夢の中でさまよう。
日本語破綻者
第1話ここが夢の中だと気づいた。
目の前にはバナナがある。それは普通のバナナで道路のアスファルトの上に1本立っている。それを見たとき、普通の人ならばそれが偽物、あるいはいたずら、もしくは犯罪の臭いすら感じるかもしれない。しかし、それは違うということを僕は知っていた。
「どうして僕はそれが違うのを知っているのだろうか」その答えはすぐになんとなく理解していた。
ここが夢の中の世界だからだと。そしてこのワイヤレスキーボードは鍵かっこが一つなくて会話文が打てないってことを。これは困ったぞ。最初の鍵かっこを打つ時に「」とかっこと入力しなくてはいけないのか。これでは小説を書くのにひと手間かかってしまう。ワイヤレスなのはよいのに。どうしてこんなことになってしまうのだろうか。またアマゾンで密林でワイヤレスキーボードの普通のやつを買わなくてはいけないのだろうか。やはりそうするしかないのだろうか。背に腹は代えられない。今月まだ少しお金が残っているから。防災グッズと一緒にキーボードを買えばよいのだろう。
そういえば、今月はたぶんだけど、車の室内灯をつけたままにしてバッテリーがあがってしまってじゃふを呼んで、バッテリー代で1万円弱かかったから。余分な出費があって少しショックだったけど、まあ過ぎたことを悔やんでも仕方がない。いや
だからと言って反省しないのもまずい。そのせいで今日自販機に千円を入れてジュースを買って、ジュースを取らないでおつりだけとって帰ってしまったという愚挙にでてしまったのではないか。いや単に疲れていただけだと思いたい。そうだ。今日は少し風邪気味だったしな。熱はなかったけど。というわけで今日はもう寝るかも。アマゾンでキーボードを探してから。なんだかんだでめっちゃ楽だわ。遠くから打てるの。
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