「頼りになる仲間達」

矢田は汗だくになりながら

『こんなに色んな事考えて喧嘩してんの?』


俺は『慣れだ、基本自分がされたら

ヤバいなって事を喧嘩ではしろ』


あーそうか、何かカリカリ聞こえる

ので矢田を見るとメモっている


俺は笑って

『メモってんじゃねーよ、何?

喧嘩必勝法1って』


矢田は『いいだろ、真剣なんだよ』


俺は『お前急にどうしたの?

何かあったんだろどうせ』


矢田は『実は俺彼女いるんだけど』


俺は

『あー待てテメーも彼女いんのか!?

何なん本当!ふざけんなよクソが』


矢田は『いや、何なの?』


俺は『まあいいや、で?』

と不機嫌そうに言った


矢田は

『彼女に付きまとうってゆうか、

そうゆうヤツにやられてさ、情けねーから

守れるようになりてーんだ』


俺は『バカ、早く言え!今から行くぞ!』


矢田は『えっ?どこに』


俺は『俺は彼女に手を出すヤツとか1番

嫌いなんだよ!俺に任せろ』


矢田は『いや、俺が自分でじゃないとさ』


俺は『はー?何かあったらどうすんだよ!』


矢田は『1ヶ月後にやり合うから』


俺は『うぜーな、おせーよ言うの、

お前の彼女の気持ちは大丈夫なのか?』


矢田は『ああ、喧嘩の話はしてないけど』


1ヶ月か。左腕なしじゃ教えるの限界あるな。


俺は

『お前地獄の特訓でも彼女の為なら

やれるよなー!泣き入れたらボコるよ?』


矢田は『うん、限界まで厳しく』


俺はPHSを開いた

『俺ー、今から来れる?あいよー』


と連絡を入れた

10分後すぐに来た


よーっとパチンと手を合わせた


光ちんが

『お前が怪我してんの新鮮だな』

はっはっはっと笑い


『で、何だよ?まーた揉め事か?』


俺は光ちんに矢田の話をした

『基本俺が教えるけどよ、左腕無しじゃ

全部伝えられねーんだわ』


光ちんが『へー矢田ー男じゃねーかよ』


矢田は

『いや、そんな事ないよ

陸たちならすぐ終わらせてるし』


俺は

『気持ちの問題だよ!

あーそれと光ちんを呼んだのは俺だから』


光ちんも

『確かにムカつくヤローだな、

よし、俺も参加するからよ、構えろ』


矢田は

『光ちんも!?すぐ?』


俺が

『俺たちは

セッカチだからな、ほら殴られんぞ』


テメーさっきも言っただろ!

だからこう受けてこうだろ


と特訓をしていると


龍善と一馬が歩いて来た


龍善が

『珍しい組み合わせだな』


光ちんが

『おう、オメーラの怪我は?

肋骨と鎖骨と17針、一馬も似たようなもん』


俺は『徹さんのとこも行ったか?』


一馬が『ああ、ちゃんと会ってきた』


俺は『そうか、お前達何してんの?』


一馬が『お前が電話出ねーからだろ』


『ああ、気付かなかった、ちょっと

お前等も協力しろよ』


とあらすじを話した


龍善が

『ソイツやっちゃおうぜ、

何なんだよ!帝南なめんなよ』


光ちんが

『コイツが自分でケリつける

って言ってんだ、この件はやらせてやれ』


俺が

『どんだけ厳しい特訓でも

耐えてソイツに勝つんだろ?』


矢田が『うん、やるよ!』


龍善が

『よーし、今日から1ヶ月間な』

一馬も『俺もやるぜ』


俺は心の中でヤバいメンバーだなあ

と思いながら、仲間が頼もしかった

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