KACお疲れさまでした~①

 はい。

 というわけで、年々よく分からないことになっていくでお馴染み、カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ。今年も一か月走り切りました。

 KACがなんの略だったのか、今初めて調べて知りました、どうもlagerです。


 もう参加要項の一つであるタグがね。KAC202211ってなんのパスワードやねんって思いますよね。

 さて、今年のトピックスといえば……。


 1.ウィークリー賞の設定。

 2.例年1200字だった参加資格下限文字数が600字に引き下げ。

 3.お題をユーザーから募集。

 4.過去最多11回のお題。


 こんなとこですかね。

 参加人数の増加を狙った施策なのかな。どうでもいいですけど。

 一昨年はファンタジー世界での連作、昨年はそれぞれ完全に独立したお話とバラバラの作風で、という縛りで参加した私ですが、今回は全作600字ぴったり縛りでチャレンジしてみました。


 正直言って今までで一番楽でした(笑)

 何の苦労もございませんでした。

 みなさん「こんなお題で書けるわけねーだろ」と頭を抱えているのを、一人ふんぞり返って眺めておりました。ふぁっふぁっふぁ。


 ただ、縛りというか自分ルールとして、全部きちんとした小説で書くという風に決めていたんですけど、やっぱり何作かは完成度が落ちちゃいましたね。実際、11作全部、2000字に書き直そうと思えばできるんですよ。物語としてのボリュームは全部そのくらいあるんです。

 それを600字に凝縮したというか、600字というフォーマットで表現した結果、「推し活」と「第六感」あたりはまあまあ上手く収まったと思うんですけど、「私だけのヒーロー」と「真夜中」なんかは大事な部分がちょっとはみ出しちゃったんですよね。

 これは物語の選択ミスかな、と思います。まあ終わったことなんで、もういいんですけど。来年あたりは参加するならまた連作にしてみようかなーと思ってます。



 はい!

 それではここからは、各お題の個人的好きな作品紹介のコーナーです。


 まずは第一回、「二刀流」

 これは断トツ。思わず本文レビュー書いちゃいました。


 陽澄すずめさん『ワーキングママの時短テク』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861233377906


 こういう下らない作品は大好物です。センスがね、私好みでしたね。笑わかされました。



 続いて第二回、「推し活」

 これはねえ。ヤバかったですねえ。


 成井露丸さん『推し活オナニー彼氏と、私の可愛い友達』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861318924060


 きぃ~みはだれとキ~スをす~る~♪



 はい。続きまして第三回、「第六感」


 これさあ。運営さん、去年と被ったお題はやめましょうよ(苦笑

 そんな中で私がビビらされたのがコチラ。


 南雲皐さん『ベッドの下の男』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861446848735


 この情念よ。怖い怖い怖い。



 そして昨年に引き続きジャンル指定の第四回、「お笑い/コメディ」


 みなさん面白エピソードで投稿してる方とお笑いテーマで投稿してる方で別れましたよね。私の注目作はコチラ。


 吉岡梅さん『姉に好かれすぎてる僕が好きな先輩が好きなのは姉』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861504326181


 ……なんかトライアングラーな話ばっか選んでない?

 でもやっぱりコントを作品化したのよりは、小説作品のほうが好きだから……。



 そしてそして問題の第五回、「88歳」


 田原総一朗とか興味ねえええええええ。

 一昨年の「四年に一度」とか、昨年の「21回目」とか、数字が入ったお題って、その数字にきちんと意味を持たせた作品って結構少ないんですよね。今回のも、ただの「お年寄り」になってる作品が多かったです。別にそれが悪いってことはないですけど、やっぱりピックアップするならお題にきちんと向き合った作品にしたいと思います。


 蜜柑桜さん『齢八十八歳、指揮者に無いもの』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927861598959241


 色々とね。今はセンシティブな話題ですが、考えさせられる作品でした。



 第六回以降は、次回!!


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