その2
ドラゴス「そうか。まあ、お前は少し鈍感だからかな。」
トドル「どういう意味だよそれ......!」
警察官「こらこらぁ〜〜 喧嘩はおよしなはいぃ〜〜 二人とも無事で良かったじゃないか。君達は、これからぼくたちが保護をするからね。警察署の、お泊まりできる部屋に行くからね〜。そこなら安全だよ。」
ドラゴス「へぇ〜!おっちゃん、見かけによらずなかなかやるな〜。少し心配していた俺はいなくなったよ。」
警察官「なんで心配なんか、するんだよ....。確かにひ弱ではあるが......」
ドラゴス「ごめんおっちゃん。何も聞かなかった事にして。」
警察官「まあ、いいでしょう。おじさんたちのところに行くよ。乗り物に乗ってね。」
そうして俺たちはおっちゃんの乗り物に乗りに建物の外へ出ようとした
警察官「ちょっと待って!」
二人はピタッと止まった
警察官「............来た」
俺たちは構えた
警察官「そう構えることでもないよ。相手だって、おじさんがいれば何もできやしないさ。すぐそこの乗り物に乗るだけだし。さて、行くか。」
俺たちは外へ出た
そして目の前にある乗り物に乗った
ドラゴスがホッとしている
警察官「ね?簡単でしょう。ようし。行くよ。」
そうして乗り物は発進した
そうして暫く動き続けた
................
警察官「........バカな」
その一言にゾッとした
嫌な予感がする
ドラゴス「おっちゃん。何があった.....?」
警察官「あのな、今、画面を見ているんだが」
ごくりと緊張を飲んだ
警察官「ついて来れているんだよ。乗り物に」
ドラゴス「あいつも乗り物に乗ってるんじゃね?」
警察官「いいや。画面の動きの雰囲気的にそうではなかったはずだ。この乗り物が発進をした時から直ぐに相手も、同じスピードでついて来ている」
マジかよ
俺とドラゴスはお互いに顔を見合わせた
そして一緒に後ろを振り向いた
するとそこには何も無かった。普通の風景があるだけだった
変だなと思いながら前に向き直ると
そこには誰もいなかった
おっちゃんもいなくなっていた
乗り物は自動操縦なので動き続けている
その時、トドルのやりとり機械にメッセージが届いた
スザナからだった
---今すぐその乗り物から降りて!私は〇〇〇にいる。直ぐにここに来て---
その瞬間、背筋が冷えたが希望に縋る思いもあった
ドラゴスにメッセージを見せて、飛び降りる事にした
一緒に飛び降りる
着地をして、スザナの言っていた〇〇〇に行く
ここからそう遠くはなかった
いまでもつけられているだろうか?
そういう疑問はあったが
向かう他には無かった
やがて、〇〇〇の建物が現れた
そのエントランスまで行くと、中にスザナが見えた
するとスザナもこちらに気付いたみたいだった
スザナ「トドル!ドラゴス!」
スザナは手を振った
俺たちを手を振りかえして、建物の中に入った
トドル「スザナ、あーー良かったスザナーー。」
ドラゴス「会いたかったぜマイエンジェルー」
スザナ「きゃっ!二人とも、ちょっと、大変そうじゃない。どうしたの?」
そう言われた時
少し身を弾かせた
トドル「え、どうしたのって、お前.......」
ドラゴス「急いで乗り物から降りてって言っていたじゃないか。状況を把握しているんじゃ、ないのか?」
スザナ「? 何のこと〜?」
トドル(なあ、ドラゴス。折角ここまで逃げて来たけどよ、ここからも直ぐに逃げるべきか....?)
ドラゴス(そうした方が良いのかもしれないよな..... ただ、どこにだよ)
トドル(その辺の建物の中とかにだよ。事情を説明して、何とか取り合ってもらうんだ)
ドラゴス(手段としてはそれも確かに良いな.....?じゃあ、ここから合図で逃げるぞ。で、俺がどこかの建物の前で合図をするからそこで....)
「その必要は無い。」
下から聞こえてきた
見ると、エリックが身体を下にして俺たちの会話を盗み聞きしていた
トドル「うわあっ!?エリック!?」
ドラゴス「驚かすなよこの時にーー」
エリックは元の体勢に立ち上がってなり、目の前のスザナをみすらえた
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