「確信」

俺たちは気持ちを抑えるのに

全力を使った、気が狂いそうだった


沈黙していると


坊主頭が

『お前達本気で仲間入りして

使いっ走りする気あんのか?ビビったか?』


俺は

『俺たちの強さは知ってんだろ?』


パンチが

『鬼貴族の頭はマジで怖えぞ、やりすぎで

年少上がりだ、単車事故らすなんて遊びだ』


俺は

『あんた達はなんでいっつもここで

カツアゲしたりしてんだ?』


パンチが

『まぁ上の連中がうるさくてな』

俺が

『なんか絶対的なルールはあんのか?』

坊主が

『上に月1回金を持ってくだけだ』

一馬が

『金を渡す溜まり場とかは?』

坊主が

『いつもはファミレスだけど、

大事な時は空き工場だ』

一馬が

『今日は俺たち入れてもらうし工場か?

パンチが

『ちょうど月末の土曜日だからな、集金と

皆んな集まるから工場だ、ビビるなよ?』


俺達は顔を合わせ首を縦に振った


俺は

『あー、疲れたなー確かにビビったぜー』

龍善が

『本当によー、我慢の限界だったわ』

一馬が

『ルールに頭しか知らねー場所とか

ないか確認したし、もういいだろ』

真人が

『ちょうど月1集会の日か、やっぱ

バカにはやった事返ってくるもんだな』


俺たちは急変し

龍善と真人が後ろから羽交締めにした


俺は

『おい、その倉庫に案内しろ

ムダな足掻きしたら1分ずつ殴る』


後ろ回し蹴りをパンチの鼻に入れた

“バキャ"兄貴の見様見真似だ


“バキッ"ドッ""バキャ"

一馬が坊主の顔面を殴り顔面に膝蹴りを入れた


俺と一馬が

『次代わるわ』と龍善、真人と代わった


龍善が殴ろうとすると


ハァハァハァハァ

『分かった、何だよ急に、連れて行くから』


パンチパーマも坊主も痛がっている

龍善達が羽交締めをしながら

関節でもやったんだろう


俺たち4人は決戦の場へ向かった

これ以上ない程の怒りを解放しながら

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