今年のお題が一番キツかった……
というわけで、振り返って参りましょう、KAC2024!!
今年は一作目で歴史もののお話を思いついてしまったせいで、全作歴史ものチャレンジを決行する運びとなりました、どうもlagerです。
絶対に「8」に因んだお題が出ると思ったので、新選組八番隊組長・藤堂平助の話で1万字チャレンジをクリアするつもりだったのですが、見事に肩透かしを食らいました。なんだよ、最後のお題「メガネ」って。こちとら4回目で既にがっつりメガネの話書いとんじゃい。
あと、「はなさないで」とか「トリあえず」とかダブルミーニングを狙わせようとするお題が地味に鼻につきます。いや、そういうのこっちが考えることだから。お題で「ほら、仮名使いで遊びを作ってやったぞ」みたいにされると逆に萎えるから。少なくとも私は。
まあ私の愚痴はさておき、今年も気になった作品のピックアップ紹介をしていこうと思います。
まずは第一回『〇〇には3分以内にやらなければならないことがあった』
『黒髪心中』 いいの すけこ さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093072849658573
シンプルに癖に刺さりました。
いいですね。こういう暗い情念を静かに書いた作品、好きです。
第二回『住宅の内見』
『ねずみのひっこし』etc さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093073120115816
これは可愛い。
『14ひきのねずみ』シリーズを思い出しました。
悪いネコもいれば良いネコもいる。みんな仲良くすればいいじゃない。
第三回『箱』
『箱』 もとさん
https://kakuyomu.jp/works/16818093073322289451
奇策。私もこういう作品をズバっと書いてフィン感に応募したい。ジェラシーを感じる。
第四回『ささくれ』
『絡めとられて、ささくれて』 石衣くもん さんhttps://kakuyomu.jp/works/16818093073532556612
余人には理解し得ない、二人の女の歪な関係。
私もこういう作品をドロッと書いて(ry
第五回『はなさないで』
『例えこの先、死がふたりを分かつとしても』 ほしのしずく さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093073676764889
素敵な夫婦愛のお話。年を重ねれば重ねるほどこの手の話に弱くなっていく自分を感じる。
第六回『トリあえず』
『とりあえずだよ人生は』 青樹空良 さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093073991192396
きっかけはなんだってよくて、結ばれたその縁をどうするかは自分次第というお話。
ダウナー気味なテンションから最後にほっこりさせる構成がお見事。
第七回『色』
『とうめいなかいじゅう』 秋待諷月 さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093074125150222
こちらはまんま絵本にできそうな作品。ていうか絵本にして。甥っ子にプレゼントするから。誰か描いて。
第八回『めがね』
『探検家ロカテリアと大蛇』 竹部 月子 さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093074409012045
ロカテリア、良すぎる。
可愛くてカッコよくて強い。私の理想のヒロイン像がここにある。
来年は私もまたがっつり続き物に挑戦しようかと思わせてくれました。
はい。以上、今年のオススメ作品ピックアップでした。
竹神チエさんの『ケチャップ名探偵の事件簿』シリーズとか、平遊さんの『お嬢様』シリーズも可愛くて好きでした。
自分の振り返りとしては、歴史ものチャレンジ自体はそんなに難易度高くないなぁ、という感じでした。だって登場人物のキャラ造形とエピソードはwikiに載ってるし(笑)。
ただ、全作それで通そうとすると、どうしても構成が似たような作品だったりオチが同じような感じになっちゃったりと、ちょっと面白味に欠けるなぁとも感じたので、これは要勉強。
自分のお気に入りは第三回のハータム・カーリーと第六回の勧酒です。一回目の作品は、無理に800字チャレンジをクリアしようとしなければもうちょっと良い作品書けたかな、と後悔してます。書きませんけど。
ということで、今年も参加者の皆様、大変お疲れさまでした。また来年遊びましょう。
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