34. 戦闘
◆剣と魔法
剣より魔法や弓矢のほうが遠距離から攻撃可能で、場合によっては一方的に攻撃できる。
剣は相手の攻撃可能距離まで接近して戦闘を行う必要があり、相手の攻撃を受けやすい。
そういう意味で、優遇されるのは魔法および弓矢だ。しかし矢は消耗品でVRMMO系では地雷職とされることが多い程度に扱いが難しい。
しかし戦国時代では戦闘で弓矢による死者数が最多であり刀での死亡者数より多いらしい。
武将や騎士は鎧を着ているけれど、足軽や農民あがりの兵隊は全身鎧を着ていない。
魔法はMPが切れると攻撃できなくなる。長期戦では剣が有利に働くだろう。
ソロで魔法使いが戦闘を行う場合、敵の相手をするのはつらいので、パーティー推奨だ。
ゲームでは簡単に魔法使いの職業を選択するだけだったりするが、異世界ではそうはいかない。殆どの世界観で魔法適性が必要とされる。
そのため、魔法使いは貴重で国立魔法学園があったりして育成にも力を入れる。
範囲魔法が使えれば、複数の敵を一度に相手できる。そのため剣士よりも一人の戦力が高いとされる。
魔法の適性が高い奴隷は、価値が高く高価で売り買いされる。
ヒーラーの存在もバカにできない。ポーションでしのぐことも可能だが、戦闘しながら飲むのは厳しいものがある。アイテムボックスがない場合はなおさら重要になる。
後方からヒーラーが回復してくれれば隙が生まれづらくなり、安定した戦闘ができる。
世界観によるものの、手ごろなポーションよりもヒールのほうが回復力が高いことがあるようだ。
◆盾職の存在
敵を引き付けてパーティーへのダメージを減らすのが盾職だ。
重戦士や騎士などが盾を担当する。回避が非常に高い適性の人も前衛として盾なしで盾職の役割をすることがある。
盾の代わりに、戦闘奴隷を消耗品扱いで使い捨てるという話があったりする。
前衛は死亡リスクが高いので、そういう役は奴隷にさせるのだ。
◆部位欠損、怪我
異世界、VRMMOとわず、よりゲームっぽい世界では、一切怪我はしなかったりする。
敵もHP1までは普通の姿をしていて、HP0になった瞬間消滅することがあるのだ。
異世界ではそれはおかしい感じもするが、そういう世界観の小説もある。
◆巨大モンスター戦闘
巨大モンスターと戦闘する場合、剣士では足を攻撃するだけになったりする。
でもそれでは絵にならない。
ファンタジーの超ジャンプ力などで顔や弱点部位を攻撃したりすることもあるだろう。
遠距離の魔法があれば、多少敵が飛んでいたり大きかったりしても大丈夫だ。
フライや飛行騎獣に乗ることで高い位置への攻撃が可能になるだろう。
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