19. 衣服
主に繊維類について記載する。
◆麻
リネン。草の一種、亜麻の主に茎の繊維でできているもの。
手触りがざらざらしている。
綿より硬めでシワになりやすい。速乾性があり夏向き。
◆大麻、ヘンプ
歴史的な麻。現代では繊維の麻といえばリネンだが第二次大戦以前は大麻を指していた。
現代の日本国内ではあまり流通していない。
繊維としては長くて丈夫、硬めらしい。縄にもする。
現代では麻薬成分の多さで繊維用と薬用の品種に分かれている。
薬用のアサはマリファナになり鎮痛剤に使用できる。日本では違法だか異世界では役に立つだろう。
また繊維は麻紙という和紙の原料にもなる。
アサの実は七味唐辛子に入っている。
◆綿|(めん)
木綿。コットン。草の一種、綿花の種のところから取れる繊維でできているもの。
植物名はワタ。
中世末期にインド付近からヨーロッパに伝わった。
ワタなのでもちろん布団の中身にもする。
◆ウール
羊の毛を用いたもの。
長い間西洋では、ウールが主力だったようだ。
◆絹
シルク。蛾の一種であるカイコの繭の糸を使用する。
白い繭玉のなかには、取り出す前なら蛾が入っている。
昭和の時代ではかなりの数の農家でカイコを飼っていた。
カイコを飼うのを養蚕|(ようさん)という。
◆カシミア
カシミヤヤギの毛を用いたもの。
柔らかくて暖かい。
◆アンゴラ
一般的にはアンゴラウサギの毛のこと。
細くて光沢があり柔らかくて暖かい。
アンゴラヤギもいるがそちらはモヘヤと呼ばれる。
◆金糸
装飾用の金箔を巻き付けた糸。
◆レザー
革製品。牛、羊、山羊などの革を用いる。
カバンやランドセル、靴、ジャケットなどに多用される。
レザーアーマーなどにも使われる。
◆合成繊維
現代では幅広く使われている繊維。
異世界でも、なにか特殊な繊維があるかもしれない。
動物繊維は、虫に食べられやすいので注意が必要。
◆木
繊維ではないが、昔は木靴などがあった。
下駄の木靴だが、ヨーロッパでは普通の靴の形の木靴がある。
スリッパのように下半分が木で上側に布が付いている靴もある。
木の剣、木刀、木の盾、木でできた防具などもある。
◆毛皮
革に毛が付いているようなもの。
現代でもマフラー類などがある。
原始人やオークなどがそのまま着用するイメージがある。
◆葉っぱ
葉っぱを編んで、そのまま衣服にする。
原住民などが現代でも腰ミノとして装備している。
◆スパイダーシルク
現代でも遺伝子操作されたカイコの繊維として注目されている。
異世界ではクモ型モンスターがよく糸をつくり高級な布にする。
◆モンスターの甲
ファンタジーでは虫系モンスターの甲は防具として利用される。
アリやハチ、クモなどが多い。
胸・肩・膝当てなどの主要部部分を防御するためブレストプレート風に付けられる。
◆モンスターの革
ファンタジーでは魔獣系モンスターの革で革鎧を作成する。
ゴブリンはあまり利用されないようだが、オークやワイバーン、ドラゴンなどは定番。
金属鎧よりも軽いが防御力は若干低いことが多い。金属製より動きやすいなどの利点がある。
布装備よりは重いものの、防御力は高めである。だいたい軽鎧に分類される。
◆モンスターの鱗
魚モンスターおよびドラゴン、蛇系の鱗も鎧の素材として利用される。
鱗を糸などでつないで鎧にする。分類はおそらく軽鎧だと思われる。
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