後戻りができない一歩を踏み出すのは若い二人にとって本当に勇気がいることだと思います。 そんな青春の一ページを短い文章の中で描き切っています。
出会いが有るように別れも然り。それでも、人は永遠を夢見てしまうもの。別れを意識すれば、なお感じる相手への思い。相手を思う気持ちが徐々に高まり、溢れ出す。感情のウネリが上手に表現されていて、名もなき人物に想いを馳せる事が出来ました。お題に沿った素敵な作品でした。
今あなたが隣にいること当たり前だと思っていた日常が幸せだったのだと感じたときそれが幼年期の終わりでした。今までのように隣にいるためには留まっては居られません。変わろうとする勇気が変わらない幸せをつかみ取ります。みんなわかっているはずなのにその一歩に躊躇して泣くのです。幼年期と別れ そして 青年期と出会います。青春は今からですね。