その1
監視......?
監視......って.......
誰に、だよ......?
トドルはドラゴスと共に向かいながら考えていた
トドル「俺達、監視されている、のか....?」
ドラゴス「そういう事だよ。今も、な」
「......冷静に考えたら、そうな事がある訳あるかな」
「あるからこうして逃げてるんだ。そろそろ着くぞ。」
ドラゴスと共に向かった先は、本だらけの建物だった
トドル「ここって、みんなが来るところか。どうしてここに」
ドラゴス「それはな、ゆっくり話がしたいからだ。ここなら追手も来ないと思う。」
「ここなら、追手も....?」
「あぁ。来ないと思うよ。安心して話せると思う。あと....」
そう言って俺をついて来いとして行くと、そこには警察官がいた
警察官「あぁ、ドラゴスくん。」
ドラゴス「おっちゃん!友達、助けて連れてきたぜ。」
警察官「あぁ、よくやったよ。ドラゴスくん。君。ここまで来れば安心だよ。」
トドル「あ、うん。何か、監視されているからってドラゴスが俺を連れてきたんだけど、どういうことなんだろう。」
警察官「話そう。実は最近、君達の周りで妙な感じの監視がされているみたいなんだ。」
トドル「うん。そうらしいよね。誰が.....?」
警察官「それがね、ただただ不気味なだけで、よく分からないんだ。ただ一つ言えるのは、そいつは夜にしか現れない。空の色が暗い時間帯の時にしか出ないんだ。」
トドル「何か、ぶきみだな....。」
警察官「何故君たちを追っているのかも、分からない。私達も正直、物騒な感じがする。手に負えるやつだろうかと、疑問に思う」
ドラゴス「なあ、あのさ、おっちゃんたちはどうして監視をしている人物がいるって分かったんだ?」
警察官「それはな、ポインターだよ。人を感知できる機械だ。」
そう言っておっちゃんは手持ちの機械の画面を見せてきた
そこには点がいくつもあった
警察官「俺たちがいるのが、ここだ」
そう言っておっちゃんは画面のある部分を拡大した。そこには点が3つある
警察官「ここに点が3つあるだろう?これは、君達二人と、俺一人だ。要は、こういうことなんだ。」
トドル「なるほど。」
警察官「君達の側に最近はいつも、君達を追っている点が一つあるんだ。それが監視しているやつだよ。」
ドラゴス「なあ。俺たちが今、ここに来る前までも点は、俺たちを追っていたか?」
警察官「君達の点はマークをしているからどの点が君達なのか、直ぐに分かる。追手はここの建物に君達が入ると外で固まったねえ〜。そして、どこかへ行ったねえ。」
ドラゴス「なるほど。俺たちは、助かったんだ」
警察官「うん。そうだよ。今は、だけどね。」
一つ、気になったことがあった
トドル「なあ、おっちゃん。どうしてそもそも、監視者がいるって分かったんだ?ドラゴスが勘づいたりでもしたの?」
警察官「そうだよ。ドラゴスくんが「最近、誰かに見られているような気配がする」とおじさんに言いにきてくれたんだ。」
ドラゴス「行く先の所々、後ろに何かがついていたり、落ちていたり、あったりしていたからだよ」
そうだったのか。不気味だな。
警察官「おじさん、ドラゴスくんの行く先たちの地面を全て検査してみたんだ。そしたら凡ゆるかぎりに何かの跡があったんだ。あからさまに、人の跡だった。」
トドル「まじかよ.....。ストーカーじゃん。ドラゴス、心当たりは無いか?」
ドラゴス「いいや。俺は特に....... トドルは?....あ。おっちゃん、どうしてトドルにも追跡者が居るって分かったんだ?」
確かに。
警察官「ドラゴスくんについて行っていると同時にトドルくんとも会ったりしていただろう?君が外出時で色んな人と出会っていたが、トドルくんと会った時だけ、追跡していたであろう点が、ドラゴスくんを離れてトドルくんの後ろにも回ったりしていたからだよ」
ゾッとした
警察官「トドルくんに回った点は、そのまま君に付いていたので、ドラゴスくんから一回離れて、トドルくんに気付かれないようについて行ったんだ。」
そうだったのか。俺は何もそういう感じの様子は感じていなかった。このおっちゃん、確かにやり手だ
ただ、不気味な感じの追跡者の感じも特に感じていなかった
ドラゴス「トドル。お前は何か変な感じが身の回りでしていなかったか?」
トドル「いいや。そういうのは、特に何も感じていなかったんだよな。」
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