対戦打者を減らせなかったのが、マダックスに届かなかった理由だ。

 外野の頭を越える打球は一つもなかったのに、直史は今日は強い当たりを打たれることが多かった、とコメントした。

 それは別に皮肉でもなんでもなく、ただの実感であったのだ。

 これでオールスターを前に、87試合目で17勝目。

 30勝を記録してもおかしくない。




 今年のオールスターはサンディエゴで行われる。

 アナハイムからはそこそこ近い距離にある。

 瑞希は取材をしたかったが、お腹に子供がいることもあり、また真琴の世話のことも考え、テレビで観戦することとなる。

 もっともMLBはとにかく多くの選手がオールスターにも出場するので、基本的にピッチャーも一イニングだけしか投げないのだ。

 

 昔ほどの人気はもうないとは言っても、それでも観客はほぼ満員になるのがオールスター。

 特にサンディエゴであると、カリフォルニアの大人口が期待されるため、それなりのお祭り騒ぎになる。

 一流選手のみが集まるオールスターであるが、直史としては理由さえあるなら、休みたかったのが正直なところだ。

 両リーグから合わせて66人の選手が選出されるわけだが、アナハイムから選ばれているのは、他にスターンバックとターナー。

 直史の活躍ばかりが目立つアナハイムであるが、最後のボルチモアとの対戦を終えて、65勝24敗。

 ア・リーグのチームの中では圧倒的な勝率を誇っている。

 ナ・リーグのトップはメトロズの60勝28敗。

 アナハイムが両リーグを通してもトップの勝率である。


 アナハイムがこれだけ強い理由は、投手力にあると言えるだろう。

 メトロズも弱いわけではないのだが、スターンバックとヴィエラがエースクラスの活躍をしていて、メトロズと違ってローテの離脱者がいない。

 そして何よりチームが連敗しそうになっても、絶対に直史が試合に勝ってくれる。

 一点でも取れば、直史が勝ってくれる。

 実際にアナハイムは今季、一点しか取っていない試合が四つあるが、そのうちの二つで直史が投げて勝ってしまっている。

 他の二試合は負けている。

 なお無得点で負けた試合というのはない。


 得点力ならメトロズは、今季最少得点の試合でも、三点を取っている。

 これほど打撃力か投手力かで、はっきりと分かる特色も少ないだろう。

 最強の盾と、最強の矛の論争だ。

 まだまだシーズンは残っており、主力に怪我人の出る可能性はあるが、チームの特色としてははっきりしている。

 ただアナハイムの得点力も、メトロズの投手力も、平均よりはずっと上である。

 しかし最強のピッチャーは毎試合出られるわけではないのに対し、最強のバッターは毎試合出られる。

 それなのにここまでチーム全体に、特色が表れるのはなぜなのか。


 高校野球ではないのだ。

 それなのにエースの影響力が強すぎるのではないか。

 もちろん直史が完投することで、リリーフ陣全体から、負担を減らしているというのはある。

 完投勝利しているのは直史だけであるが、スターンバックとヴィエラは、それぞれ七回と六回を投げて、その後をリリーフ陣まで完封リレーの試合が六試合ある。

 メトロズはなんとここまで、無失点で勝った試合が一試合しかない。


 ポストシーズンは、エースピッチャーの価値が上がる。

 その観点から言って、しかもそれなりの得点力があることを考えれば、アナハイムは圧倒的に有利になってもおかしくはない。

 それでもメトロズのみならず、アナハイムもまだピッチャーを補強したがっているのだが。

 ただアナハイムは、直史が教えたマクヘイルがマイナーで、リリーフとして無双していたりする。

 これがまたメジャーに戻ってくるので、それを計算に入れて、どうピッチャーを補強するかが問題となってくる。


 直史との契約は三年。

 また主力の中にも、この二年で契約の切れる選手がいる。

 元々バッティングは良かったが、今季途中から特に打つようになったターナーも、あと二年でFAになる。

 逆に言えばそれまでは、ターナーは安く使えるということになるのだが。

 なお投手陣の成績が充分すぎるため、オーナーのモートンは野手の補強にやたらと言及している。

 ブルーノはもっと冷静に数字を見て、ピッチャーがこれでも足りていないことにちゃんと気付いているのだが。

 ただ確かに打者は一人欲しいかなとも思っている。

 現在のアナハイムのDHは、六番を打っていてDHの割りに、そこまで突出した打撃力を持っているわけではないのだ。


 補強は慎重に行わないといけない。

 直史がいる三年間は、コンテンダーとして優勝を狙っていけるのだ。

 その後に直史を放出して、完全にチームを一度解体するというなら、話はまた別なのだが。

 当然ながらモートンもブルーノも、直史の三年で引退ということは、知らされていない。

 知らせていないセイバーが、果たして何を考えているのか。

 MLBの巨大なマネーゲームの中で生きる二人も、それをまだ知らないのであった。



  第一章 了

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