「先輩達」
力也さんが
『本当に悪かったな、陸坊と
集会に来てた気合い入ってた3人組か?』
一馬が
『はい、自分達です』
力也さんは
『さすがにいい面構えしてるよ、
忍達を思い出すなー、なあ上田?』
上田さんも
『はい、この雰囲気久々ですよ
今にも飛びかかって来そうです』
力也さんが
『卒業後は決まってんのか?』
俺は
『いや、俺はまだ、コイツは
仕事とボクシングです』
兄貴が
『お前等コイツらに悪い道を進めんなよ、
俺等と違って明るい先の可能性があるんだ』
力也さんが
『いやいや違うよ、仲間思いの
青春を見守ろって親心ってヤツでさ』
上田さんが
『忍達もそうだったんだ、力也さんに
いつまでもガキ扱いしてんなって、
力也さん達に向かって行ってよ』
俺と一馬は顔を上げた
力也さんが
『そん時は流が周りをどんどん
他の頭を潰して侵攻してる最中だったな』
俺のとこに2人で
『ガキ扱いしてんと痛い目見るぞ』
って突っ込んで来てよ
それが忍と徹との出会いだ、
俺がぶっ飛ばしたけどよ、
それから流が1人でケジメ付けに来て
俺が人生で初めてやられちまったってわけ、
まぁ流の役に立ちたかったんだろうな』
俺は
『俺たちは自由にやりたいだけです
邪魔されたら道をこじ開けますよ』
上田さんが
『自分の好きにやりたいってのは
1番敵が増えて窮屈だぞ?』
俺が
『いいっすよ、それより今は
この件を解決して下さい、
敵がいるなら俺たちが潰しますよ』
兄貴も
『その通りだ、お前等いつまでいるんだ
さっさと行ってやる事やってこい』
力也さんが遠慮しながら言った
『流は動かないの?
流の指示で流星会なら1000人は動く』
『ああ最初から関わらねー
つもりだった、でもコイツが
どうしてもって頼むし、事が事だしな、
アイツらは俺達の仲間だった、後は頼むわ』
力也さんは寂しそうだったが
『分かった、手間かけてすまなかった』
上田さんが
『自分が不甲斐ないばかりに
すみませんでした、後は任せて下さい』
兄貴が
『ああ』
とだけ言い
先輩は俺と連絡先の交換をすると
『失礼します。』
と出て行った。
兄貴は俺たちに
『そうゆう事だ、アイツらは
やる時はやるヤツだ任せてろ』
俺は
『ああ、よく分かったよ
本当にありがとう』
一馬も
『本当にありがとうございました。』
と頭を深々と下げた
俺は一馬がいずらしだろうし、
気付くと着信が溜まっていた。
『龍善達も
気になっているだろうから行こう』
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