第29話
次の日学校に登校しようと、家をでたら香織がいた。え?一緒に学校に登校するの?最高じゃん。朝から香織き会えるなんて幸運すぎる。いつも朝は香織は一人で登校して、女子高生を眺めているからな。
「おはよう徹」
「おはよう香織。いつもの日課の観察はいいのか?」
観察と言うより女子高生を見て美少女を探しナンパが成功しそうなやつを探しているんだからな。女子じゃなきゃ通報されてもおかしくないレベル。それだけ目付きがエロいのだ。
「いいんだよー。今日は徹と一緒に登校したい気分だったからね。やっぱ退院してからの最初の登校は徹と一緒がいいからね」
好意かなり上がっているんじゃないだろうか?大切な幼馴染みポディションから大事な人に変わってる可能性がある。これからもっとイベントが起きればもしかしたらー
「あ、あの女子高生可愛い。ぐふふ、あのナマ足触りたいわ。きっとすべすべで弾力があるんだろうなー。そして口の中をなめ回したい。ああ、話しかけにいこう」
うんないな。この変態が俺のこと眼中にあるはずがないわ。香織はあの女子高生に近づいていったが、途中で彼氏ぽい人が現れた。あ、キスした。香りは憤慨している。
「そんなに男がいいの?女子の方がどこが気持ちいいか分かっているのに」
なんでセックスで女子の方がいいってなるんだよ。相性とか、性格とかあるだろう。男が包容力あったらしたらキュンとしたりするだろう。香りはキュンとさせるわとか言いそうだけど。
「電車来たから乗るぞ。なんでハンカチ噛んでるんだよ。古すぎだろ」
「くぅーイケメンのどこが良いのさ。男なんてけだものでみんな性欲に溢れているだけじゃない」
それブーメランだろ。香織も普通の男よりも性欲で溢れているだろう。出会い頭胸を揉むようなやつなど男でもいないぞ。それにセックスしたがってるし。男と変わらないどころかそれ以上だと思うが。
俺達は電車に乗り違う駅で降りたので、必然的に分かれる。香織は悔しそうにいちゃいちゃするのを眺めていた。俺でもあんなにいちゃいちゃされるのは困るほどだ。リア充爆ぜろ。
「行くぞ。次の獲物を探しだすな。どこぞのチャラ男とこかよ」
はぁー好きなやつがいるのに連絡先ゲットしようとするこの不倫癖みたいのはどうにかならないもんかね。まぁ実際にセックスをするのは好きな人だけで、単純に可愛いこと会話したいだけだろう。恐らくレズの側面は見せないだろうし。香織は話せるだけで満足したりするし。
「常に可愛い子を求めるんだよ。徹が常に新しいアイドルをチェックするのと一緒だよ」
「いやアイドルは接点は持たないだろ」
「分かんないよ。どこかにはいるんだから会うかもしれないでしょ。私もるんちゃんに会えると毎日思っているし」
東京に住んでいるんだからそうそう会わないと思うが。それに友達になって2人でいるところを週刊誌に取られたらアイドル生命が終わる。さすがに人生までは背負えない。アイドルと知り合うと言うことはそういった危険性があるってことだ。まぁ香織なら美少女同士で危険性がないと見なされるが。実際はそこら辺の男よりも性的に危ないがな。
「香織が会ったら危険性ありすぎだろ」
「大丈夫だよ。先っぽだけだから」
何が大丈夫だよ。おもいっきり危険じゃねーか。先っぽだけとか危険なやつが言うことだろう。例えあっても会わせないようにしよう。危険すぎる。
「それナンパ師の危険な奴が言うことだからな?」
美少女が男が言っていたら肉食なんだなと思うだけだが。女子に言っていたら、冗談だと思われて、密室になった瞬間食われるよな。もはや危険しかないまである。
「大丈夫だよ。美少女が美少女を食ってもレズ好きが喜ぶだけだから。それにどこの男かも分からない奴よりも私みたいな人に食われた方がファンも喜ぶでしょ」
「いやそれ一部だけだろ。ファンに殺されるぞ。そんなこと言ってると」
そんなことを話していると、最寄り駅に着いた。外にでると蒸し暑い暑さと、日差しが俺に刺さる。暑い溶けそうだよ。あのエアコンが効いた病室に帰りたい。
「ほら行くよ。徹」
そう笑顔で香織は手を差し出してきた。俺はふっと笑いその手をつかんだ。柔けー。ていうか青春の一ページみたいになっているな。まぁ相手は美少女のレズだが。それでも俺の好きな相手に変わりはない。だからこうやって手をさしのべてくれるのは嬉しい。やがて手を繋ぎながら一緒に学校に向かった。嫉妬の視線がすごかった。だがこれで香織のレズ疑惑は晴れただろう。あまり付き合わなすぎでそいうのがでていたからな。まぁレズなのは本当のことだが。こうやって普通の生活を送るのにそいうのは邪魔になったりするからな。
そして学校の前に着くと手を離した。それにしてもレズ疑惑は晴れても俺と付き合っているんじゃないかという噂はどうでもいいのか?まぁレズじゃないかと思われないことが重要だし、告白も減るからそっちの方がいいのか。
「徹ほら行くよ。あ、あそこに見たことない美少女がぐへへ。転校生かな。これは新たな出会いかも」
視線の先にはどこか見たことある美少女がいた。なんかアイドルで見たことがあるような。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます