第2話おりゃあ
眠い眠い眠いねむい。どうにもこうにもやる気が出ない。夢ならばこの現実はいったい全体なんなのだろうか。夢の中の世界であるのにつうかくを感じる。それはつまり夢が夢ではないということに他ならない。
地面にバナナがあることで踏んでみたら事実滑る。それは意識としてそうあるべき、それが当然と思っているからなのか、それとは無関係に誰もが滑るのかそれを検証という行為でしめそうと考えていると世界は暗転し、その思考は次なる思考へと加速する。それは忘却のための加速であり、加速の為の忘却である。世界の暗転は人類に人類の変化は世界の暗転へとつながるそれは、トンネルのようにつながっているし、逆止弁のように行ったっきり戻れない場合もある。知識によってトンネルの数は増え、選択肢は無数に示されているけど、AIのごとく人間の行動範囲はある程度決まっていて、選んだと思ったその行為が実は選ばされていた決められたほうへと導き進む必然の行為だったと知るのは先のことになる。その考えを深く考える前に空が落ちてきたからだ。選ぶ時間考える時間、そんなのはとうになかった。ただ人体の反射の赴くままに第六感の感じるままに神経伝達された体の細胞が、導かれたそれに従って進むのを知らず知らずのうちに自分が選んだと思って人体の内部から視神経を通して眺めるだけである。
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