第06話 感謝のスキル・ダイス

 ならば、次である。


 もう一つのスキル・ダイス……これも10回ほど振ることが出来る。


  提供割合は、

   ・金ダイス 15%(出目:1000、2000、3000、4000)

   ・銀ダイス 35%(出目:100、150、200、250、300、350)

   ・銅ダイス 50%(出目:10、20、30、40、50、60)


 ステータス・ダイスの時より、金と銀の割合が高くなっている……油断は宜しくないだろうが気持ち、楽である。


 先程の結果を踏まえ、俺は最初から、3人の助力を得て振ることにする。


 因みに、手順及びダイス自体の演出も同様であったため、気にせず、サクサクと振っていく。


 その結果は、

--------------------------------------------

  1回目:金ダイス:2000

  2回目:金ダイス:3000

  3回目:銀   : 300


  4回目:金ダイス:3000

  5回目:金ダイス:1000

  6回目:銀   : 200


  7回目:銀   : 350

  8回目:金ダイス:2000

  9回目:金ダイス:4000


 10回目:金ダイス:3000

--------------------------------------------


 全部で、金ダイス7回、銀ダイス3回。

 入手したスキルポイントは、18,850。


 大満足。


 で、彼女達3人の結果は、

--------------------------------------------

 (サクラ) コトハから助力有り

   ・金ダイス 10回

   ・入手ポイント 25,000


 (ヒナタ) サクラ、コトハから助力有り

   ・金ダイス 8回

   ・銀ダイス 2回

   ・入手ポイント 22,700


 (コトハ) 助力無し

   ・金ダイス 10回

   ・入手ポイント 33,000

--------------------------------------------


 サクラとコトハは、金ダイスしか出してない。提供割合が上がってるといえ、驚愕である。

 更に、コトハの出目は、3,000と4,000のみ……『幸運』220の凄さをまざまざと見せつけられた。


 「コトハに……勝てなかったー」

 「フフッ、サクラもコトハもオール金……2人勝ちですよー」

 「ん、勝利」


 「次は……負けないっ!」

 「次はないですよー。……でも、何が起こるか分からないですねー」

 「次も勝つ……ふんすッ」


 悔しがるサクラ、両拳を握りしめ上に突き上げ勝利の余韻に浸るコトハ、その2人の間でやり取りを楽しむヒナタ。


 まー、俺は全敗なのだが……すごぶって気分が良い。スマホゲームの場合はガチャなのだが、基本、爆死だったからなー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る