その5

そしてみんな、乗り物に乗る


そして乗り物を動かす前にみんなでご飯を食べる


かなり美味い


このハッシュポテト、美味い


みかんジュースも美味しい


このパンはかなり美味しい


チキンも美味しい


みんながそれぞれ美味しいものを食べていた


そしてみんなは食べ終わり、乗り物を動かすことにした


アレクさんは乗り物を動かす


乗り物が動く


乗り物が進む


みんなお腹いっぱいになってすっかり寝込む


俺もうとうとしてきた


寝ようかなあ


辺りもすっかり夜だし


俺は寝た


夢を見る


そこには母と父がいた


母「ねえトドル。母さんね、今日も道に迷っちゃって。家に帰るまでかなり時間がかかったの。ごめんなさい。」


父「俺もそろそろ何だか猫を肉にしか見えなくなってな。おかしいのかな、父さん。」


そこにおじさんが何かを言っていた


おじさん「早くどうにかしてもらえ。それをそのまま放って置くとやがては貴方達が死ぬかもしれないんだぞ!貴方達は何もおかしくないんだ。貴方達が変になったのはあれのせいなんだ。」


父「あれのか。まあ確かにあそこに行ってから何だかが変になったような気がしなくもないが。」


おじさん「そこだよ!そこに行くからだ。お前達は早くその封印を欧州のどこか有能な者に解いて貰え。とある人物から気を失われてしまったのだろう。いや、あれの力なら既にどうにもできないかもしれないが」


母「その人物って誰かしら」


おじさん「黒の悪魔だ。分かるだろう?」


父「それって誰だよ?」


おじさん「分からないか?黒の頭巾だ!」


ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーー


んっ


目が覚めたみたいだ


景色を見てみる


朝だ


乗り物の中か


そういえば俺って乗り物に乗ってるんだったな。異国へ行くために。


みんなを見ると、みんなはまだ寝ているようだ


黒の頭巾、か


...........。


俺は何気に、アレクさんの方を見た


アレクさんは運転を続けている


何事も無く、運転が続いている


俺は何だか一安心をした


アレクさんは、いつも通りのかっこよくて、良い人のアレクさんに見える


父さん、母さん........


どこへ行ってしまったのだろうか


本当に仕事で忙しくて帰ってきていないのだろうか


フーズに入った直後から姿が見えなくなったんだ


その初日に俺が家に帰ってきたら既に置きメッセージをしていて帰ってこなくなった


どういうことだろうか


真実がありそうだ


本当は、なぜだろうか


そう思った


そして、窓から見える景色を楽しむ


今、どの辺りを走っているだろうか


田舎っぽいような感じの風景だが


何気に景色を見て、その綺麗な朝焼けに和んでいると、みんなも起き出してきた


スザナ「うーん。みんな、おはよう.....。」


エリック「あぁ。おはよう。みんな。」


ドラゴス「ういー。」


先生「おはよう。みんな。」


ガヴロ「うーん。おはようー。」


トドル「おはよう。みんな。」


するとアレクさんが口を開いた


アレク「おはよう、お前たち。起きたか。」


ドラゴス「うーん。うん。」


トドル「おはよう。アレクさん。今、どの辺を走っているの?」


アレク「あぁ、お前たち、お疲れ様。今は北マケドニアに入りたて辺りだ。」


トドル「うおっ!ついに!?」


先生「きたのかあー。」


アレク「あぁ。そうだよ。ベオグラードからずっと走ってきて今になってそこだ。距離的にはかなり走った方だぞ。」


スザナ「アレクさん、お疲れ様です。」


アレク「あぁ。スザナ。有難う。」


アレクさんは笑顔をスザナに返した


スザナは顔を真っ赤へ赤らめている


エリック「アレクさん、お疲れ様です。これからスコピエへ?」


アレク「そうだ。そしてあれからの被害がないかを確認する。」


エリック「なるほど。被害が出ていなかったら」


アレク「その時は俺の推理が間違っていたということだが、俺は何も間違えていない。」


エリック「なるほど。アレクさんの推理なら期待できますね。」


アレク「あぁ。聞き込みもするぞ。」


エリック「ええ。」


みんなは乗り物に乗ってスコピエへ向かう


みんなもだんだん目が覚めてきて


指でゲームをしたりもしていた


そしてしばらくして


みんなは指でゲームをしたりしている


するとアレクさんが口を開く


アレク「そろそろ着くぞ。スコピエだ。」


ついにか!


みんなは窓から景色を見る


すると街並みっぽくなってきた


前方に町が見える


あそこか!


アレク「そこでまず、警察署へ向かうぞ。被害が出ていないかを確認する。」


みんな頷いた


俺たちはその間に色々指で機器でゲームをしたりしていた


やがて、乗り物が進んでいくと街並みな増えていって


ついに着いたようだ


ガヴロ「すっかり街並みが多いね!」


アレク「着いたからな。このまま走って警察署へ行く」


トドル「どこにあるか分かるの?」


アレク「ナビがある。」


ドラゴス「なるほどー。」


そしてどんどん進んでいく


すると警察署っぽいマークがある建物についた


アレク「ここか。少しで戻るからお前達はそこで乗って待っていろ。」


そうしてアレクさんは乗り物を降りて署の中に入る


そして少しだけ経つとアレクさんが戻ってきた


いつも通り、両手を腰の服の空いているところに入れて、顔は少し上に向いているが、目が下のどこかを向いて、口がへの字になって、不機嫌そうになりながら


戻って乗り物に乗り戻った




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