初級追記編
14. 地形
◆草原
木が少なく見通しが良く、背の低い草が茂っている。
牛などの草食動物が草を食べてのんびり過ごしたりしている。
平野・平原などとの違いは曖昧。
身を隠す場所が少なく、長い槍や魔法や弓矢を使いやすい。少人数で大勢の敵を一度に相手にするのは囲まれやすく避けたい地形。
だいたいのVRMMOでは町の周りは草原で、ウサギとオオカミがいる。
◆森
木がたくさん生えている。針葉樹系と広葉樹系またはジャングルなどがある。
木々の間にはキノコやコケ、シダが生えている。または下草が茂っている。
深い古い森にはエルフが住んでいる。
木漏れ日が美しかったり、暗い深い森が不気味だったり、森によって表情が異なるので、ただ「森」とだけ書くより一言ぐらいはイメージを書き足してみるとよいと思う。
隠す木があり、長い槍や魔法が平原よりも使いにくい。
「迷いの森」や「魔女の住む一軒家」とか「引退した聖剣が住む一軒家」とかがよくある。
「魔の森」「大森林」「樹海」「密林」などもよく出てくる。
◆砂漠
良く連想するのは、さらさらの砂しかない三角の小山が連なる地形。砂の砂漠は馬車では辛そうだ。
実際には石ころが転がっているような、ただ何もない不毛地帯の場合が多い。
枯れ木、灌木(かんぼく)、枯れそうな草がまばらに生えていることもある。
1年に数回しかない雨が降ると、一斉に花を咲かせるような所もある。
昼間は熱いが逆に夜は寒い。朝晩に霧が発生するところもある。
アメリカ大陸の砂漠にはサボテンが生えている。異世界にも乾燥地帯に強い植物が生えているかもしれない。
砂漠に埋もれた古代都市や、ピラミッドダンジョン、巨石遺跡、サソリ、ラクダ、石油やガス田、などが定番である。
◆オアシス
砂漠の中にある、水が湧き出ている泉のこと。妖精がいたり神殿が建っている。
砂漠の地下には見えないが川があり、その水が地表に現れている。
街道沿いのオアシスには町ができていることも。
水が枯れて、衰退した元オアシスなんかも登場することがある。
◆海
内海と外海。外海は大航海時代のように帆船で遠くまで貿易や冒険に出かける。偏西風や貿易風に乗って遠くまで移動する。水は腐りやすいので酒を飲料水としていた。
内海・近海は外海より穏やかで、やはり貿易・輸送・漁業などをしていた。
ファンタジーでは、海固有の魔物が出没する。有名どころは、大イカのクラーケンや人魚のセイレーン、マーメイド、マーマン、海蛇竜シーサーペント、海竜リヴァイアサン、巨亀アスピドケロン、白鯨などがでてくる。
「大海」「内海」「外海」「大洋」「海洋」など。
◆海岸、浅瀬、干潟
プレート境界にない湾は、長年の砂が堆積していて、遠浅の干潟になっていることが多い。
海岸では、日光浴、海水浴、潮干狩り、サーフィンなどができる。
打ち上げられた貝殻とか翡翠、クジラの骨とか、古代文明の破片、瓶の中の手紙などが見つかるだろう。
嵐で船が座礁したり、クジラが座礁したりもする。
カニや魚、ウミガメの産卵なども見れる。
夜には、ウミホタルや夜光虫の発光なども見られる。
◆川・運河
川は国境であったり、地域の区切りであったりする。大量輸送は馬車より川・運河で船にて輸送した方が効率良くよく利用された。
農業用などの水としても川の水は重要だ。
幅の狭い川などには石橋が架かっていることもある。
季節ごとに氾濫する川もある。堤防を作ったりする河川事業は国家事業のうちの重要な物の一つだ。
「川」は普通の川、リバー。
「河」は大きな川、大河を指すことが多い。
「運河」は人工の川。
「小川」は小さな川。
「沢」は小さな川。特に上流部の高低差があるものをよくこう呼ぶ。
◆湖
必ずしも淡水とは限らない。湖は漁場だったり宗教的に重要な場所だったりする。
北の湖は冬に凍る。凍った湖に亀裂が入ることがある。
現実世界ではマリモ、ニジマス、ワカサギ、川エビなどがいる。
温泉成分などにより、黄色、緑、赤、青のように色のついた湖、池になることもある。
◆泉
きれいな泉は金と銀の斧やゼルダの伝説のように、妖精が住んでいるとされる。
体を清めたり、温泉だったり、ファンタジーでは聖水、魔力水であったりする。
◆沼・沼地
湿地帯。カエル、ヒル、スライムや触手系の魔物がよく住んでいる。
ヒュドラが住んでいる。
底なし沼や毒のある沼など、冒険者にとっては危険地帯。
一方で特別な薬草などが生えてることもある。
大きな川の河口付近に多い。
◆島
陸から少し離れた独立した島などは、聖域とされることもある。
外洋の独立した島には独自の生態系になっていることがよくある。
◆雪原・寒冷地
ゲームであれば断熱効果のない服装をすると、HP継続ダメージなどのペナルティが発生することがある。
暖かくなる効果の飲み物や薬またはカイロなどを、暖かい服の代わりに使用することもある。
馬やラクダも厳しいと思われる。また馬車の代わりにソリが使われることもある。
◆峡谷
真ん中を川が流れていて、左右は川によって削られた断崖がある。
交通の要所であったり、門、要塞、砦を建てて警備の要とすることがある。
◆山、山脈
切り立った山脈は、ドラゴン系の住処とされている。
山脈にそって国境が引かれる。
山が高すぎて登ることはできず、地下の洞窟で反対側とつながっている設定も見受けられる。
高原では、珍しい植物が採取でき、魔法薬の材料になったりする。
◆火口
火山の火口には、特に古いドラゴンが住んでいるとされる。
◆火山
常に溶岩が噴き出していて、とても暑い。
ゲーム的だと「耐暑」がないととても過ごせなかったりする。
特殊な草や、鉱石などが取れることもある。
◆カルデラ・クレーター
クレーターは輪っか状に陥没した地形の事。カルデラはクレーターのうち火山でできたもの。
隕石でできたクレーターはSF的なためかファンタジーではあまり見られない。
◆洞窟
簡易ダンジョンの舞台として使われるのが洞窟だ。
洞窟には魔物がたくさん住んでいるとされる。最深部まで行くとよくボスがいる。
地底湖、地底の泉には太古の竜が住んでいたり、妖精的なものが住んでいたりする。
◆鉱山・炭鉱
金属や石炭、魔法的な物質が採掘できる。
鉱山の中には町ができていることもある。ドワーフの住処である。
◆遺跡
地下遺跡、風化した都市、神殿跡、巨石文明跡などや過去のロストテクノロジー的な物もある。
場所によってはアンデッド系モンスターが徘徊する。
また金銀財宝が手に入ることもある。
◆田畑
人口過密地帯など開墾が進んでいる土地では、沼や草原は少なく、見渡す限りの畑という場合もあるだろう。
イギリスの畑では野生の兎が住んでいるように、生き物が全くいないとは限らない。
しかし、自然の平原よりは動物も魔物も少なく治安が良いはずだ。
◆盆地
山々に囲まれていて、お椀の底のようにへこんだ土地。
ただしほとんどの場合、水が流れ出るための河川があるため、周り全てが底より高いことはあまりない。
周りがすべて高い場合には、琵琶湖や諏訪湖のような湖ができる。
ただし世界には標高がマイナスになるような低地はある。
◆半島
島のようになっているが一部が他の大きな島、本島や大陸につながっている場所。
桜島のように火山島が噴火でつながったり、逆に山間部の周りが沈んで一部のみつながって残った場所が多い。
戦争では半島の先に追い詰められたりする。
◆湾
半島と半島の間など、陸側へ海がへこんだ場所をいう。
和語では「
◆岬
半島に似ているが、その陸地の突き出た先っぽのこと。半島の先にもよくある。
「○○崎」「○○埼」などと呼ばれることもある。
岬の影になる場所にはよく砂が堆積して砂浜が形成される。
◆扇状地
川から出た先の盆地などで左右に蛇行した結果、広い平らな土地ができる場所。
◆三角州
扇状地のように河口付近で、砂が堆積してできた場所。
◆浮遊島
空を飛んでいる島がたまにある。
飛んでる原理はさまざまだが、古代魔術だったり、大量の風属性石だったりする。
島には天使などの上位種やハイヒューマンのような人々が住んでいることもある。
◆天空の山の上
雲を突き抜ける高い絶壁の山のうえが、浮遊島のように孤島となっている場合がある。
仙人やドラゴンなどが住み王宮があったりとか、さまざまな扱いがある。
◆宇宙空間
RPGでは、宇宙まで行ってしまうことがあるのも昔からの伝統である。
異世界の宇宙がどうなっているかは、まちまちであるが、惑星と衛星と恒星がある普通の宇宙っぽい感じであることが多いだろう。
小惑星や、宇宙怪獣、月の裏側、月の邪神なども定番設定である。
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