幼少期

幼い頃の私は、人よりできることが少なかった。



階段を登れるようになるまで時間がかかったし、走るのは苦手だった。

滑り台や椅子から降りる事さえ怖がった。

そんな人とは違う私を母親は何とか"皆”と同じになれるように厳しく当たった。


何も悲しくはなかった。ただ、少し叩かれるだけ。少し怒鳴られるだけ。





それでも変わることは無かった。幼稚園に入っても人よりできなくて、怖がりのまま。



人生で初めての集団生活。


そこで抱いた違和感。




このまま私は小学校に上がった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る