9. 種族
種族っぽいものについて記載。
モンスター娘的なものも含む。
名前の後の()は知名度を筆者の主観10段階で簡易的に示します。
◆人族(ヒューマン)(10)
人間。大抵の世界では最大人口を誇る普通の人。
読み方はヒトゾク、ジンゾク、ニンゾク等。
◆エルフ(9)
耳が長い人間に似た種族。俗にいうエルフ耳。美男美女、やせ形、色白、金髪碧眼、長髪などの特徴を持つことが多い。
おっぱいが小さいとされることも多いが、最近の話では巨乳エルフもよくでてくる。
背丈は人間と同じか少し高いイメージだがロリエルフなどもたまに見る。界隈ではエッチなエルフをエロフと呼ぶ。
森の住民、森妖精、森の賢人などと呼ばれることもあり、頭がよく、精霊魔法、水魔法、風魔法、木魔法などが得意で弓の名手という設定が多い。千歳や万単位の長寿で、若い姿のまま保つようだ。人口は少ない。
緑の服に、緑の三角の妖精帽子をかぶっている。ベジタリアンだと思われていることもあるが実際は違うというのがよくある。弓による狩猟民族という設定とは矛盾するので人族による噂かもしれない。
森のめぐみを糧にして自然破壊を嫌う。木を切るのを嫌う。ミスリル以外の金属は好まないため使用しないとされることもある。
巨木と一体化した木の家に住んでいる設定も多くみられる。
森の中で氏族ごと小集団の集落を作って暮らしている。氏族があるように血縁関係には割とうるさいイメージがある。他の種族と接触を嫌い、人族を見下して嫌うことがある。
基本エルフ語をしゃべるが、人間の言葉も話せることがある。しかしプライドが高いのでわざとエルフ語を話すことがある。
エルフは闇エルフ関連としてオークと敵対している。ドワーフとエルフは仲が悪い、反りが合わないとされるが、これは犬猿の仲というやつだ。個人同士では互いをリスペクトしていることも多い。
2018年以降「エルフの森を燃やせ」(エルフの森を焼こう、炎上)等の流行も見られるものの、なろうのタイトル、あらすじ上はそれほど数はないようだ。ただ内容に関してはちょっと分からない。元々「村を焼かれて復讐、または出てくる田舎の子」という設定は定番設定の一つだと思われる。
◆ダークエルフ(8)
闇エルフ。色黒または褐色でエルフと敵対している。エルフよりもえっちでおっぱいが大きいらしい。魔王軍側として登場することも多い。
ダークエルフは黒エルフ、山エルフ海エルフ砂漠エルフなど色々な呼び方をされる。
普通のエルフは白エルフ、森エルフなどとも呼ばれる。ほかにも灰エルフなどがいる。
ただし肌の色を指して白黒いうのは現代において人種差別と取られかねないため若干慎重な記述を求められる。ハリウッド化などを目指している場合は他の書き方をしたほうがいいだろう。
◆ハイエルフ(7)
エルフの上位種。エルフよりもさらに山奥にいそうな感じで偉い。
一般的にはエルフよりも古代から存在して祖先、始祖的な扱いで、より長寿とされる。
エルフよりもより精霊に近い存在として描かれる。
◆ハーフエルフ(7)
人族とエルフのハーフ。種族間で子供が生まれるかは小説によりまちまちだ。ラバのようにハーフは生まれるが孫は生まれないというものもあった気がする。ハーフは、親両方の特徴を引き継ぐことが多いので寿命も中間ぐらいということも多い。どちらの種族にも受け入れられず、種族差別にさらされる。
ハーフエルフどうしで子孫を残し、種族として固定されているケースと、単に両種族のハーフ個人をそう呼んでいるにすぎないケースとがある。
ハーフ系には、ハーフドワーフ、ハーフオークなど、いろいろな種族であり得る。
◆ドワーフ(8)
胸位までの身長で筋肉質、ひげなどの体毛が濃い小人。ずんぐりむっくり。坑道に住んでいて、力持ちで、石を採石し、鍛冶をするのが得意。酒に強く、いつも宴会をしている。女性のドワーフもひげが生えていて男性と区別がつかないとされるが、最近では女性はロリドワーフとして書かれるのが流行っているらしい。
エルフ同様、妖精族とみなされることもある。
エルフのハイエルフのように「エルダードワーフ」という上位種、祖先が設定されていることもある。
力持ちなので、斧や鎚などをよく装備している。
◆猫人族(7)
読み方はネコビトゾク、ビョウジンゾクなど。
猫耳族。猫獣人。
猫の特徴の俊敏、夜目が効くなどの設定が多い。多くの作品では、顔や体は人とほとんど違いがなく体毛は薄い。
妖精としてはケットシー(6)が有名。人と同じか少し小さい位の背丈と設定されることが多いようだ。ケットシーは妖精の猫の王国で暮らしているとか。
狼男の猫版だと猫男、猫娘、猫人間、ウェアキャット、ワーキャットと呼んだりする。
獣耳としっぽだけの獣度の低い猫人族と、全身毛むくじゃらで顔も猫の獣度の高い猫族のようなものがでてくることもしばしばある。他の動物でも同様。
獣族と人族のハーフ、またはハーフが長い年月で種族化したものが獣人族という設定のときもある。
◆犬人族(7)
読み方はイヌビトゾク、ケンジンゾクなど。
犬耳族。犬獣人。獣人。
ケットシーの犬版である妖精のクーシー(5)が有名。かわいい。
狼男の犬版だとウェアドッグ、ワードッグと呼ぶこともある。
◆リザードマン(6)
竜人族。龍人族。蜥蜴人族。二足歩行のトカゲ。剣士という設定がある。左利きが多いとされる。頭の毛がなかったり、肌が青かったり、鱗が生えていたりする。犬猫と違い、太いしっぽで敵を叩いたりすることもある。魔物扱いの場合もある。
類似にドラゴンに変身したりする竜人のドラゴニュートがある。
竜人はドラゴノイドなどもという。
ポリコレ対応などとして「リザードフォーク」とも呼ばれる。
◆
小さい人っぽい種族。
ハーフリング(3)は身長が人間の半分程度の種族。
ホビット(6)は指輪物語固有の小人族で、権利関係の都合から名称の使用を敬遠する傾向がある。
ちなみに小人は差別語とされることもあるため、場合によっては慎重な表記を必要とする。
ただし小人症、白雪姫と七人のこびと、の小人とはドワーフのことでホビットではない。
◆巨人族
ジャイアント族(8)。体が大きく防御力、攻撃力が高い。代わりに回避能力が低かったりする。
ギガント族(4)、タイタン族(3)などと呼ばれることもある。
野蛮人とされることもある。
◆ラミア(5)
上半身が人で、下半身が蛇の亜人または魔物。人語を理解し、人類と共存している作品が多いが魔物扱いでモンスター娘として登場することもある。
◆アラクネ(6)
上半身が人で下半身がクモの女性。モンスター娘。
足はクモがそのまま8本ある。
お尻からクモの糸を出して織物をするらしい。
◆
目が一つの種族。片目なのではなく、顔の中央に大きな目がついているとされる。あとは人間に似ている。
モノアイ。
類似の巨人型モンスターではサイクロプスなどがいる。
和風では妖怪の一つ目小僧もいる。
◆第3の目を持つ種族
名称は様々だけど、おでこ辺りに3つ目が開く種族。
◆その他亜人
魚人族(マーマン(6)、マーメイド(8)、サハギン)、鳥人族、兎人族、狼人族、など様々だ。
鳥人族は空を飛べるのが特徴で伝令などに有効だ。ハーピーと同一視される場合もある。
亜人、獣人は人族に下に見られ迫害をうけていることもしばしば。
ここではモンスター、妖精に分類している種族も多い。
アルラウネ、セイレーン、メデューサ、ケンタウロス、ミノタウロス。
ドリアード、シルフ、ウインディ。
悪魔、魔族、夢魔、魔王、デーモン、デビル、サキュバス、インキュバス、サタン。
ヴァンパイア、リッチ、ノーライフキング、デュラハン。
ゴブリン、コボルト、オーク、オーガ、トロール。
◆妖狐、半妖、妖人族
とくに九尾の狐関連として出てくる。狐耳人。和ファンタジーに問わず日本のなろうファンタジーでもちょくちょく出てくる。
◆ホムンクルス(7)
人型や犬型、スライム型などさまざまな人工生命体。錬金術の粋を集めて作り上げるとされる。
ホムちゃんとかホムホムとかたまに呼ばれる。
◆機械種(マシンナリー)
機械をもとにした種族。たまにでてくる。ゴーレムに近いがちょっと違う。メカメカしいタイプは性別がないなどの特徴がよくある。
ラテン語でエクス・マキナというのもある。
◆人形
ドール、機械人形マシンドール、自動人形オートマタ(オートマトン)、殺人人形キリングドール、魔道人形、操り人形パペットなどもある。こちらは人形なので少女型、老執事型など人間に準じた見た目であることも多い。犬、猫、鳥などのペット型もあり得る。
SF入ってくるとアンドロイド系とかになる。
◆天使(10)
エンジェル。大天使アークエンジェル。
だいたいは金髪碧眼、男性にも女性にも見えるような美少女。もっとも二次元世界ではだいたい女性だ。性別がない、という場合もある。こんなに可愛い子が女の子のはずがない。
だがしかしピンク髪も黒髪ロングの天使ちゃんも可愛い。
頭に黄色い天使の輪っかが浮いている。
少女のような感じでエロアニメ系以外では胸はあまりない。
背中に鳩のような真っ白な翼が生えている。どうやって寝るのかはよくわからない。翼を消せることも多い。
服装は伝統的にはギリシャ神話またはローマっぽいトゥニカのような何か。白いワンピースや桃色、薄い水色のメイド服、ゴスロリっぽい感じのものも。
古代風サンダルをよく履いている。
十二使徒の○○エルという名前が多い。
翼をなくした、輪っかをなくした、天使の資格をなくした、堕天した、なんて話もよくある。そしてなくしものを探す旅とか。
キューピッドなど全裸の幼児の姿でハートの弓矢、ラッパ、などもある。
◆亜人、魔物、動物、精霊、魔族の境
作品によって、人扱いだったりモンスター扱いだったりと異なる。言語を理解するものを魔族、それ以外を魔物と定義する作品もある。
●人間
ヒューマン。亜人種を含む表現として使われる作品もある。
●人族
人間に亜人、エルフを含む場合などにヒューマンを指す用語。
●亜人
デミヒューマン。半人。人間に近い生物のこと。だいたい二足歩行。
人間が「人族」のことなのかエルフ、ドワーフなどを含む表現なのかで、亜人と呼ばれる範囲は異なる。
典型的なのは獣人、リザードマン、マーマン、ハーピー、ケンタウロスなど。
作品により、狼男など「ウェアxx」各種、ゴブリン、コボルト、オーク、オーガなども含む、人によって意味や定義の差異の広い用語。
●獣人
半人半獣。
亜人のうち動物の特徴を多少持った、人族に近い種族。
多少ではなく、たんなる二足歩行の動物にしか見えない場合もある。
獣人の動物っぽさを絵界隈では「ケモ度、ケモノ度、獣度」といい、動物っぽいほうが「獣度が高い」などという。
●動物
普通の動物。家畜など。
一般的な意味では哺乳類、鳥類、爬虫類を含み、魚類のことは言わない。
学術・理科的な分類では、魚類や昆虫なども動物に含める。
●獣
動物のうち、毛でおおわれた四足の生き物のこと。
普通は哺乳類のことだが、ワニなども含めることがある。
●精霊
植物、水、土、火などを司る精神体の幽霊のようなもの。
●妖精
いたずら好きな、精霊の人型のようなもの。
●幻獣・神獣
神話などに登場する特別な存在の動物。
●天使
天国に住んでいる上位種。神の使いとしてこの世界に派遣されたもの。
●神
この世界とは別の世界に住んでいる、この世界を作ったり管理する存在。
●魔物
凶暴な瘴気をまとったりした生き物。
●魔獣
魔物のうち獣関連のものを指す言葉。動物にはない魔核がある設定が多い。
●魔族
人間の言葉を話せる邪悪な生き物。多くは人間に近い体つきをしている。
●悪魔
悪意を持った天使のような物。魔族の上位種。
●魔王
魔族の国の王様。
●邪神
悪意ある神様の一種。
◆日本語名
●妖人族、妖精族、耳長族
エルフ
●小人族、矮人族、妖精族
ドワーフ
●犬鬼族
コボルト
●小鬼族
ゴブリン
●豚人族、猪人族、豚顔族、豚鬼族
オーク
●大鬼族、鬼人族
オーガ
◆尖耳、長耳について
日本のファンタジー「ロードス島戦記」のエルフである「ディードリット」が長い耳であったため、アジア圏では長耳、ロバ耳がエルフ耳であるとされる。
指輪物語はじめ、従来のヨーロッパ圏ではそれほど長くなく、単に尖っている。
尖った耳は、エルフだけでなく、ヨーロッパの伝承の妖精全般に見られ、精霊、魔族、悪魔、魔王に分類されるドワーフ、フェアリー、デーモン、ゴブリン、サタンなども似たような特徴を持っている。
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