28. スキル
だいたい魔法以外の各種スキルについて列挙する。
◇リアルスキル
◆
ダンジョンなどの罠を、前衛のHP防御力または耐性頼みで体を張って突破する行為を「漢探知」という。
TRPG系では罠のある宝石箱を「鑑定」して見抜いたりするため、漢鑑定ともいう。
罠を解除する行為は「漢解除」ともいう。
◆
拾ったアイテム類、採取品など、実際に使って試してなんなのか判定するリアルスキル。
存在する様々なアイテムの特徴などを幅広く知っているリアル知識が必要となる。
また、副作用のあるものを使うと、毒や死亡することもあるので、注意が必要となる。
古めの言い方で「漢識別」ともいう。
◆見切り、見切る
敵のモーションから次の行動を読んだり、表示されない当たり判定の範囲を推測したりするような、行動のこと。
異世界やVRの対人では、相手の体の動きから剣筋などを推測すること。
◇一般的なシステムスキル
◆剣術
剣に関する技術の向上。短剣、片手剣、両手剣、細剣などに細分化されていることが多い。
片手剣系統は斬る関連の技術、細剣関連は突く技術となる。
基本の剣で切りつける動作を「スラッシュ」と呼ぶ。2回攻撃「ダブル・スラッシュ」のように派生していく。
敵を倒してお金を得て強い武器を買い、強い敵を倒すのを繰り返していくゲームのことを「ハック&スラッシュ」と呼ぶ。
剣や斧を振る動作を「スマッシュ」と呼ぶ。
攻撃を仕掛けるのを「アタック」と呼ぶ。
◆一刀流
片手剣のスキル。
流派で「xx一刀流」というのが実在する。
◆二刀流
両手に剣を持てるよくでてくるスキル。
◆会心
会心の一撃。いわゆるクリティカルヒット。
◆先々の先、先の先、後の先
剣道系スキル。
先の先はいわゆる「カウンター」のこと。
◆心技体
武道系スキル。
◆文武両道
知力、武道系スキル。
◆魔刃、魔刀、魔力刀
魔力の刃で覆われた刀・槍などの武器を強化するスキル。たまにでてくる。
◆盾術、ガード
防御を中心とした技術。シールドバッシュ。
◆挑発、タウント
ヘイトを集めるためのスキルであることが多い。盾職が使用する。
モンスターなどは同様の「咆哮」を持っていることがある。
◆手加減、峰打ち
よくHP1で生存させるスキルとして登場する。
悪党の捕縛やモンスターをテイムするときによく使われる。
◆槍・棒・棍・斧・槌術
それぞれの武器を取り扱う技術。
◆杖術
魔法使いが主に使う杖であるが、それで殴ったり剣を防いだりするための技術。
◆投擲(とうてき)
投石、投げナイフ、火炎瓶などに関する技術。
◆弓術
弓を扱う技術。
レベルが上がると複数の矢を同時に発射したり、貫通したりできるようになることもある。
◆格闘術・体術、蹴り、足技、投げ技、絞め技、殴り
格闘戦に関する技術。
◆スタンプ(stamp)
地面を踏みつけてつぶす、地面の振動で範囲攻撃などをするものをスタンプという。
よくボスが使ってくる。
類似でストンプ(stomp)と表記されていることもある。
◆罠
罠設置と罠解除がある。よくシーフのスキルとされる。
◆鍵開け、解錠、アンロック
宝箱、ドアの鍵を開けるスキル。よくシーフのスキルとされる。
◆馬術、乗馬、馬上戦闘、騎乗
馬に乗るため、馬に乗って戦闘をするための技術。
馬以外の騎獣の場合もある。
◆暗視、夜目
暗い所でも周りが見えるようになるスキル。
◆視覚強化
小さいものが良く見える。遠くが良く見えるなどの効果のあるスキル。
遠くが良く見えるスキルは「遠見」などとも呼ばれる。
遠見で地平線より遠くまで見える場合よく突っ込みが入るが、おそらくそれは視覚強化とは別の種類のスキルで遠くの地点を監視カメラ風に見ることができるスキルであると思われる。
「鷹の目」と呼ばれる、遠くを拡大して見れるスキルもある。
「千里眼」と呼ばれる、はるか遠くまで見えるスキルもある。
◆俯瞰(ふかん)
戦場などを高い所から見下ろした視点で見れるスキル。
鷹の目はこちらに属することもある。
◆嗅覚強化
臭いに敏感になり、敵を発見しやすくするスキル。
主人公が隠れて食べたりしてもすぐばれる。
獣人がよく持っている。
◆聴覚強化
音に敏感になる。敵を発見しやすくするスキル。
獣人がよく持っている。
◆気配察知
敵対する存在の気配に気づくスキル。
方向、敵の強さ、数、場合に追って敵の種類などが分かる。
◆危険察知、危険探知、危機察知
気配察知に似ているが、なにか危険が迫っているものを察知するスキル。
戦闘中に攻撃がきそうになったり、罠が発動しそうであるのを察知したりする。
◆探知能力
気配察知、危険察知のほか、マップ探査や色々なものを探知できる。
◆魔力操作
魔法を使うために魔力を流すのを制御するためのスキル。
魔力が体を循環するのを感じとり、指先に集めたりすることができる。
純魔法を使うのに関係があることが多い。
通常の魔法の威力や制御が向上する。
◆魔力探知、魔力視
魔力を感じるまたは魔力を見ることができるスキル。
◆身体強化
体の力および防御力を上げることができるスキル。
魔力をまとうことで可能になったりする。
アタッカーの自己補助魔法としてよく出てくる。
◆精神強化
グロ耐性を強化。および魔法を使うのに有利になったりする。
◆思考加速
敵の動きがゆっくりになったように感じるスキル。
◆計算、数学、算術
そろばん能力風の暗算および筆算の能力。
◆水泳
泳げないとおぼれちゃう。
VRゲームではリアルでは泳げてもスキルがないばっかりに死亡することがある。
◆ダッシュ
短距離を高速に走る。
◆ジャンプ
高く跳ぶ。
◆ステップ
前後・横方向の移動。近接職が回避、フェイント、攻撃などに使用する。
◆持久走、悪路走破
長距離を走るためのスキル。
◆縮地
短距離を一瞬で移動するスキル。よくでてくる。
◆分身、分身の術、影分身
自分が分裂する。ニンジャとか。
◆
空中を歩く。ニンジャとか。
◆
瞬間移動。ニンジャとか。
◆
水中に隠れる。仙術、ニンジャとか。
◆
影や地面の中に隠れて進む。仙術。「遁行」とも。
「奇門遁甲」「鬼門遁甲」「鬼門遁行」など。
◆水蜘蛛
水の表面を走る技など。
大きなかんじきのような木の板、浮きに乗って移動する。
◆
気象現象のひとつ。日光を屈折して相手を騙すような術を指すことがある。
◆
気象現象のひとつ。鬼火。炎系の術か何かの名称としてたまに使われる。
◆
雨のように矢や手裏剣などを降り注ぐ術などの名称に使われる。
◆飛行、飛翔
空を飛ぶ。
◆言語、読書、会話
異世界出身者に対するファンタジー世界の言語能力のスキル。
◆魔法言語、古代語
魔法のスペル(呪文)および魔法陣に対する理解のスキル。
国立図書館や禁書庫の閲覧に良く使う。
◆詠唱短縮、高速詠唱、無詠唱
魔法を使う場合に、スペルを唱える時間を短縮するスキル。
スキルとして独立ではなく魔法のレベルが上がると無詠唱にできる場合もある。
◆聖域、サンクチュアリ
聖魔法の一種。特殊な領域を作り、状態異常無効、魔法攻撃無効などの防御フィールド、バリアのような効果をもたらす。
◆xx耐性
精神攻撃、物理攻撃、状態異常、属性に対する一般的な耐性スキル。
他にも痛覚耐性や快感耐性、耐寒、耐暑などがある。
詳しくは後述する。
◆隠蔽(いんぺい)
いわゆるハイドスキル。敵に気づかれずに接近したり逃げたりすることが可能なスキル。
よくPKerなどが取得している。
◆看破
隠蔽している敵を見破ったり、隠しているステータスを鑑定できたりするスキル。
◆成長力促進
スキルやレベルの成長速度が通常より上昇する。いわゆるチートスキル。
◆魅了、チャーム
相手に好意を抱かせて信頼を得る。敵味方問わず使用可能。
パッシブスキルだったり魔眼だったりすることも。
◆恐怖、フィアー
恐怖を抱かせて、相手を戦意喪失などにするスキル。
パッシブスキルだったり魔眼だったりすることも。
◆吸収、ドレイン
Lv、経験値、生命力などを吸い取る。
◆HP・MP回復力強化
自然にHP・MPが回復する速度が上昇するスキル。
◆魔眼
よくわからないが、たまに登場するスキル。
真偽判定だったり魔力視だったり未来視だったり鑑定など。
◆バーサーク、獣化、竜化、狼化
状態異常のページ参照。
◆限界突破、覚醒
限界値より高いステータスになれる。または一時的になる。
◆創造魔法、森羅万象、天地創造
あらゆるものを無から作成するスキル。もしくは魔法。
◇耐性
◆種類
火水土風などの魔法属性系耐性。まとめて魔法耐性。
物理、突き、切り耐性。
毒、麻痺、恐怖、苦痛など状態異常に対する耐性。
耐冷、耐熱または耐寒、耐暑。耐飢え、耐渇き。
回復……ヒール、ポーションなどが効きにくい。
◆耐性獲得
「毒」などを複数回受けると「毒耐性」がつくという設定がよく見られる。
主人公以外でもキャラクター、モンスター、ボスなどのキャラにも該当する。
そのため、わざと毒を受ける修行をしたり、ボスに途中まで効いていた毒攻撃が途中から効かなくなったりする。
毒以外でも様々な耐性を獲得することができるとされる。
属性系の耐性は、その属性魔法のスキルを伸ばしていくと獲得できる場合があるとされる。
◆ボスの耐性
ボスは凍結、麻痺などのプレイヤー側が一方的に有利なデバフでハメて攻略ができないように耐性を持っていることが多い。
逆に「毒」などの継続ダメージ系と能力ダウン系のデバフは、デバッファーが活躍できるように効果があるように設定されているものもある。
専門のデバッファーがいないゲームでは、状態異常系がそもそも効きにくい設定になっていることが多い。
ボスの中には「物理耐性」「物理ダメージ無効」などの特殊なタイプもいる。
◆耐性レベル
耐性には、ダメージ10%低減、ダメージ50%低減、ダメージ100%低減または無効のように、レベルが存在する。
毒側、状態異常側にも、継続時間、ダメージ量の違う複数レベルなどが設定されていることがある。
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