26. 建築関連

 建築方法、建物の部品などを紹介する。


◆木造

 木の柱と梁で作られている。


◆日干しレンガ

 土と水を混ぜ、日光に当てて乾燥させたブロックを積み上げて作る。

 強度があまり高くない。風化しやすい。


◆レンガ

 土と水を混ぜ、形を作ったものを、陶器のように焼いたもの。

 コンクリートなどをつなぎにして建築する。


◆石造り

 切り出した石を積み上げて作られている。

 教会や神殿などに多くみられる。

 また、お城の石垣も石でできている。


◆石窟

 せっくつ。崖の岩をくりぬいて作られた建築物。

 ドワーフの家などでよく登場する。


◆コンクリート

 コンクリートのみで作られた建築物。

 紀元前から使われている。

 柱や壁に鉄筋が入っていないため錆びない。半永久的にもつ。


◆鉄筋コンクリート

 鉄筋を組んで、型にコンクリートを流し込んで作る。

 頑丈で、地震などにも強い。

 鉄筋がさびたりするため、ただのコンクリートより圧倒的に寿命が短い。


◆テント系

 遊牧民族は木の骨組みに、動物の毛で編んだ布を被せて、家としている。

 組み立て式なので大きなテントのような物だ。


◆木の家

 木造なのではなく、生きた木と一体になったエルフや妖精の家としてよく登場する。


◆土間

 床というか地面が土でできている。


◆土壁

 竹や木の板で簡単な骨組みを作り、それの周りに粘土状の土を塗り付けて作る壁。

 戦前までの一般的な農家の主流だった。


◆漆喰

 白い石灰でできている。壁などに塗って使用する。


◆カワラ屋根

 日本では黒や青の家が多い。

 ヨーロッパでは赤茶の屋根に白い壁が多い。


◆ワラぶき屋根

 ワラを積み重ねて屋根にする。


◆板ぶき屋根

 木の板を並べて石などで重しをする屋根。


◆杉皮の屋根

 杉の皮を何枚も重ねて作る屋根。

 神社などに残っている。


◆銅板ぶき

 表面を銅板で囲った屋根。完成当時はピカピカだが年数がたつと青錆びの色になる。

 名古屋城などに見られる。


◆葉っぱの屋根

 ジャングルの原住民などが住む家はバナナなどの葉っぱで屋根を覆っている。


◆筋交(すじか)い

 柱の根元と隣の柱の上の部分の間に斜めに設置する棒。

 耐震性が向上する。


◆ガラス窓

 大きな一枚ガラスを作るには高度な技術が必要。

 中世ヨーロッパレベルでは実現するのは難しいだろう。

 しかし高度な魔法技術があれば可能かもしれない。

 無職転生のアニメでは貴族の家で直径10cmぐらいの丸い板ガラスを組み合わせた窓を再現していた。

 丸い板ガラスは職人が吹いてビンのようなものを作りその底の部分を平らにして作るため、やはり職人技が必要とされる。

 こういう窓をロンデル窓といい製法をクラウン法という。


◆畳

 たたみ。イグサを編んで板状にしたもの。

 新品は、草系の畳の匂いがする。

 新しいものは黄緑だが、古くなると枯れて黄色系になる。


◆火の管理

 囲炉裏。いろり。部屋の真ん中に火をおこす場所がある。煙には部屋の中に溜まる。

 暖炉。だんろ。部屋の壁に暖房用の火をおこす場所がある。煙突がついている。

 竈。かまど。火の回りを土でできた壁で囲ってある。パン用や陶器用、上に鍋が乗るタイプがある。

 炬燵。こたつ。囲炉裏の小さい物で床より凹んでいる。木の枠が上に付いていて、足が落ちないようになっている。


◆魔法による建築

 土魔法による土の家の建築、建築魔法による建材を問わない一瞬の建築、ものを浮かせる魔法などにより建材を移動させる方法、魔法による構造の強化などが考えられる。

 鍵、明かり、コンロ、水道、お風呂、エレベーター、ゲート、収納、冷暖房などで魔道具または魔法による快適化が行われることもある。

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