第20話
胸を揉みし抱くのをマッカンを飲みながら眺めていた。よき光景かな。これが平和というやつなのだろう。陰陽師は非日常なことが多いが。幽霊を成仏させたり、妖怪と戦うこともあるし。それに比べれば現代の高校生は平和だ。俺も平和な日常を送りたいものだ。
瑞己が息絶え絶えになり、香織は肌に艶がでている。満足げだな。
「なんで周りだれもいないと激しくなるんですか」
「他の人じゃ興奮しちゃって襲われちゃうかもしれないからね」
俺も興奮してるんだが、チキンだと思われてる?それとも男として見られてない?どのみち悲しいな。よくいえば信頼とも取れるが。そっちのほうに考えをもっていこう。
「香織は艶々だな。瑞己は疲労困憊って感じだが」
あの喘ぎ声には興奮しました。んっとかあっとか男の性欲をくすぐる。まぁなんと我慢したけど。あれが俺じゃなかったらガン見していたことだろう。俺はチラチラしか見てないからな。
「当たり前じゃん。こんな美少女で巨乳の女子の胸を揉めたんだよ。艶もでるよ」
「いつになったら揉まれない日がくるんでしょうか」
「他のやつに興味がいったらだな」
まぁ香織は恋多き女だし、しばらく経ったら飽きるだろう。まぁ大体がその変態さで離れていっているんだが。だからまだ経験はない。
「その間セクハラを耐えなきゃいけないってことですか」
「私とキスしよう濃いやつ」
「しません!キスだけはなんとしてでも死守します」
キスは好きな人としたいもな。俺も同姓のイケメンが最初のキスは嫌だわ。それに香織が誰かとキスをするところをみたくない。俺は独占欲が高いからな。
「始めては好きな人って決めているんですっ」
「なら私を好きになれば問題ないね。私のことを好きになるのだよ」
そんな催眠術じゃないんだから無理だろ。陰陽術に催眠術はあるが、使ったら陰陽法に触れて刑務所に入ることになる。だから俺は使ったことはない。幽霊には使っていいらしいが。そのせいで幽霊と無理やりヤろうとする輩がでてきているから幽霊にも禁止にするべきだ。幽霊にも人権はあると俺は思っている。
「そんなんで好きになりませんよ」
「徹ー催眠術教えて」
「悪用するようなやつに教えるはずないだろ」
「こうなったら私の魅力を見せようじゃないか。みてこの目が大きくて、薄い唇に狸顔で、まるで美海さんのようじゃない?この美少女さは芸能人レベルだよ。それにこの端正な胸まさしく最高レベルだと思うんだけど」
自分で美少女と言うなよ。まぁ美少女なのは否定しないが。狸顔なのも俺好みなんだよなぁー。これほどの美少女は他にいない。美海さんみたいな美少女は声優界でもあまりいないだろう。
「私は男の人を好きになるのでどんなに魅力があろうと、香織先輩は好きになりません」
「ぐぬぬ。男が羨ましい。この胸を好きにできてセックスもできるんだから」
女子がセックスとか言うなよ。女子同士ならともかく一応男もいるんだから。まぁ男としてみられてないだろうけど。まぁあの胸は男のロマンが詰まっている。
「羨ましいというが、男だったらとっくにセクハラで捕まっているぞ。っとラーメンができたみたいだ」
仙台味噌のラーメンをすする。ああこのピリッとした辛さが堪らない。本場はもっと美味しいだろう。今から行くのが楽しみだ。旅行自体久々だからな。経済を潤すためな大金を使うか。声優に使うほどではないが。
俺はそんなことを考えながらラーメンを食べていた。そして食べ終わると、マッカンを飲む。この喉に絡み付く甘さが堪らない。辛いの食べた後だと余計に甘く感じるから至福の一杯だ。依存症と言ってもおかしくない。
「相変わらすマックスコーヒ好きなんだね。糖尿病になるよ」
マッカンは神の飲み物だ。まぁそれでも病気になる可能性は高いが。だが俺の半分はマッカンでできてるって言っても過言じゃない。喉に染み渡る甘さ、マジで千葉県に産まれてきてよかったわ。マッカンを知らない他県民はかわいそうだな。こんな美味しい飲み物を知らないなんて。
「ふっ甘いな。マッカンは一日一本だからならない」
「いや一日いつ本でも多いでしょ」
「マッカン一日一本なら飲んでなるわけないじゃないですか。あんな美味しい飲み物この世にありませんよ」
マッカンを瑞己に教えたのは俺だ。甘党と聞いて教えた。すると嵌まり俺と一緒で一日一本は飲んでいる。香織は甘党よりも辛いのが好きだから嵌まらなかったが。辛いの食べたあとに飲むマッカンは最高なんだがな。
「瑞己ちゃんまで。ほどほどにしておきなよ。糖尿病辛いって聞くし」
「分かってるよ。それにしても病院食は味が薄いな。カラムーチョが食べたい」
「はいそうい言うと思って買ってきたよ。これ食べながら勉強しよ」
さすが香織だな。俺の食べたくならタイミングで出してくるとは。俺たちは少し勉強をしたあと香織と瑞己は用事があるからと帰っていた。復習しとくか。その後呪術本を読もう。
そしてあっという間によるになり暇になった俺は寝た。
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