クローデル「夏の日」

はじける中にひかり輝き

朝の絶頂があり

まばゆいばかりのテーブルクロスの上で

不死の白鳥が生れる


青色を横切る紺碧でもなければ

葦の下に潜在性でもなければ

そして生き生きとした木の内側で

鳥たちの光もない


楽園に逃げる

大地の真昼間もなければ

神秘を守りながら

夜のような他の物がある


ブラックバードとナイチンゲール

の聖なる沈黙

永久のクリスタルを犯すクリスタルもない


手のひらの力強い鳥は

リアルな空間におしひろげる

鳥は静けさの中に進み

海と空の合間に


鳥が値する天使の

知性に驚き

それは膨大な真実の

証拠と一致する


盛大で処女の

とても暗い白鳥の裸体は

地平線の鏡のところで

記章のメッセージを運ぶ


翼の動きもなく

禁じられた玄関に立ち

霊性の英雄は

彼が言ったことを繰り返す


深く優しい言葉よ!

神の玄関の上にある単語

光り輝くこの沈黙を

聞くために創られたものよ

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