第5話
しばらく歩いているとラーメン屋に着いた。やっぱり人気店なだけあって並んでいる。まぁ香織達は並ぶのは苦じゃないから問題ないが。それにしてもチラチラとこちらに視線が集まるな。美少女二人連れて男が好むラーメンには珍しいか。ナンパは俺が目を腐らせているから話しかけるやつはいないが。
「うーんやっぱロリはいないかー」
いるわけないだろ。ラーメン屋に小学生が来てたらおかしいだろうが。ていうか香織は瑞己か好きなのによけそんなこと言えるな。まぁろりは友達になりたいって感じだろうが。どのみちセクハラはしそうだが。
「小学生がラーメン屋に一人で来るわけないだろ。て言うかいたら香織がなにするか分からんから近づけさせないが」
「ちょっと若い柔肌をさわるだけだぜ✨」
「いやセクハラだからそれ。どうせいたからって何でも許され訳じゃないからな」
いつからこんなロリコンに。ああ、叔父さんがロリ系のアニメをみて泣いてたから気になってみたのが始まりか。叔父さん娘の性癖歪めすぎですよ。
俺達は順番が回ってきたので店内に入る。香ばしい香織が漂ってくる。
空いてる席に座る。それにしても視線が痛すぎる。いつもなら香織一人だけだから視線を浴びても香織が多いが。二人だと何でこいつが美少女と二人でいるんだよ。死ねと呪詛をはいて呪ってくるんだが。
「なにになさいますか?」
「辛味噌で」
「醤油で」
「私もそれでお願いします」
すると店員さんは分かりましたというと厨房に向かっていた。
「おっさんばっかりうら若き乙女はいないかー!」
「このラーメン屋にはこねーだろ」
女子がこのラーメン屋に来てたら驚くぞ。間違いなく一人だとナンパされるからな。男が多い場所だとよく起こる。変にお節介を焼いたりしてな。特に自分の知識ひけらかすやつが多い。
にわかに知識をひけらかせても、あまり興味は持たないし知ってるやつからしたらうざいだけだ。
「もしかしたら小泉さんみたおなら免除しガイルかもしれないさ」
「いやあの領域はもはやオタクだ。可愛くてラーメン好きとか絶滅種だろう」
日向坂46だときょんことかいるがあれは例外だ。しかも好きなのチェーン店だし。もし機会があれば兎に角をおすすめしたいな。あそこの坦々混ぜそばは辛さがいい感じで美味しい。きょんこも辛いのいけるし気に入るだろう。まぁそんな機会できると思わないが。
「ラーメン好きの女子はたくさんいるのに独りで来ないとかナンパできないじゃん」
「何でする前提なんだよ。女子同士のナンパでも変態なのばれたら終わりだろ」
香織のナンパはその辺のおじさんと似てるからな。まずついていく女子がいない。レズでもない限り。れぜなら美少女だから着いていく可能性もあるが、まず香織がナンパする女子は男にモテてノーマルな女子が多いからほとんど成功しない。
「変態を好む女子もいるのだよ。セックスだってきっともっと嘗めまわしたいと思う人もいるはずだよ。早くセックスしたいな」
俺は香織としたいけど。香織は受け入れないだろうな。女子との嘗めあいを望んでいるし。まぁ男のなかでは俺が一番好かれていると思うが。その信頼がこうやって本心をぶちまけることだから少し悲しいわ。
「私はしないですからね」
「その巨乳を揉みしだいて感じさせたいのに」
「それは他の女子にでもしてください。私はノーマルなので」
「せっかく技術を磨いたのに」
そんな技術を磨いても拒絶されるだけだろ。異常なほど変態だし。全身嘗めるとか、俺でもしないぞ。足は嘗めるがな。だって香織の足は陶磁器のように白くて、透明感があってすべすべそうなんだもん。そりゃ嘗めたくなるだろ。
「お待たせいたしました。醤油ラーメンと、辛味噌ラーメンになります」
いつも通りなかなかの辛さがありそうだ。もう食べたくてうずうずしてる。いただきますと言って食べ始めた。ああ、この旨辛さが堪らない。家系の赤家系も辛いがそれとはまた別の美味しさがある。
「うん思ったよりはこってりしてないねー。これならすいすい食べれそうだよ」
「はい、もっとこってりしてると思ってました」
がちのこってりはさすがに女子には進めない。カロリー高いしな。そしてらーめんの啜る音だけが聞こえてる。そして俺達は食べ終わった。美味しいからか満足そうな顔をしている。
「ふぅー食べた。今度友達誘うおう」
「女子だけはやめとけ。ナンパされるぞ。ただでさえ香織は美少女なんだから狙ってるやつは多い」
「美少女なんて言ったて、惹かれたりしないよ。私が好きなのは美少女だからさ」
「思ったことを口にだしただけだ気を引こうとして言った訳じゃないから」
まぁ本当は少しでも惹かれてくれたらいいなぁーと思ったが。まぁそんな簡単に惹かれてたりしたら今ごろもう付き合っているが。好きな人がレズの変態って俺も難儀な恋をしたものだ。
「徹先輩私はどうですか?」
「かなりの美少女だと思うぞ。それこそ天使といわれるレベルくらいには」
そう言うと、瑞己は顔を真っ赤にした。誉めすぎたか。まぁ思ったことを言っただけど。
「私は天使じゃないのかい?」
「変態女神だな」
「それ誉めてる?」
「誉めてるぞ。女神だけど俗物感があっていいという意味だ」
「女神なのに彼女できないよぉー」
それはレズなのを隠しているからだろう。同じ性癖を持ってる人に出会えばくっつける可能性はあるだろう。
そして、俺達は料金を払って店を出た。
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