その6
先生「あ、アレクくん」
アレク「何も報告がなかった」
そう言ったアレクさんの顔には影が落ちていた
先生「何もって」
トドル「なあ、もしこのまま報告が見つからなかったら」
アレク「その時は俺が多くの人々を危害に加えながら優雅なドライブをお前達にプレゼントしたということになる。」
トドル「っ..........」
俺たちは何も言えなかった
そしてアレクさんは乗り物に乗る
アレク「ただ、まだそうだと決まった訳では無いので聞き込みは続ける。」
スザナ「うん!そうだよ、アレクさんの推理は当たっているわ!アレクさん、応援しているからね!」
アレク「あぁ。ありがとう。スザナ。流石は俺のお嫁さんだな。」
アレクさんは笑顔をスザナに向けた
スザナは顔が真っ赤っかのかーだ
それには俺たちも同感だった
俺たちもアレクさんを信じている
俺たちもアレクさんに応援する言葉を言った
するとアレクさんはお礼を言った
あ!アレクさんが笑った
アレクさんは、今まで見たことのない優しい笑みを俺たちに向けた
その美形の破壊力に男の俺たちでさえも、何も考えられなくなりそうになった
なかなかの大人の男のエリックでさえもそんな感じだった
アレク「俺の考えは正しい筈だ。このまま聞き込みを続ける。」
みんなは頷いた
そして次の警察署へ向かう
そして次の聞き込みをする
するとそこでは報告があった
しかも、スコピエ中の至る所から報告がされていたようだった
何かおかしい
何でさっきの警察署は報告ないと言ったのだろう
これだとそんなの、どう考えてもあり得ないじゃないか
どうしてだろう
念のために、更に別の警察署へも向かった
そこで更に聞き込みをしてみた
するとそこでも報告があったようだった
そして、最初に訪ねたあの警察署はその所長がイケメン大嫌いで、それを見ると悪戯をしたくなってしまう訳があるそうだ
トドル「それってやばいよね。」
スザナ「うん。アレクさんがかっこいいのはそうだけど、それでそんな」
エリック「馬鹿のすることだね」
先生「流石の私もそこまでじゃないよ。」
アレクさんは顔が真っ黒だ
そして目が光っている
.....今のアレクさんは少し不機嫌なのかもしれない
そうして聞き込みはアレクさんの推理が正しいということが分かったので、終わった
そして俺たちは聞き込みで得た情報である、あれがよく出ているとされる病院へ向かった
そこで患者が殺されているのだとか
俺たちは身構えようとしたがアレクさんは落ち着けと言った
アレク「俺がやる。それの中に爆弾を仕込んで爆発させる。」
先生「うまくやれるのか、アレク」
アレク「俺ならやれる。」
そうしてアレクさんは爆弾を用意しているのを見せた
安心できそうだ
そして、アレクさんはアレの正体が何であるのかを知っているのだろうか
トドル「ねえ、アレクさん。」
アレク「あぁ。何だ」
トドル「アレクさんは、あれの正体を知っているの?」
アレク「フッ。知らないんだ。残念ながらな。憶測はあるが。」
トドル「憶測か.....」
先生「それは何だか聞いても良いかな、アレク。」
アレク「あれは人形だ。」
先生「人形。いいや、それは」
アレク「具体的に言うと、既に死体なのだが、そこに無理矢理か魂が祟りつけられている状態だ。そして、体の細胞も直ぐに再生するように力が込められている。」
先生「やはり、か。」
ドラゴス「それ、少しやばそう。」
アレク「そうだね。つまり、今回の出来事もまた、誰かが絡んでるって事だ。」
トドル「えっと、あ、そうか!力が込められているということは、そういうことか。」
ドラゴス「よく分かるようになってきたじゃないか。偉いな!まぁ、この場合はあまり喜べることではないんだが。」
アレク「見えてきたな。病院だ。着くぞ。そろそろだ。」
俺たちは前方に病院があるのを確認した
トドル「あそこか」
アレク「あそこだ。殺人が起こっているらしいんだ。」
俺たちは意を決する
アレクさん一人では行かせたくない感じだ
俺たちも一緒に行ってこそ、いいと思う
アレクさんは、フーズの仲間だ
みんなで力を合わせよう
アレク「はっ!そうか。それならお前達も来るか?」
トドル「えっ!?えっ、えっ?」
エリック「心の声がだだ漏れだぞ、トドル。」
トドル「あちゃ〜〜〜。そうだったかあー。うん。そうだよ。俺たちも、行く。」
アレク「そうか。では、お前達も来い。無理はするなよ。」
みんなは頷いた
赤ずきんトドル 花華 @aaaaak
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