第22話 仲間の思い
次の日俺と光ちんで
薪ヶ丘へ行ったが
勇は警察の事情聴取と
学校からの説明で
すぐには
顔を出せなかったので、
バッキーに伝えて
少し話した
バッキーに
『真人は?動けるのか?』
『ああ、暴れてしょうがねーけど、
無理させてもな、
刺される前にも
かなり鉄パイプなんかで
全身打たれてんから』
光ちんが
『勇もお前も動きてー
だろうけど、
俺たちに任せろよ』
と言ったが、
『向こうは他にも
二、三校繋がってるから
やり合うなら
ゾロゾロ来るかも
しれないよ』
と調べた事を
話してくれた
俺はそれでも
『ちまちまやるより、
一気に南地区制圧
出来てちょうどいい』
と笑った
バッキーは
『光ちん、陸、
すまねーけど俺も
連れてってくれねーか?』
と言い頭を下げた
光ちんが
『真人の見張りが
必要だろう、
見張りを勇に頼んでも
頭不在だと
また来た場合にも
色々動かなきゃならないだろ?』
バッキーは
『土日は学校もねーし、
真人とはずっと仲間なんだ
頼む、俺の知らないとこで
仲間が汚ねえ手で
やられて、
ダサいヤツとか
言われてるのは
我慢できねーんだ』
と
もう一度頭を下げた
俺と光ちんは
顔を合わせ
(まぁ俺たちでも、
同じ事をするかと思い)
光ちんが分かった、
と言い
『明日は俺と聖川で
行くから連絡する』
と言い
帝南へ戻った
戻ると幹部が揃って
いた
光ちんに『どうだった?』
と聞くので
『バッキーが我慢
出来ねーから、
一緒に来るってよ』
といい
俺は聖川に
『来るメンバーは
どんくらい?』
と聞き
『ああ、四、五人って
とこだなー、
メンバーでは上位のヤツら』
『つー事は』
『ああ、10人程度と
相手は最低30人以上50人以下
ってとこだ、だが
こっちは精鋭部隊だな』
と光ちんが言い
涼が
『一人5人か、
なんなら幹部だけでも
いいけど、たまには
いいか』
豊も
『楽しくなりそう
じゃねーかよ』
とシャドーボクシング
を始め
聖川は
『あとはケンカの場所か、
相手は舐めてかかって
くるからこっちまで
来るかもな』
光ちんが
『ああ、向こうに
来させればいい
相手は他にも連れて来る可能性が
あるってバッキーが
言ってたしな』と
笑い
俺は
『やっと暴れ回って
いいよなぁー』と
やはり
楽しみで仕方ない気持ちと
バッキーに会い
真人の仇は取ると
怒りも込み上がってきた
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