その後の話
“永遠の命”
「精霊から力を与えられる、ハイエルフがそうだって聞く。後は呪い?」
「そうだな、その場合だいたいアンデットになってるな。」
私はジョブ、暗殺者(アサシン)であり目の前の男を依頼で襲いにいった。
今、食事をご馳走になっている。
夜から昼まで空いている、お酒と食事を飲ませる店だ。店の中は酒好きが集まり、食事も出ていて賑やかだ。とても夜中を過ぎているとは思えないほど。
アーサー様から、尋問という名の食事をご馳走になっている。分厚い肉、薄い酒は私には贅沢な食事だ。
子供へ食事を与える親のような視線が気になるけど、お腹いっぱい食べた。状況は以前として良くないのだけど、悪い事にはしないからと言ってもらっている。
もうどうにでもなれ!とも思う。なので、伝説の人に突撃!はしたから質問した。ー不死身の男、おいくつですか?
「300歳だな」
「300歳のお肌!」
「そこか」
そう話す男の、頭髪も気になってしまった。
男が300歳だと聞いても、そうなのかとすんなり受け入れられる。
名声と伝説が、歩いている。
その足跡を追えるも者が少ないというだけで、伝説は生きているのだ。
「伝説の男に、カンパーイ!」
店の知らない人と乾杯し合う。そして見事に酔っ払った。
共に歩く者ができるとは、男も夢想であると本気にはしていなかった。
保護者のように、まだ子供なお嬢ちゃんに食事を勧めたのは庇護欲であったけど。
どう変化するかはわからない。
まだ成長するお嬢さんが行動に移すのは、すぐかもしれない。
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