第19話 妹の気持ち その2
「……いきなりどうした。虹心!」
「普段の虹心じゃないぞ!!」
俺は声を荒げながら虹心に言うが、虹心は落ち着いた口調で言う。
「いきなりどうしたじゃ無いよ。兄ちゃん…」
「私は、兄ちゃんを誘惑しているんだよ!!」
虹心は少し俺を睨み付ける。
「ゆっ…誘惑!!」
「おい、おい。ちょっと待って…!///」
(何で、険悪な妹と、一気にピンク場面に突入しているのだ!?)
(冗談過ぎるだろ!!)
(虹心の奴が何処まで本気かは知らないが、近親相姦だけは洒落に成らない!!)
(けど……俺の生殖器が虹心の下着姿で興奮してきた!! 虹心は妹なのに!?)
「あっ……今、気付いたけどさ…。兄ちゃんの真ん中膨らんでいるよね❤」
虹心は嬉しそうな表情と口調で言い始めると……
「あっ、こら、虹心止めろ!!」
『カチャ、カチャ、―――』
虹心は下着姿で俺に近付いて、それに対しての抵抗を殆どしなかったため、直ぐにズボンが下ろされてしまう。
俺も下半身だけは下着姿だ//////
『えっ……何で、声しか出さないで、力尽くで抵抗しないの…』
どっ、どうしてだろうね……///(汗)
「…兄ちゃんの久しぶりに見たけど、立派なテント張っているね~~~!」
「まだ私が小学生の時に、一緒のお風呂に入っていた時は、そうでも無かったのに~♪」
「これは……大好きな小鞠ちゃんの前でも、兄ちゃんの“ぞうさん”は『ぱおーん!!』していたかな~~?」
虹心は“にやつきながら”、俺の生殖器に触れようとしてくる!
流石にこれ以上は不味い!!
俺は急いで、両手で俺の生殖器を保護する。
これ以上されたら、俺が本当に妹に手を出してしまう!!
「あっ、兄ちゃんが隠した。ずるい~~~」
「兄妹だから良いじゃん~~!」
虹心は俺を
豹変した妹に、俺はどうすれば良いのだ!!
小鞠ちゃんの家に出掛けるまでは…、虹心の蕾を見てやるかと思っていたが、今の虹心なら冗談抜きでショーツを脱ぎそうだ!!
本当に虹心は……俺に好意を感じていたのか!?
「どうせ……小鞠ちゃんに取られる位なら、私が兄ちゃんの初めて、貰っても良いよね♪」
虹心は笑顔で言いながら、俺が防御している手をどかそうとする!!
「虹心!!」
「お前……変な薬でもやっているのか!?」
「何時もの悪態付いた虹心は、何処に行ってしまった!!」
俺は焦りながら虹心に問いかけると、虹心は急に真面目な表情に変わり、質問をするように言い始める。
「何で……兄ちゃんに、その様な態度を取るように成ったか、兄ちゃんは分かる?」
「まさかと思うが……俺が、小鞠ちゃんに関心を持つ様に成ったからか?」
俺がそう答えると…虹心は『やれやれ』の表情に変わる。
「なん~だ!」
「兄ちゃん。知っているんだ!!」
「なら、これ以上しても意味が無いね…」
虹心は俺の側から離れて、近くに有るベッドに座るが下着姿のままだ……
「兄ちゃんも私の隣に座ってよ!」
「座りながらの方が話しやすいし!!」
(下着状態虹心の真横に座って、虹心が俺の生殖器に刺激でも与えたりしたら、俺は絶対我慢出来んぞ!!)
虹心と話し合いをする前に、せめて服だけは着て貰わないと……
「虹心…。せめてパーカーだけでも良いから着てくれ…!」
「そうしないと……俺は虹心を襲うかもしれん…///」
こう言えば、虹心は服を着るだろうと思って俺は発言したが……
「やっと、妹を犯す決意をしましたか♪」
「兄ちゃん!!」
どうして、そこで嬉しそうに虹心は言うのだ!!
あの普段ムカつく姿の虹心は、本当に何処行ってしまった??
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