41. モンスター3
◆スケルトン
強さランク4。
アンデッド系モンスターとしては最弱とされる。
主に人型の全身の真っ白な骨として登場する。
ダーク系の作品では、腐った肉や皮などが多少残っていて、ボロを纏っていることもある。
ほのぼの系では、単に清潔な感じの骨のみの体をしている。
粗末な剣と盾を持っていることが多い。
骨がどのような仕組みで繋がって、浮いているのかは謎である。
よくあごを動かして、カタカタ歯を鳴らして笑っている描写がある。
攻撃した場合にバラバラになるが、暫くするとつなぎ合わさり、また復活する作品もあるようだ。
しゃべれない設定の方が多いと思われる。
ドロップは装備および骨である。骨を煎じて粉にして錬金術に利用したり、骨細工のアクセサリーに加工することができるだろう。
スケルトンの骨で豚骨スープという作品にはまだ出あっていない。
◆ミイラ
強さランク5。
またの名をマミー。人型で頭部を含む全身に白い包帯を巻いているアンデッド系モンスター。
包帯の隙間から目と口だけが見えているか、目の部分だけ黒く空いている。
ミイラは乾燥しているので、火の魔法に弱いとされる。
良く攻撃手段に用いるのは包帯である。包帯を伸ばして鞭のようにしたり、絡めてから噛みつき攻撃をしてくる。
砂漠地帯やピラミッド・遺跡ダンジョンに出没する。
ドロップは包帯ぐらいだろうか。
◆ゾンビ、グール
強さランク5。
ゾンビは死体または病気感染の人、グールは死体を食べ死食鬼と呼ばれる。
また動く死体はリビングデッドとも呼ばれる。
ネクロマンサーがいると、戦場で死んだ兵士をリビングデッドとして再利用することがある。
ゾンビは一部腐っていたり、部位欠損があったりすることもある。
どちらも気持ち悪いので、冒険する際は遭遇したくないものだ。
武器に噛みつかれると、腐食する設定がたまにある。金メッキで対策をしよう。
人がゾンビに噛みつかれると、その人もゾンビになってしまうこともある。
二足歩行であるが、立っているときはゆらゆら揺れて、安定しない表現が多い。
あっちへこっちへとさまよっている。
ドロップや素材に関しては、あまり有用ではないようだ。
◆レイス
強さランク5。個体による。
レイスは悪霊とされモンスター扱いの作品もある。
いっぽうで知能が高く人類のそばで生活を営む種族として登場することもある。
そのような場合も、悪霊扱いが一部残っていて、精霊のスピリットやエレメンタルとは違い、邪悪な種族として差別されることもある。
精神体だったりして、体が透き通っていたり、発光していたりすることもある。
精神干渉をしてくることが多く、恐怖フィアーを与えてきたり、ドレインで最大HPなどを吸収されてしまうこともある。
物理攻撃に強く、透過してダメージにならないこともある。攻撃力は精神状態に左右されやすいという特徴もあるようだ。
物理職の人は敵対しないほうが良いかもしれない。
ドロップ類は何もないことが多いかもしれない。
◆ガーゴイル
強さランク6。
カラスやコウモリ、タカ、ワシなどの飛行系動物の石のゴーレム風モンスター。
元の定義は排水溝(樋(とい))に施された装飾のこと。
ガーゴイルは門番のイメージがあるため自然発生するというより、誰か術者により作成されて、使役されていることが多いだろう。
偵察兵として使われることもある。
動く彫刻として入り口付近によく設置されている。
ゴーレム風ではなく悪魔として扱われる作品もある。
◆マンドラゴラ
強さランク1(5)。
マンドレイクともいう。
人型に先が分かれているニンジンないしダイコン風の植物モンスター。
普通は地面に植わっていて、葉っぱだけが出ている。
抜くと微妙に手足が動いたりするみたいで、生きているらしい。
引っこ抜くと、相手を即死させる鳴き声を発するとされる。そのため、犬に縄を付けて引かせて抜くという。もちろん犬は死んでしまう。
ある有名作品では生徒がヘッドホンをしていた。
相手にしなければ何ともないが、即死攻撃なのでやっかいである。
錬金術の貴重な材料とされるので、ちょくちょく登場する。
◆マンイーター
強さランク5。
食人植物。ウツボカズラまたはハエトリグサのような見た目とされる。
ツルがありそれで人を捕まえて、消化器で溶かして食べようとする。
地面に植わっていることもあるが、根っこが動いて地上を移動するタイプもある。
植物なので、火に弱いとされる。
密林などで群生していると、ツルが次々と襲い掛かり、やっかいだろう。
フェロモンか匂いで動物・モンスターを集めるタイプもいるようだ。
毒の霧などを使用することもある。
ドロップとしてマンイーターの木・板を落とすことがよくある。
「人食い」という意味なので植物ではなく、何らかの動物・奇人として登場することもある。
◆ヒュドラ
強さランク7。
ヒドラ、ハイドラともいう。
ヘビの頭が複数ある魔物。沼地に住んでいる。
下級竜の扱いになっている場合もある。
頭の数は、元の話では9個だが5個だったり8個だったりと様々。
毒攻撃をしてくる。血にも毒が含まれている。
頭は切ってもまた復活する。頭を切った後、傷口を焼き固めることにより再生しなくなるらしい。
ただし1つだけ不死身の頭があることもある。
◆デーモン
強さランク8。
悪魔。近いのはデビル。
伝統的な感じでは人型で青黒っぽい肌、羊の角、筋肉質、コウモリのような羽、黒い先端がスペード型のしっぽ、釣り目、鋭い爪、牙、尖った耳という感じの見た目が多い。
よくサスマタのような武器を手にしている。
ボスで出てくると手が6本だったりすることもある。
堕天使系では黒いカラスの羽を持っている場合もある。
知能が高く、言語を話し、だいたい人間とも会話ができる。
よく変なしゃべり方をする。
悪魔契約を持ちかけてきて、力を与えるなどの要求を呑む代わりに魂を食らうとされる。
なぜか契約内容を守る。縛られているともいう。
歴史的にはゴブリンだったりすることもあるが、なろう系ではゴブリンは最弱モンスターとしてだいたい出てくるので別物扱いとされる。
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