第8話 第一章 雪兎と魔人の娘 3

 一週間ほどかけて魔王国ヴェルナの首都ヴェルナパレスに到着した。

魔王城に到着しアリスと共に部屋に案内される。

高級な調度品とベッドがあり落ち着いた雰囲気の良い部屋だった。

アリスはちょっと出かけてくるといって部屋を出ていった。

その隙にステータスボードを開き各種能力やスキルの詳細を確認する。


名前 リョウ

種族 魔獣 兎族 一角雪兎(寒冷地仕様)

職業 選択されていません。

レベル 1

職業レベル  職業が選択されていません。

スキルポイント  10

HP  100

MP  100

攻撃力 20

防御力 10

魔力   5

命中  30

防御   5

回避  30

角:サイコミュモード テレパシーの送受信及び、感覚の共有が可能。

           角での突き攻撃も可。オールレンジ攻撃不可   


特殊スキル

ステータスボード  ステータスボードを呼び出せる。職業及び角の性能変更や能力

          値やスキルの割振りや確認ができるようになる


ニュータイプ1   命中と回避と索敵スキルにレベルに応じた補正が入る。

          レベルが上がると別のスキルが手に入る


コーディネイター1 攻撃力、命中、回避にレベルに応じた補正が入る。

          レベルが上がると別のスキルが手に入る。


ALICE     ピンチに陥った時、魔人アリスの力を一時的にを借り受けるこ

          とができる。ただしその力のコントロールは不可。


言語完全理解    あらゆる言葉を理解し読み書き会話をする事ができる。


テレパシー     テレパシーを使ってあらゆる種族のとの意思疎通をすることが 

          できる。           


鑑定3       あらゆるものを鑑定することができるがレベル差や能力差によ 

          って鑑定できる項目が制限される場合がある


称号


神殺し       知らず知らずのうちに神様殺しちゃったヤバイ兎さん


暗殺兎       索敵、隠密、暗殺のスキルレベルに大幅な補正が入る。          

          暗殺ダメージにも大幅な補正が入る。


異世界渡りの兎   異世界から来た兎。イシュミールの創造神が唯一作っていない

          存在。

      

少女を救いし兎   魔人アリスの命の恩人。アリスからの信頼補正極大。


スキル       


寒冷地仕様     毛が長く細いため温かく蒸れにくい。寒さ耐性とモフモフ度が

          通常の魔兎に比べ大幅にアップしている。雪に埋もれる事でカ

          モフラージュされ、敵から索敵されにくい。


索敵5      気配感知、魔力感知、体温感知、音や匂いから敵の位置が分かる 

         スキル。索敵範囲はスキルレベル依存。


角攻撃1      頭に生えている角で24時間に一度、防御力無視の突き攻撃が

          できる。

隠密 5      気配消失、音無、カモフラージュ等非常に見つかり難くなる


暗殺 8      不意打ち攻撃が防御力を無効化する。攻撃力に大幅な補正

          がかかる。

          


ステータスボードをみながら

「寒冷地仕様があるなら砂漠仕様もあるのか?。砂漠の兎デザートラビットてなんだか地獄へ落ちても忘れられない名前になるのかな?。」


角の項目を見ると角は材質を取り込むことで特殊な角になると補足説明があった。

サイコミュモードの変更はまだできないらしい。他にどんなモードがあるのか知るのが怖いな。


「職業は何があるのかな?。」職業の所をタップすると斥候が選択できるっぽい。

斥候を選びOKの表示をタップした。


「職業:斥候を選択しました。斥候のレベルが1になりました。索敵レベルが1上がり、脱兎スキル1を取得します。」ステータスボードに表示された。


職業欄には斥候1/10、スキル欄には索敵6、脱兎1となっていた。


スキルポイントを割り振ることにした。スキルポイントの割り振りは次のレベル分のポイントを消費することで上げられる。1→2なら2ポイントという感じだ


NTとコーディネイターのレベルをそれぞれ3にしてポイントは0になった。

「先読みスキル1」スキルを取得しました。

「マルチロックオン1」スキルを取得しました。

と頭の中で声が聞こえた。


その時、アリスが戻って来た。


「リョウ、メイザル様が謁見の間に来てって。」


「はーい。今、行く」アリスの方に駆け寄るとアリスは両手で僕を持ち上げて抱っこする。


するとドアをノックする音が聞こえた


「どうぞ。」


「謁見の間の準備が整いました。先導しますのでついてきてください。」猫耳美女メイドがドアを開けて言った。


「猫耳メイド、キタワァ。痛っ」僕のテンションが高くなるがアリスの僕を持つ手が何故か強くなった。聞こえてないはずなのに・・・。


「はい、よろしくお願いします。」にこやかに笑ってアリスは僕を抱っこしたまま猫耳メイドさんの後ろをついて謁見の間に向かったのであった。





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