第六話。見て回る。

 現時点で獲得、強奪したスキルは中華料理のスキルだけである。スキルレベルはZからAまであり、Aが最高かと思いきやSがAの上に存在していた。途中でSが抜けていたので、なんだか変なランク付けだと思った。さらにSの上にSSがあってその上に、SSSがあって、その上にゴッドがあるらしい。いやもう適当なランク付けだな。

 とりあえずおばあさんの中華料理はFランクであったけど、素人がZだと考えるとそこそこの能力だと思った。さすが中華料理屋さんだな。元だけど。 

 今日は戦闘に行くことにした。全然発情などはしないが、男湯と女湯に入った。会話を盗み聞きしていると、私昔は水泳で全国に行ったけど、足をけがしちゃって泳げなくなっちゃった。と言っていた。足を見るとそこには大きなけがが具体的には片方の足が使えない状態。「もう泳ぐことは一生ないし、泳ぎたくもない」

 彼女のスキルを見ると、Bランクの水泳能力を持っていた。さすが全国だ。強奪しようと思った。どうせ彼女はこの先泳ぐことはないと自分で言っていたのだから。しかし勝手に強奪に対して少し両親が傷んだ。そこで天使からもらった能力愛を与える能力を獲得して彼女と神を通じて会話をすることにした。彼女と俺との間に時間の概念はない。つまり時間が止まった内的空間の中で彼女と魂の会話をしたのだ。その結果、私の才能をあなたに使ってほしいと頼まれたので、俺は彼女の水泳のスキルを強奪、もとい譲りうける形での強奪することとなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る