引退集会
「引退集会」
あくまで俺の知る限り
俺たちの仲間や
少年犯罪を起こす奴等は
片親だったり、
家庭内になにかあるヤツが多い
でもそれを理由に
親が〜だからこうなった、
など言い訳にする
言うヤツは周りには1人もいなかった
そんなダセー事を言う奴はいない
自分で選んだ道だろ?
今日の集会で300台以上
集まるが皆んな同じ事を言うだろう
一馬と19時に待ち合わせ
龍善の待つ単車置き場に
向かった
俺が
『今日めっちゃデカいよな?
もう族車の音聞こえるじゃん』
一馬は
『俺運転まだ下手だから
お前運転しろよ』
俺は
『こけて他の単車巻き込んだら
シャレになんねーもんな』
一馬が
『ああ、足は引っ張りたくねーよ』
と話しながら歩くと龍善が見えた
龍善が
『やっぱよかったな、長い甚平』
一馬が
『特攻服みてー』
俺は
『長い甚平ならいいべ?
3人合わせて良かったな』
一馬が
『つーかお前の兄貴にいいって
言われてねーけど大丈夫なの?』
俺は
『ああ、喧嘩あっても、やられずに、
拐われず、捕まんなって事だ多分』
龍善が
『引退集会だし、大丈夫だろ』
俺が
『上には上がまだまだいるらしい、
まあ、何かあっても絶対帰ってくるぞ』
一馬が
『よし、気合い入れんぞ』
龍善が
『肩パンな、今回本気で』
俺は
『えっ嫌なんだけど、
気合い入ってるし』
2人が
『ガキの頃やっただろー』
うぜーなー、このノリ本当と思いながら
三角形になり
一馬が龍善、龍善が俺、俺が一馬
を思いっ切り殴った
『いってーなー』
と3人で言いながら笑っていた
俺は
『まだ時間あるからコンビニ行こうぜ』
と言いエンジンをかけた
龍善も『ああ』と言いエンジンをかけた
俺は
『あっ言い忘れたわ、真人も来るってよ』
と言い人生最大規模の集会へ向かった
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