「教育指導室」

俺たちのクラスには

聖川、豊、、涼、他メンバー数人

チームの仲間が多いクラスだった

当然1番荒れている

授業中に入ってきては

音楽をかけ、タバコを吸い

麻雀などをして、


注意されれば

『うるせーよ』

と物を投げたり

『おい、お前本当にやっちまうぞ』

と言い

手に負えなかった

他の真面目なヤツらの

親から苦情もあっただろう


とうとう鬱状態になり

担任が変わった


だが担任が変わった所で

何も変わらない

夏休み前にはまた担任が変わった


それでも俺たちに

変わりはなかった

そこで学校側が

考え抜いた手は


教育指導室を俺たち用に

用意するという策だ


テレビ、DVDデッキ、映画DVD、

冷暖房、将棋、漫画、

冷蔵庫などなど

完備だった


教師の1人が

『ちょっと来てくれ』

と言うので、行ってみると

他のクラスの光ちん達もいた


『ここを自由に使っていいから、

あんまり他の生徒の

迷惑になる事はしないでくれ』


との事だった


光ちんが

『おー、すげーじゃん、

これ全部新品じゃん、

買ったのか?』


『そうだぞ、まだ他にも

設備を用意してるから、

少しここを使えると思って

あんまり暴れるのはな』


と言ってきた


俺も

『ふーん、閉じ込めようと

してんのがイラつくけど

まぁ悪くねーな、龍善?』


龍善が

『何でも持ち込んでいいんだろ?』

と言い

『ここなら何をしてもいい

ブラインドもあるから

外から見えなく出来る』


聖川は

『他のヤツの教育指導室は

どうすんだ?

ここ幹部の俺たち以外入れんなよ?』


『分かってる、会議室かなんか

考えているから』


"ドカッ"とソファに座り

『ま、いいんじゃねーの、

ここしかいるなって

訳じゃねーし』


と俺が言うと

皆んなくつろぎ始めた


『おい、灰皿まであるじゃん』

と言うと爆笑した


涼がタバコに火をつけると

『はい、お前は禁煙でーす、

外で吸って下さーい』

と言うと

『ふざけんな、灰皿かせよ』

『じゃタバコ一箱よこせ』

『何でだバカマジで灰が落ちる』

『じゃ一本くれ』

『あーもう』

と言い赤ラークを出して来た

『サンキュー』

と言い火を付けると


皆んなが

『お前達って仲いいよな、

なんだかんだで』

涼は

『こいつマジで切れてるとき

あるけどね』

『うっせブタゴリ』

『略すな』


と、言い合って

皆んなと笑っている瞬間は

永遠に続いてほしいと

思うほど、幸せだった

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