イブ・ボヌフォワ「石」

ながいあいだ 暗い壁のところで

幼年期が続き 私は冬の意識となった

;悲しく、強く、イマージュの上に、

他の日の反射の上に、苦く傾く


何も望むものはなく

二つの光を混ぜることにより貢献し

おお 記憶よ、昼間の石油のガラス容器の中に

長い雨の空のもとで、赤い魂を叫んでいる


私は何を愛するのだろう? 

トリエステのの下に海の泡があり

トリエステの海の灰色が

川の引き裂かれるスフィンクスの両目を

まばゆく輝かせる

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