第2話
次の日、朝ご飯を喫茶店でSと共にとりました。もう少し居てもよかったけど今日は高校からの友達とプールに行く約束をしている日でしたので喫茶店で別れてそのまま駅を目指しました。Sには友達と遊ぶと言いました。Sは昨日偶然休みだっただけで今日は仕事らしく、僕のことを最寄り駅まで送りたいが遅刻するので送れないと言われました。そこまで遠くないので僕はまた歩くことにしました。プールは一年ぶりなので楽しみです。歩いてる過程で汗をかいてもどうせ流せるので水遊びは最高です。15分ほど歩いて駅につきました。夏休みの光景になってきました。本来学校にいるはずの小学生や中学生くらいの歳の子たちが子供同士で、あるいは親とお出かけしています。僕はあまり外で遊ぶタイプではありませんでした。夏に体を動かすのは汗をかくし、体がすごく熱くなるのであまりいいことではないと思っていたからです。けれど大学生になってから彼らのような年齢の子たちが楽しそうに遊んでるのを見ると少し惜しいことをしたような気がします。まるでそれを取り戻すためのように、今年の夏はたくさん遊ぼうと思いました。そんなことを考えているうちに少し大きめの目的の駅につきました。冷房が効いていて心地いいですが、駅から出たあとはより暑苦しくなることを想像すると素直に喜べません。駅の待ち合わせ場所に向かうとすぐに友人と合流することができました。この友人をRとしましょう。彼とは高校時代からの付き合いで、大学生になってからも時々遊んでいます。運動大好きという感じでこんがり焼けていて、見える歯の白さが余計に際立ちます。友人である僕から見てもイケメンなのですが、なぜかあまりモテません。談笑しながらプールに行ける直行バス乗り場に向かいます。バスに乗りました。Rと乗るとなんだか高校時代の遠足のようでした。バスはまだあまり混んでいませんでした。平日で子連れ家族とカップルがちらほらいる程度でした。そんなことを考えているといきなりキスをされました。Rは水筒に麦茶を入れて持ち歩くエコな人間なので口の中に麦茶の風味が広がりました。麦茶の香りもほのかにしました。その状況で高校時代のことを思い出しました。Rと僕は別の部活でしたがたまに、前日のうちに連絡を取り合ってこっそり誰もいない教室で落ち合いこっそりセックスをしていたことです。あの時も麦茶味と麦茶のほのかの香りがしていたのをはっきり覚えています。バスの通路を挟んで隣に座る人がいなかったのでプールに着くまでの時間は久々のRとの軽いセックスの時間になりました。僕はこういう公共の場でこっそりというのは少し落ち着かない人間で、高校の頃もそうでしたが、Rはそんな僕を見ていたずらげな表情で僕に愛撫してきます。流石に付き合いが長いだけあって僕の好きなポイントを触ってきます。ふとSにキスマとかつけられてないよなとか心配になりましたが、窓に映るぼくには多分ついていませんでした。流石にバスでは射精まではできなかったので、プールについてまずはトイレに向かい、個室に二人で入り射精を二人ともしました。そのまま裸になり、水着を履きました。少しベトベトしていたけどまぁ、プールに入れば流れるだろうと思いました。その後はヘトヘトになるまで二人して遊んでいました。Rはところどころで僕を軽く愛撫して、僕の反応を楽しんでいました。昼ご飯を食べて、まだ遊んでいます。夜になる頃には僕の体力は完全に底をつくことをこの時点である程度想定することは容易でした。ましては運動バカのRと遊ぶということはそういうことなのです。
食中植物系大学生 @11Ii11
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