第21話敵の情報
「やり返す」
俺たちが会議室に
着くと涼と光ちんが
先に来ていた
涼はいつも通り
足を長机に乗せ
光ちんは
肩肘を長机に乗せていた
光ちんが
『おー陸ー』っと
手をパチンと叩き
涼は
『よー、さみーから
エアコンある方が
いいべ』
といつも通りだ
『豊は?』
と聞くと今
探しに行かせてる
と言うので、
来るまで寝ようかな
と思っていると
聖川はポケットに
手を入れ座り
少し、イラついて
『博士も一緒に
向かわせてるから』
と言い、
あらすじを説明した
『真人が女連れで歩いて
た所を知らないヤツに、
陸って龍神と
薪ヶ丘の真人ってヤツ
知ってるか?
って聞かれたらしい』
光ちんも
『ああ、お前たちの名前広まって
きてるな、』
俺は
『タイマンでやられたの?』
聖川が
『いや、10人以上
どっかの学校全員か、
同盟組んだ学校か、
学ランも私服もいた
って言うから分かんねーから
博士も呼んだんだ』
涼が
『負けを認めねーから
刺されたんだろ?
容赦ねーなー、
誰かさんみてーに』
『俺は負けを
認めさせてんだろゴリ、
そんなダセー事しねーよ、
どっちが負けを認めたか
分からせねー程度だから
ダメなんだよ』
皆んな顔を合わせ
『おーっと』
拍手をし笑った
『まぁまぁまぁ』と
爆笑していると
豊と博士が来た
豊が『よーっ』と
言い
博士は隣で頭を下げた
俺は『で相手は?全部言え』
と言い博士が
『相手は北野坂と
向井中学、
向井中学と北野坂は
やり合って勝負が
つかなかったらしいけど、
人数が10対15で
引き分けたから向井中学
の方が強いみたいだけど、
仲間になったらしい』
『あと、今回はいなかった
けど仲のいいヤツが
他にもいるらしいよ』
聖川が
『場所は?強さで言え』
『電車で四駅で、
一年から三年を
二校合わせて
その仲間も合わせたら
数も多いし
強さは市内の南では
五段階で四、向井中の
頭と四天王ってのが
強いみたい』
豊が
『おい、お前本当だろうな?』
『あっちの方の友達に
聞いた話だけど、
武器も使うからって、
あと、真人君は
命には関わらないって』
光ちんが
『当たり前だ、
簡単に殺す気で
刺してたらとっくに
年少行ってんだろ』
聖川が
『いつ動く?
陸は狙われてるなら
どの道早く潰そう、
それまで俺が陸と一緒
にいるから』
『お前子供じゃねーんだから
いらねーよ』
と言い終わる前に
聖川が
『今回はダメだ、
後ろから刺されたら
さすがに避けれねーだろ』
と言われ
光ちんも
『ああ、聖川なら安心だ、
俺も家近いし、
相手はざっと30〜50人か、
明日勇に俺たちが
やるから動くなって
言いに行くから
明後日、聖川とソイツらの
とこ行って、週末の朝か夜
やるように話付けに行くぞ』
続けて『聖川、メンバーにも
伝えてくれ、
気合い入ってるのだけ』
聖川は『ああ分かった』
俺は
『二人で行った時
喧嘩になったら?』
と言ったが
光ちんが
『そん時はそん時
だろう聖川』
と笑った
俺は
『俺たち幹部で
明後日やっちまおうぜ、
ってゆうか俺も行きたい』
涼が
『お前行ったら
絶対喧嘩になるだろ、
今回やられたの
隣の真人だし、
でも二人共狙われてるから
ちょっとめんどうなんだよ、
薪ヶ丘の面子もあるだろ』
光ちんが
『まぁ二、三日の我慢だ
マジで今回は動くなよ』
俺は『んー』
涼が『納得しねーなぁ』
俺は
『喧嘩上等背負ってんからな』
気付くと博士が
突っ立っていたので
豊に
『もういいぞ』
と言われ出て行った
俺が
『今回は本気出そうかなー』
と遠足に行く子供のように
言うと
光ちんが
『お前本当喧嘩好きな』
と言い
いつも通りの笑顔が
皆んな戻っていた
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