13. その他

◆千里眼

 遠くまで見通せること。ゲーム的異世界ではMAP内の全部の敵が見えたりする。


◆エーテル

 何もない空間を満たしているとされた物質。

 ファンタジーでは瓶詰めの液体になっていて、復活薬などの効果がある物として登場することもしばしばある。


◆マナ

 世界や動植物にあふれている力。魔力、地脈、竜脈、聖気、瘴気などと関連がある。


◆オド

 人間など体内に存在する魔力のようなもの、としてたまに使われる。

 オドは少しマイナーで単に魔力、体内魔力と呼ぶ場合も多い。


◆カオス

 混沌を意味する言葉。ケイオス。

 混沌とは、色々なものがごちゃ混ぜになっている様。


◆等価交換

 錬金術などで結果に見合った対価が必要な基本原則のこと。対価は魔力だったりニエだったりする。


◆散逸

 文書、逸話などが散らばって行方不明になること。


◆失伝

 逸話、技術、武術、工芸品などが継承されず失われること。


◆アカシックレコード

 宇宙創成以来、現代までのすべての情報を記録しているとされる書物的な概念みたいなもの。

 鑑定スキルなどはこれを見ているとされたりする。


◆クロニクル

 年代記。年代記とは事件を年ごとに記載したもの。


◆ラグナロク

 北欧神話の終末の日のこと。世界の終わり。


◆アビス

 深淵、地獄。とても深い穴。


◆オデッセイ

 固有名詞、古代ギリシャのオデッセウスがトロイ戦争後の旅をした叙事詩のこと。

 そこから転じて、長い冒険のこと。


◆サガ、サーガ

 北欧の散文作品群。

 転じて、長編物語。


◆フェアリーテイル

 fairy tale。妖精物語。転じておとぎ話。


◆デスティニー

 運命。これもよくタイトルに使われる。


◆フェイト

 宿命。こっちもたまにタイトルに使われる。


◆ヘブン

 天国。


◆アルカディア

 実在の地名。理想郷の代名詞。


◆シャングリラ

 小説、失われた地平線に登場する理想郷の名前。


◆ユートピア

 理想郷。ラテン語どこでもない場所の意。

 小説、ユートピアから。


◆ディストピア

 ユートピアの対義語。

 荒廃した世界観、完全管理社会など。


◆パラダイス

 楽園。


◆エデンの園

 地上の楽園。旧約聖書。


◆アヴァロン

 アーサー王伝説の楽園の島。


◆ヴァルハラ、バルハラ

 天国。北欧神話。


◆世界樹(ユグドラシル)

 はるか上空まで伸びるとても大きな木。世界の中心と言われる。


◆一騎当千

 一人で1000人を相手にできるような強さのこと。


◆狂戦士

 バーサーカー。怒り狂って戦闘をする戦士のこと。

 防御力が下がり、攻撃力が上がる設定だったりする。


◆ガーディアン

 遺跡などの守護者。門番みたいの。ガードする人。

 MOBのこともあるし違うこともある。


◆ファミリア

 親友とかの意味のほかに、ファンタジーでは「使い魔」の意味がある。


◆エンブリオ

 胚芽。人、動物、植物の元の種、卵の発生の元になる部分。

 妊娠初期の胎児のこともいう。

 錬金術ホムンクルスの核になる錬金素材としてよく利用される。

 種はシード、卵はエッグ。卵子はオブム。核はカーネル、コア、ニュークリア。


◆ルーン文字

 ヨーロッパで使われていた古代文字。

 魔力を宿しているとされて魔法陣やスクロールに書かれたりする。

 近年ネオナチがシンボルにしているため非推奨とされる傾向にある。


◆鍛造(たんぞう)

 金属をハンマーで叩いて形を作る製法。金属を温める製法と温めないものがある。


◆鋳造(ちゅうぞう)

 金属を溶かしてから型に入れて形を作る製法。できたものは鋳物という。貨幣は昔鋳造が多かった。


◆蒸気機関

 機械文明の始まりの機関。水を沸騰させてその蒸気の力を取りだす。

 工場の動力から、機関車までさまざまな応用が利く。

 蒸気機関があふれる世界観をスチームパンクと呼ぶ。


◆永久機関

 現実世界ではエネルギー保存の法則により、存在しないとされる機関。

 半永久的に熱や回転エネルギーを取り出せる夢の発明品。


◆魔導炉

 魔力的な力を発生させる炉。魔力発生装置。動力やエネルギー発生源のこともある。

 魔力炉、魔力回路、魔導回路、魔術回路、魔導機関などもよく目にする。

 魔核や術者の魔力を燃料として動作する。


◆吟遊詩人

 バード等。ファンタジー職業としては、伝承や各地の出来事を歌や詩を主に楽器演奏と共に披露して旅をする職業。

 日本語的には演奏して歌う人を指すが、英語的には大道芸人などと一緒にされている。

 または、宮廷や貴族に仕え、歌や踊りなどを披露する人のことを指すこともある。


◆エール

 ビールの一種らしいお酒。安酒、薄い酒としてよく出てくる。


◆ミード

 蜂蜜酒。蜂蜜をイースト菌で発酵させたものらしい。


◆リュート

 ギターのような弦楽器。


◆決闘

 剣等で対決する事。騎士道精神とかなんとか。死亡ルールや寸止めルールがある。MMORPGなどでは決闘のためのシステムがある事も。


◆釣り

 RPGでは釣りのミニゲームがあるのはお約束なのでゲーム系異世界でもよく登場する。ダンジョンの隅の池などでも変な物が釣れたりする。

 壁役の人が敵を誘い出して、攻撃職の人の所に集める作業のことも釣りという。

 また掲示板などで嘘のことを書いて相手に返信させたりする行為も釣りと呼ばれる。


◆ヒール

 1. heal 癒す。回復魔法名。ヒーリング。

 2. heel かかと。踵の高い靴ハイヒールのこと。

 または格闘技で悪役の意味。


◆ブレス

 複数の意味があるので注意が必要。

 1. Bless 祝福の事。

 2. Breath 息を吐くこと。音楽での息継ぎや楽器に息をふくこと。特にファンタジーではドラゴンの炎の息を吐く攻撃をブレスと呼ぶ。

 3. bracelet の日本風の略称。ブレスレット。


◆クラブ

 1. club 倶楽部、人が集まる団体のこと。

 2. club 棍棒。ゴルフクラブ。

 3. club トランプのスート♣。棍棒から。

 4. crub 蟹カニ。


◆カマイタチ/鎌鼬

 妖怪。

 つむじ風で人を切りつける、切り刻む。

 ウィンドカッターのような何か。


◆背水の陣

 水辺を背に戦うように、逃げ場がなく、これよりは後がない戦いのこと。

 士気が高くなりやすく一発逆転のチャンスとなるかもしれない。

 なお水を背にしているので、裏を突かれる心配もなくなる。


◆スローライフ

 ゆっくり田舎生活みたいな感じのやつ。自給自足、地産地消。


◆内政もの

 商業改革や農業改革を始めとする、政治もののこと。

 主に貴族に転生したり、貴族の嫁になったりするタイプの話。


◆現代知識チート

 現代の知識による、新商品の開発などのチート行為のこと。

 食べ物、おもちゃ、肥料、輪作、石鹸、火薬、銃などなど。


◆ニカワ(膠)

 ゼラチンの元。動物などの骨や皮を煮詰めるとできる物体。「煮皮」なのだと思う。

 異世界ファンタジーでは接着剤などとしてわりとよく出てくる。場合によっては知識チートの一つ。


◆プリンとゼリー

 卵のプリンはタンパク質で温めると固まり、ゼリーはゼラチンで冷やすと固まる。

 ゼラチンは再加熱すると溶けるが、プリンは一度固まると冷やしても温めても溶けたりしない。

 ちなみにゼラチンはコラーゲンで卵同様タンパク質に分類されるが、卵とは構造が違うらしい、不思議だ。

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