第4話
東京レイヴンズのコーナに行くと、カンバッチがランダムで結構おかれていた。この中から鈴鹿を選ぶのは至難の技だな。俺はバイトくらいでとくに稼ぎがある訳じゃないからそんなに大量には買えない。香織と幼馴染で俺の家はそれなりの名家だが、お小遣いはくれないんだよ。自分で稼げといわれてるからな。今は声優で稼ごうかなと思っているが。
「うーんこれにしようっと」
瑞己はカンバッチを二つ選んだ。俺もじゃこの目がついたこれにするか。俺も二つとると、香織は何個もかごのなかにカンバッチをいれた。買いすぎじゃね?
「香織そんなに東京レイヴンズファンだっけ?」
「私も夏目ちゃんは好きだからね。それにこんだけ買えば鈴鹿ちゃんと飛車丸ちゃんも当たるでしょ。それに余った分は売ればいいし。好きなものを交換して私好感度も爆上がり。うへへ」
そう言って顔をだらしなく緩めた。いや今誰もいないからってその顔はしちゃダメだろ。あと優しいなと思ったが、最後ので台無しだ。もう少し欲望を押さえろ。
「そうか、それじゃ当たったら交換頼む。キーホルダーも買うか」
鈴鹿のはあとひとつだった。やっぱ人気あるんだな。あのツンデレは国宝だと思う。可愛すぎて何回も見るレベル。でれたときとか最高に可愛い。それを共有できる人ご多いっていうのは嬉しいものだ。もちろん好きなのは香織が一番だが。
そして俺達はグッツを買った。香織のグッツの量を見た店員さんは驚いていたな。まぁあんだけグッツを買ってればどんだけお金あんだよと思うよな。だがパパ活はしてないから疑いの目をするのはやめろ。香織は気にしてないだろうが、香織が侮辱されたようでで俺がムカつく。
「お金持っているってことはパパ活をしてるんだろ。どうだ僕といいことしないかい?」
俺がイラついてるときにそう言ってくるってことは覚悟してるんだろうな。
「男がいるのにナンパするとはいい度胸だな」
俺は目を鋭く腐らせて相手をにらむ。すると男はひっと悲鳴を上げた。俺の大切な人がそんな軽いわけないだろう。それをそう思ったなら容赦はしねーぞ。
「だ、だけど君も買ったんだろう?少しぐらい僕にわけてくれても、、、、もし仕分けてくれないなら力づくで、、、、」
男は包丁を取り出し俺めがけて向かった来た。瑞己はひっと悲鳴を上げてるが、香織は微動だにしない。勝てることが分かっているんだろう。そんな知ろうと攻撃が俺に当たると思うか?
俺は半回転して、腕をつかんで避けて、俺は股間を蹴った。すると男は悶絶する。急所を蹴ったからなしばらくは立ち上がれないだろう。ふぅーストレス発散になったわ。
男はしばらく経つと怯えたように内股で去っていた。まぁ急所は痛いからね。まぁわざと狙ったんだけど。香織は肝が据わっているのか動揺していない。瑞己は怯えている。まぁそれが普通の反応だわな。
「瑞己ちゃん私の胸に飛び込めば恐怖は和らぐよ。さぁ抱きついてきて。そしてこその胸の感触を確かめさせて」
この気に及んで下心をだすのとか、恐怖の欠片もないな。瑞己はその言葉で冷静になったのか断っていた。なにされるか分からないしな。警察につき出さないでよかったのかって?小型カメラて撮ってあるから問題ない。これを警察に提出すれば捕まるだろう。今はデートを楽しみたいんだ。
「それで次はどこに行くの?」
「そろそろ夕御飯を食べないか?いいラーメン屋があるんだよ」
「それじゃそこにしましょう」
「ラーメンかー。久しぶりだね」
「陽空っていう店なんだが、こってりは大丈夫か?」
まぁ俺は辛味噌だからあんまり関係ないんだが。たまにこってりは無理と言う人もいるからな。一応聞いてみた。
「大丈夫よー」
「大丈夫です」
「それじゃーそこにするか」
俺達はイオンをでたが、香織の荷物が多いのでまとめて持った。すると香織はポイント高いねと言ったが、レズだからキュンとはしないけどと言われた。まぁキュンと思わせるためにやった訳じゃないからいいんだが、少しへこむ。
「それでそのラーメン屋によく行くの?」
「まぁまぁ行くな。こってりだが濃すぎないからな。ネギとかいれるとしゃきしゃきして美味しいぞ。まぁだが主に行くラーメン屋は松戸とかのほうが多いが」
松戸はラーメンの聖地と言っても過言ではない。それだけの店が揃っている。有名どころは冨田と兎に角だな。二つとも全国レベルの知名度を誇る。松戸の自慢だろう。
「ふぅーん松戸に行ったりするんだ。松戸と言えばロウきゅーぶ!あのロリが頑張ってる姿が最高だよね」
そういえばロリコンてもあったな。留美を見てぐへへとかよだれ垂らしていたし。同人誌を作ろうとしてたからさすがにそれは止めたが。作ったら歯止めが効かなくなる。ただてさえなにやらしてもうまくいくからな。売れたら趣味でお金稼げるからな。それは不味い。
「そこを見ているのは一部のオタクだけだと思うが」
「ロリは世界中を幸せにする。人間を超越した存在なんだ」
はぁー香織のロリコンすぎるだろ。過去に好きになった女子には小学生もいたしな。しかも留美と似ていたし。問題を解決して、落とそうとしてたな。結局趣味の友達を学外に作ればいいと言うことで解決したが。香織は弱ってるところを優しくして私だけだよ思わせようとしてたが。そうなったら性癖が変わりかねないから案を出して防いだのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます