お笑い的な台本。
環
お笑い的な台本。
二人「どうも」
ボケ「はい。そういうワケで早速ですが、最近人生に疲れてませんか?」
ツッコミ「いきなり重いテーマやな…」
ボケ「ボクはめっちゃ疲れてるっ!!」
ツッコミ「じゃあ、休め」
ボケ「うん…」
ツッコミ「では、ありがとうございました。って、何でそれで終われると思った?」
ボケ「自宅警備員ですからっ」
ツッコミ「ニート。ちょっと待て」
ボケ「何なんですかっ」
ツッコミ「今、漫才やっとんねん」
ボケ「そうですねぇ」
ツッコミ「わかってたら、ちゃんとやれ」
ボケ「ボクはいつでもちゃんとやってますけど?」
ツッコミ「何を?」
ボケ「朝、起きる。夜、寝る」
ツッコミ「うん。ちゃんとやってるな」
ボケ「やろ?」
ツッコミ「普通のことをこんなにも得意げな顔をして言う親の顔が見てみたい…」
ボケ「お母さんっ(客席に手を振る)」
ツッコミ「来てるんかい」
ボケ「はい。ボクのお母さん」
ツッコミ「どうも。初めまして。(自己紹介する)」
二人「って、何コレ?!」
ツッコミ「お前が言うな」
ボケ「だって、言いそうやったから」
ツッコミ「じゃあ、話戻すけど、最近人生に疲れてませんか?」
ボケ「疲れてる。外歩けばマスクで息切れ。いつ感染するかもわからん恐怖との闘い。だから、ボクはステイホーム」
ツッコミ「ただ、家におるだけやろ」
ボケ「いや、家におるだけちゃうよ」
ツッコミ「例えば?」
ボケ「家事をする」
ツッコミ「洗濯とか掃除とかの家事…?」
ボケ「他に何があるの?」
ツッコミ「むしゃくしゃして家を燃やす放火の方じゃなくて?」
ボケ「お前、そんなことするんか?」
ツッコミ「お前がやりそうなこと言うただけ。俺はやらんわ」
ボケ「ボク、そんなことしません。ただ、むしゃくしゃしてハンバーグをまな板にぶつけてたことは認める」
ツッコミ「そうか。最近、ニートと言うよりも…」
二人「主夫」
ツッコミ「どうした?起きてるときはゲームしかしてへんお前が…。何があった?」
ボケ「飽きてん」
ツッコミ「ゲームに?」
ボケ「うん。操作はどれもあまり変わらんから飽きてん」
ツッコミ「(すごく頷く)」
ボケ「(小声で)本当やで」
ツッコミ「(嘲笑いながら)どうぞ。続けて」
ボケ「だから、日常生活をもっと豊かにする
ツッコミ「家事を始めたと?」
ボケ「そうそう」
ツッコミ「他に何かあったんやろ?」
ボケ「何もないで」
ツッコミ「ないことないやろ」
ボケ「ただ、コレをやることによりポイントが溜まるから…」
ツッコミ「全然、飽きてへんやん」
二人「ありがとうございました」
お笑い的な台本。 環 @tamaki_1130_2020
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます