第3話『仲間』
翌日、学校に行ってると「よっ笑 朝からなんて顔してんだよ」とボーとしてる優奈に声を掛けた。「おはよう、拓海。ねぇ、微笑んだ姿に心が動くってどういうこ事?」と改まって聞いた自分も恥ずかしくなった。「はぁ?なんだよ、それ笑 まさか立花か?」とまた優奈を動揺する様な発言だった。
すると「おはよう!!愛しの優奈〜」と遥が抱きついてきた。「遥〜おはよう!!」と受け止め朝から親友の絆を深めていた。
「優奈、おはよ!」と北斗が教室に入ってくると優奈に挨拶した。「あっ!立花?優奈になんの用?」とまたしても二人の間に割り込む。「僕も仲間に入れてくれない?」と突拍子もない事言うと思ったのだろうか、驚く遥。「遥、私に免じて!北斗くん元々同じ中学だしさ、仲良くしようよ?ね?拓海はいいでしょ?」と拓海はいいと言うが、遥はまだ認めない。「ねっ?遥は頼りになるし男前だし、なのに時々甘えて人見知り出すもんね笑」「分かった。でも立花いい?優奈に近づいたらタダじゃおかないから!」といつもより増してイキがっていた。こうして、北人も加わり仲良し4人組となった。
そして、仲間になって夏休みの前日に北斗から電話があった。『もしもし、優奈?』『北斗、どうしたの?』『あのさ、明日遊園地行くじゃん?そこで話があってさ』『話?うん、分かった!』とちょっぴり意味深だったが、翌日優奈と拓海は一緒に待ち合わせ場所に向かい、遥と北斗もまた意外と近所と知り、一緒に来る事になった。
「ねぇ、立花!お願いがあるだけどさ。今日、拓海に告白するから優奈と一緒に回って?仕方ないけど…」と北斗に頼み事をした。
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