第6話パンツ

小学5年生の夏に、近所の同級生の家に泊まった。人の家に泊まるのは、それだけでテンションが上がった。

一緒に遊び、ご飯を食べて、お風呂に入った。僕は下着を忘れたので、友達からパンツを借りた。白いブリーフである。

次の日、学校に行く。

体育の時間が来た。夏だからプールである。

みんな、教室で着替えた。

僕が水着に着替えていると、ある友達が言う。

「うわっ、ヨシちゃん。パンツにウンコがついてる!」

白いパンツに茶色のウンコが付いていた。

パンツを貸してくれた友達は、

「もう、それいらない」

と、言う。

それから、いつの日からかトランクスを履くようになったが、痛い思い出であった。

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