第3話

イオンに入ると、まずゲーセンがある階を探す。三階か。エレベータて上るか。ちなみに香織はどこにうちの生徒がいるか分かんないから大人しくしている。お嬢様みたい品のよさをだしているまである。まぁていうか実際に香織はお嬢様なんだが。世界的な企業セゾンカンパニーのご令嬢だからな。パティーとか行くと取り繕って近づいてきたり下心丸出しやつが来るから疲れると言っていた。


「イオンってでかいねー」


「千葉市に本社があるからな。お膝元だしでかくしたかったんだろうよ」


幕張でこの大きさって相当お金がかかっているだろうな。集客力はどのくらいあるんだろうか?このでかさじゃお客さんがたくさんきていても分からないよな。でも維持できてるってことはそれなりにくるんだろう。


「それよりゲームセンターに行きましょう」


そんなにぬいぐるみが欲しいのか?何を取って欲しいかいわれてないな。まぁどんなものでも俺の腕にかかれば取れないものはないが。まぁできるだけ小さめのがいいが。


「それで何を狙っているんだ?」


「飛車丸のぬいぐるみです」


東京レイヴンズか、ちなみに俺の推しは鈴鹿である。あのツンデレで一途で、仲間思いのところがいいんだよ。それに敵のときは自分の命を捨てても兄を助けるところはポイントが高い。その後春虎が泰山府君祭をするところを止めるところとかどれだけ春虎を大事に思っているか分かる。優しい少女なのだろう。


「飛車丸か、あの主を大事に思っているところがいいよな」


「そうです。夜光が生まれ変わっても使えるために肉体を捨てて再び式神になろうとするところは最高です。最終的に融合しますが、大切な気持ちは春虎にも伝わっているでしょう」


そんなことを話してるとゲーセンに着いた。俺達はキョロキョロしながら目当てのユーホーキャッチャーを探す。あ、見つけた。ちょうど鈴鹿のグッツもあるじゃん。それに三本爪なら俺の十八番だ。


そのユーホキャッチャーの前に来ると瑞己は期待の籠った目で俺を見てくる。寄せ技でとるか。100円をいれて、開始する。まずはぬいぐるみを出口の近くに寄せる。それを複数回繰り返した。そして近くになった瞬間寄せて落とした。


「ほらよ、飛車丸のぬいぐるみだぞ」


「ありがとうございます」


それじゃ俺は鈴鹿のも近くにあるし取るか。俺はもうなんかいかやって鈴鹿も取れた。久々にやったが、鈍ってはいなかったな。目当てのものは取れたしどうしようか。音ゲーをやっても香織達はつまんないだらうし。それならイオンにあるアニメイトに行くか。


「この後アニメイトに行かないか?」


「いいよー。私もいろはのグッツが欲しかったし」


「私もいいですよ。飛車丸のカンバッチがでたみたいですし」


鈴鹿の新しいグッツが出たらしいからな。バッチでランダムだが、なんとしても当てるぞ。後はキーホルダーもでてるらしいからな。どっちもゲットする。


俺達はまた長い通路を歩く。本当にでかすぎやしませんかね。こんだけ広いと同じような店がある。これで商売になるんだろうか。まぁつぶれてないってことはそれなりに売れてはいるのか。


「でも意外だったよ。瑞己ちゃんが東京レイヴンズが好きだったなんてね」


上品な笑顔を携えながら言った。あんな変態さを知らなかったら見惚れていたな。そもそもよくあそこまでの変態せいを隠せるよな。普通だったらもうぼろがでてるぞ。


「徹先輩にラノベを借りてその影響ですね」


あーそういえば面白いラノベはないかといわれて俺の青春ラブコメは間違っていると東京レイヴンズ貸したな。まさかはまるとは思っていなかったが。


「くっ私の知らないところで個人的なやり取りをしてるとはやるな」


個人的なやり取りって本貸しただけだろ。とくべてないとはなにもしてないと思うが。まぁ瑞己は香織と二人きりなりたらないが。何をされるのか分からないからな。この変態は。変態なところを直せば長く関係が続く女子もいるだろうに。大体が変態さを知って離れていくんだよな。イメージで香織を決めすぎなきがする。


「まぁそれはおいといて、着いたぞ」


思ったよりでかいアニメイトだった。ここなら東京レイヴンズのグッツも売っているだろう。千葉だから俺の青春ラブコメが主になりそうだが。


中に入ると、声優の歌が聞こえる。ああ、耳が癒される。香織もアニメ声だか通常時は癒されるが、変態のときが多いので癒されることは少ない。香織はどっちかというと声優よりアイドル向きだが。それくらいルックスと歌が優れている。


「いろは待っていてね」


同じ学校の人がいそうなだけあって、さすがに自重してるか。これが松戸とかだとぐへへいろはちゃん胸とか言っているからな。俺達はまず俺の青春ラブコメは間違っているのコーナに行った。ふむやはり八幡が多いな。ちなみに俺は優美子といろは推しだ。あの足と性格がおかんなところに惹かれた。いろははあのあざといところが堪らない


そして俺達はそれぞれみたいもの物色していた。八幡のグッツも買っておくか。妹のために。八幡のファンだからな。俺も優美子といろはのキーホルダーなんかを買って、東京レイヴンズのコーナに行った。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る