(2022/8/12執筆)
これを書いている現在、2本の番外編が書かれている。
1本目は『<ゼータ>に関する面談記録』だ。
これは、後に<ゼータ>に所属する5人が、エステルと出会う前にどのようなやり取りをしていたのかの記録だ。
これを書いている時点での最新話でこそエステルとの絆が深い5人であるが、この頃は誰もが厄介者である。
これを知った上で、『私は世界を救えない』の序盤を読むと、より物語の理解が深まるだろう。
2本目は『俺たちはヒーローにはなれない』だ。
これは、本編では脇役として出てくるパーティ『ブラッド・カオス・ドラゴン・エクスカリバー』にスポットライトを当てた短編である。
煩悩だらけでクエストを請け負う3人だが、自警団に邪険にされたり、食堂で出されたワインに夢中になったり、それでもクエストをこなす様子は短いながらも爽快な物語だ。
これを読めば、きっと『ブラッド・カオス・ドラゴン・エクスカリバー』のファンになること間違いなしである。
そして最初にこれに行きついた読者へ、一刻も早く本編を読むことをお薦めする!