マラルメ「花々」
古き紺碧の黄金の雪崩より
最初の光にあてられ、
天体の永遠の雪から
若き土地と災害の処女のために
大きな杯を以前奪い取った
鹿毛色のグラジオラスと峠の終わりに白鳥がいて
高揚したた魂どもの神聖なこの月桂冠
熾天使の純粋な足指のように緋色となり
踏まれた極光の恥じらいで赤くなる
ヒヤシンス、好まれた光のもとで天人花が
女性の肉体に似て、薔薇は
残酷なる、明るい庭の花のエロディアード
それは血潮滾り、光が散りばめられる!
そして君は百合の咽ぶ白さを為し
それがそっと触れる海の吐息の上に流れ
青ざめた地平線の青い麝香を横切り
泣き晴らす月の方へ夢想のうちに立ち上る
天体の上と香の中の歓声は
我らが女性、庭の縁の歓声と
天の夜によってこだまが終わる
眼差しの絶頂、頭光の輝きよ!
おお、海よ、それは君の正しく強い乳房のところに創造し
壊れやすい未来を聖櫃は揺さぶり
香油の入った死とともにした大きな花々は
しおる生に倦怠した詩人のためにある
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます