[ラフ版]超有名冒険者の元へ、暗殺に行ってしまった私。

BBやっこ

ラフ版ストーリー

暗殺といってもジョブの関係

密偵になるべく



所属しながらクエストをこなしていた。


初心者と言われる頃から3年は経ち、単独のクエストのしっかりこなせる。

それは突然に変わってほしいと来た依頼だった。


『暗殺って言っても、寝ているところにコレを突きつけて

びっくりさせるっていう任務よ。』


『どんな意味があるですか?』


何かの交渉か。ただ隙があると事実を突きつけたいのか。

殺伐とした何かに巻き込まれないようにしていたけど、その依頼を受けた。


ジョブに暗殺者(アサシン)とでていても、クエストとして受けるつもりはない。慎重に、着実に上に行く。


“冒険者に憧れて”と言うと夢見る子供だと言われるけど。

人を助けられる、胸を張れる私でいたい。


家族とも縁が薄かったし、育った街の役に立っていれば良いな。


私は今回のクエストに備えた。そして夜。



標的は、体格の良い男だ。

反射で掴まれないよう距離をとった。相手は…


暗がりで視認した、有名な顔。

「不死の男、アーサー・ブレナン」

「おや、暗殺に来た子にまでおぼえられているとはね。」


この状況で余裕たっぷりだ。

刃を持った私が上、まだ寝床から出ていない涼しい顔をした男。


これは、“ドラゴン依頼”。

“危険なことにしかならない”クエストだったのか!


ここで斬り捨てられても悪いのは私だし、突き出されれば…奴隷落ち、確実。


『かの英雄に暗殺を仕掛けた(暗殺アサシン・ジョブ)女』


もう、冒険者としても居られないだろう。


相当重大な局面と理解した。全面降伏、現状の把握に切り替える。


武器を前に置き、正座。

怒られる時のスタイルで、正直に質問に答えた。


「クエストを受けてきました。」

「内容は?」


「あなたへの脅し」


少し考えていた様子だったけど、男はかの有名冒険者アーサー・ブレナンは呟いた。


「体ではらってもらう?」

「え、」



アサシンが床上手なんて伝説です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る