その3
スザナは怯えた顔をしている
ただでさえくりくりでつぶらな目がさらに大きく見開いて震えている
エリック「トドル。ドラゴス。コイツはスザナじゃない」
それを聞いて安心をしたと同時に何となく、納得をした俺だった
エリック「お前は何者だ。何故、スザナの身体をしている。」
その瞬間、俺たちは構え始めた
スザナ「...........。」
スザナ?は目を大きく見開いてうるうるとしている
エリック「これを見てみろ。」
エリックはスザナ?に何かを見せた
......アレクさんの顔写真だ
スザナ?はそれを見るとうるうるの顔がそのまま、青くなり始めた
エリック「......やはりか。アレクさんの写真を見て顔を赤くしないなんて、スザナじゃない。」
そう言ってエリックは、持っていた拳銃でスザナ?を撃った
するとスザナ?は倒れた
するとその姿が徐々に変わっていき
成人をした男性の人型の姿に変わった
身体全部が真っ白で、人工人間を見ているみたいだった
「.........。」
エリック「コイツが恐らく、お前たちを追手いたやつの正体だ。」
そうなのか?
それにしては疑問があったが、ここはエリックを優先にした
するとエリックは更に拳銃をその人型に撃った
すると人型は倒れた
血は出ていないようだ
そしてそのまま動かなくなった
トドル「倒した.....のか?」
エリック「うん。倒した。」
ドラゴス「俺たちは、もう追われないのか....?」
エリック「それについては考えていることがある。ここは何にせよ、今はマズイんだ。俺の乗り物があるから、それに乗るんだ。建物の前だ。」
俺たちは従って、乗ることにした
建物を出て、エリックの乗り物に乗る
エリック「□□□□というところへ向かう。そこなら安全だ。」
エリックの言うことなら信用が出来た
俺とドラゴスは顔を見合わせて、頷く
すると乗り物が発進した
暫く走って、トドルはふと、何気に気になり後ろを振り返って見てみた
ドラゴスも俺の様子に釣られて見てみたようだ
すると何も無く、風景があった
...........。
エリック「気にしない方が良いよ。」
そう、さり気ない一言を言われた
何気に安心感があったので、俺たちはホッと一息をつけた
やがて、乗り物は□□□□に着き、俺たちは降りた
そして中にみんなで入った
エリック「ここでなら安心して話せるよ。何か、話したいことがあるだろう?」
ホッと一息をついた。話したいことは色々あるんだ。
俺とドラゴスは互いに喜ぶ顔をしてしまう
トドル「エリック、これを見てくれ。」
俺はエリックにスザナからのメッセージを見せた
トドル「これさ、あの〇〇〇に来てって言ってるだろ?スザナが。んで、実際に行ってみたらスザナがいたんだが、スザナじゃない様な........ってなったんだ。」
エリック「そのメッセージ自体はスザナが書いて送っているよ。あのスザナはニセモノだっただけ。何かのタイミングで本物と入れ替わっていたんだ。」
ドラゴス「あの真っ白人間が、追手だったのか?」
エリック「そうだよ。................。」
何だ?この間は......
ドラゴス「スザナはどうして、ニセモノに入れかわさられたんだ」
エリック「スザナも追手に追われていたからだ。」
えっ......!?
ドラゴス「スザナも?!」
エリック「そうだ。スザナも、追われていたんだ。」
エリックは変に目線を右へ左へ移している
トドル「今、スザナはどうしているんだ....?」
エリック「この建物の中で休んでいるよ。」
トドル「えっ!?そうなのか。それなら、会わせてくれ。」
エリック「いいぞ。こちらだ。ついてくるんだ。」
俺たちはエリックについて行く
するととある部屋に着いて、エリックはドアを開けた
そこにはスザナがベッドの上で寝ていた
そして、あの警察官のおっちゃんもベッドの上で寝ていた
........!!
俺たちは安心をしてその場に座り込みそうになった
しかし疑問が湧いた
トドル「なあエリック。何で、スザナもあのおっちゃんも、ここにいるんだ?」
エリック「俺が保護をしたからだ。」
ドラゴス「どうやってやったんだ。」
エリック「追手から取り返した。それだけ。」
ドラゴス「とっ、とり........」
ドラゴスは笑いかけていた
俺もなんだか笑っちゃいそうになった
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