18. 食料
異世界とほとんど関係がないが、料理系の話もよくあるので、地球での食材をまとめた。
かなり適当だが、主要な食材を一覧にしておく。
もちろん、異世界ではオークとかワイバーンなどを食べることもあるだろう。
食べると甘いキノコとか、笑いが止まらなくなるとか、お腹を壊すけどすごくおいしいとか、体が発光してしまうとか、色々なファンタジー食材を考えてほしい。
◆小麦
大抵は、粉ひきをして小麦粉として使用する。
パン、クッキー、パイ、うどん、そば、ラーメン、ナンなどの材料となる。
また、シチューなどの煮込み料理にトロミを付けるために使われる。
お金持ちは、白いきれいな小麦粉を使う。
庶民はフスマの入った若干茶色がかった質の低いものを使っていたらしい。
◆ライ麦
寒冷地では小麦が育ちにくいため、ライムギも栽培される。
ライ麦パン、通称黒パンにして食べられる。
◆お米
ライス。炊いて食べる。パエリア、リゾット、ドリア、チャーハン。
穀物の一つとして、他の食材と一緒に料理される。
日本酒のようにお酒の材料にもなる。
◆ジャガイモ
フライドポテト、ふかしイモ、ポタージュスープ、煮込み料理などに使う。
あとじゃがバターを忘れないでほしい。
◆トウモロコシ
ふかしたトウモロコシ、焼きトウモロコシ、コーンスープ、粒を外して茹でるだけ。
その他、様々の料理に野菜として使う。
主食としてトウモロコシ粉を練って焼いたパン風のものがある。薄くのばしたものがトルティーヤ。
お酒にすることもある。
色は黄色の他、白、赤茶色、紫、青などがある。
主食の中では、甘めなのも特徴。
◆大麦
ビールの原料。麦芽にして麦芽糖を作る。麦芽糖を分解してアルコールにする。
フスマを取り除いてそのまま煮て粥で食べることもある。麦ごはんの麦は大抵この大麦。
パンにすることもある。
◆ソバ
蕎麦。蕎麦ガギ。クレープのようなガレット。蕎麦の粥など。
米よりは寒冷な地域で、水はけのいい土地で栽培される。
◆マコモ
Wikipediaの穀物一覧にも載っている。
作者の小説にも登場する。作者はテレビのニュースでマコモダケを知った。しかし食べたことはない。食べた人は感想を教えてほしいです。
イネ科の多年草で、茎が分岐する部分の芽が黒穂菌により肥大したものをマコモダケといい、食用にする。
焼く、茹でる、炒めるなどの方法で食べる。
◆塩
しょっぱい。NaCl 塩化ナトリウム。海、塩湖、岩塩、温泉などから取れる。
火にかけても燃えないので、塩釜焼きとして使う。
人間は塩分を摂取しないと死んでしまうらしい。
◆砂糖/甘味料
あまい。砂糖、麦芽糖、はちみつ、メイプルシロップ、水飴。
砂糖はサトウキビ、ビートから作られる。
ビートは現代ヨーロッパでよく育てているが、中世ではまだ抽出して砂糖ができることが知られていなかったようだ。
そのため、甘味料は、麦芽糖、はちみつなどが主なものだっただろう。
黒砂糖はサトウキビの汁を煮詰めたもので、それから不純物を取り除いたものが白砂糖になる。
メイプルシロップは、サトウカエデの樹液を煮詰めたもので糖類が含まれている。
糖類は炭水化物の一種で、糖がたくさんつながった物質がデンプン。
糖ではないが、ステビア、甘草などでも甘い味を感じることができる。
◆唐辛子
からい。ピーマンの細長いような種類で、赤いものも辛いが、青いものも辛い。
しし唐は、辛いものと、辛くないものがある。
味覚の「からい」は痛覚。
カレーは唐辛子以外にもたくさんの香辛料からできているが、ここでは省略する。
◆胡椒
中世ヨーロッパではよく高級っていうのがネタにされる香辛料。
ちょっと辛い。
作者は粒胡椒が歯に挟まったときが苦手である。
◆山椒
山椒。サンショウの木の葉っぱ。独特の風味と辛さがある。
辛さは少量だと分からない。
よくウナギにかけて食べる他、四川料理などで辛い香辛料として使われる。
◆醤油
よく異世界になくて、主人公が探したり作ったりする調味料。
大豆、麦、米に塩に麹菌を加えて発酵させ、それを絞って作る液体。
◆味噌
よく異世界になくて、主人公が探したり作ったりする調味料。
大豆、米、麦などを発酵させた食品。原料などによって白みそ、赤みそ、合わせみそと呼び分ける。
◆からし、マスタード
からしはアブラナ科のカラシナという植物の種子で、原材料名では「からし」と書かれている。
黄色と茶色中間のような色をしている。
和がらしはカラシナの種子だけでできているらしい。
洋がらし、マスタードは、糖分や酢などが混ぜられている。
粒マスタードは粒をつぶしていないマスタード。
ハニーマスタードは、はちみつが加えられている。
◆山葵、わさび
わさびは、水根栽培の植物の地下茎。
唐辛子と違い辛み成分が揮発性なので、ツンとくるが後に残りにくい。
◆その他調味料
日本酒、料理酒(日本酒に塩を添加したもの)、みりん、酢、ポン酢、白だし、昆布、鰹節、干しシイタケ、ユズ胡椒、ショウガ、カレー粉、スダチ、ユズ、シソ。
トマトケチャップ、マヨネーズ、タルタルソース、ソース、ステーキソース、バター、ラード、マーガリン、オリーブオイル、ブイヨン、コンソメ、バルサミコ酢、魚醤、ナンプラー、ラー油、コチュジャン、豆板醤、シナモン、バニラ、レモン、ライム。
◆動物のお肉
※ここにあった動物の記事は「家畜」ページに移動しました。
ほとんどの動物の肉は、どこかの地域で食用にされている。
◆他の鳥
アヒルはカモの家畜版。アイガモは、アヒルとカモのハーフ。
かもせいろなどで食べるカモ肉はだいたいがアイガモだそうだ。
ガチョウ(グース)はガンの家畜版でアヒルより大き目。フォアグラにする。
ウズラは日本では小さい卵を主に食用とする。
七面鳥とかも食材にされる。
ダチョウの卵はとても大きい。
◆クジラ
クジラとイルカも、そこそこ食べる文化がある。
地球では、油を取るために乱獲した過去がある。
白鯨などの話が有名。
◆魚
一般に、白身魚と赤身魚がある。
作者はあまり詳しくないので、名前のみ上げる。
赤身魚の代表はイワシ、サバ、サンマ、カツオ、トビウオ、そしてマグロ。
シラスはイワシ等の幼魚のこと。
和食なら鰹節は忘れないようにしたい。
それ以外の魚はだいたい白身魚。
アジ、シシャモ、ブリ、カンパチ、タチウオ、マダイ、クロダイ、キンメダイ、イシダイ、アマダイ、ヒラメ、カレイ、ホッケ、カワハギ、フグ、カサゴ、メバル、スズキ、タラ、ニシン、ハゼ、シロギス(キス)、カマス、サヨリ、コハダ、マンボウ、アンコウ、ハタハタ、サメ、エイ、ハモ、ボラあたりが有名どころだろうか。
読者がみな魚に詳しいとは思えないので、異世界ではあまりこだわらない方がよさそうだ。
◆ウナギ
サケと逆で、海で産卵し稚魚のうちに大海を流れてきて、川に戻ってくる。
川の河口付近では、シラスウナギという普通のシラスのような細い姿になっている。
白身で、日本ではかば焼きで食べる。
ぬめぬめしている。
◆マス・サケ
川に遡上して産卵し、ふ化すると海に下って大きくなる。
身がサーモンピンクなのも特徴。
卵はイクラ。
ヤマメ、イワナなどは川を下らないで、そのまま残るものをいう。
◆アユ
鮎。親の鮎は川にいて川で産卵する。しかし稚魚は川から海に下る。
川底のコケを食べる。そのため鮎のいる川ではコケに鮎が食べた後が残る。
餌を食べないので釣りでは友釣りなどにより行う。まず囮鮎を用意して、糸につける。鮎の後ろには釣り針を糸で垂らす。縄張りを犯した囮鮎を攻撃しに来た鮎を釣り針で引っ掛けて釣る。
◆ナマズ
東南アジアなどナマズは結構食べる。
日本でも昔はかなり食べていたようだ。
ナマズのかば焼きは、ウナギのかば焼きに似ていて美味しいらしい。
地震がくると、ナマズがうんたらと言う。
◆シーラカンス
古代魚。深海に生息。
食材としては微妙だという噂だ。
◆タコ
オクトパス。足が八本で、茹でると赤くなり、足がまるまる。
煙幕のようなタコスミを吐く。
タコ焼きに入っている。
◆イカ
スクイッド。手が二本で足が八本、合わせて十本。
タコと違い、粘り気のある偽物のイカのようなスミを吐く。イカスミ料理がある。
ファンタジーでは巨大イカ、クラーケンが出没する。
◆エビ
シュリンプ。川にも海にもいる。茹でたり焼くとだいたい赤くなる。
ハサミがあるやつはロブスターともいう。
◆カニ
クラブ。川や海、または陸生のカニもいる模様。
やはり茹でると赤くなる。
カニがおいしいなら、大きいクモとかもおいしいかもしれないよね。
◆貝類
二枚貝と巻貝がある。
良い出汁が出るものが多い。
タニシ、シジミ、アサリ、ハマグリ、ホタテ、カキ、ムールガイ、サザエ、アワビそしてカタツムリ(エスカルゴ)。
◆海藻
ノリ、コンブ、ワカメなど。
海藻は日本人など特定の人々しか消化できないらしい。
◆野菜
とりあえず、名前のみを記す。
ナス科、トマト、ナス、ピーマン、ジャガイモ
セリ科、ニンジン、セロリ
ユリ科、ニンニク、タマネギ
アブラナ科、キャベツ、ダイコン、カリフラワー、ブロッコリー、ハクサイ、チンゲンサイ
ウリ科、カボチャ、キュウリ、ズッキーニ、(スイカ、メロン)
豆類、アズキ、インゲンマメ、エンドウマメ、エダマメ、ダイズ、ゴマ
芋、サツマイモ、サトイモ、ナガイモ、ヤマトイモ
その他、レタス、ネギ、ニラ、ホウレンソウ、ゴボウ、アスパラガス、ミョウガ、ショウガ、ラディッシュ
◆キノコ
シイタケ、エノキダケ、シメジ、マイタケ、エリンギ、ナメコ、マッシュルーム、ヒラタケ、マツタケ、ポルチーニ
キノコの詳細を書くにはこの枠は狭すぎる。
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