初級チュートリアル その1
“ではこれから初級チュートリアルその1を行いたいと思います。準備やお時間のほうは大丈夫でしょうか?”
YES。
“最初に何もかもすっ飛ばしてアイスクリームを作ってみましょう。ここに「理言」というカードがあります。数学を取り扱うMathematicsと、言葉を取り扱うwordがあります。このwordから砂糖であるsugar、牛乳のmilk、卵のegg、バニラのvanilla、そして「水冷」のcoolを使用します。分かりますでしょうか?”
そういやそんなレシピだったっけかとYES。
“これらを組み合わせる事でアイスクリームが作れます。アイスクリームだけではなくほぼ無限のレシピを『スペル・バインダー』では再現できます。分かりますでしょうか?”
YES。
“でも、それでは弱いと思いがちですね? 違います。『スペル・バインダー』では使った魔法で使ったカード数によって消費マジックポイントが違い、多ければ多いほど消費マジックポイントが多くなっています。しかし、例えば核兵器などの場合、与えるダメージは大きいですが消費マジックポイントも低く、自分側にも害が及びます。分かりますでしょうか?”
そんなものなのかとYES。
“それでは各種類のカードを見てみましょう。「水冷」と「炎熱」に関しては基礎理論チュートリアルで説明した通りです。もう一度ご覧になりますか?”
さっき見たのでNO。
“ではエレメントの種類を紹介します。「炎熱」「水冷」「電撃」「風衝」「地殻」これらが第一種エレメントとなります。比較的手に入りやすいカードです。「電撃」「風衝」「地殻」について説明を求めますか?”
詳しく聞きたいのでYES。
“「電撃」は放電、つまりdischargeで、雷となるlightning、普通、雷と言えばthunderですが、このthunderは雷鳴、つまり音のことを意味しています。この説明は「風衝」に関わってきます。そして充電、charging、電気を蓄えるだけでなく、例えば旅行に行って元気をチャージする事にも使われます。分かりましたでしょうか?”
YES。
“次に「風衝」ですが、気体、つまりgasと、音響であるsoundに分かれます。風とは気体の移動を意味します。音響は音楽、つまりmusicを流すカードです。カードの組み合わせによってさまざまな音楽を流す事ができます。先ほど雷と言えばthunderと言いましたが、このmusicで雷鳴を轟かせる事ができます。分かりましたでしょうか?”
YES。
“次に「地殻」ですが、土、大地、マントルを意味するearthと、植物を意味するplantがあります。earthには地震も含まれ「水冷」のwaterと組み合わせる事で津波を引き起こす事ができます。plantでは様々な植物、草や木や花、麻薬物質を含む植物も再現可能です。また他のカードと組み合わせる事でこの世には無い植物も再現可能です。分かりましたでしょうか?”
麻薬と言われてうーんとなりながらもYES。
“これが第一エレメントの説明でした。この比較的入手が容易な第一エレメントだけでも強い魔法が作れますので是非試してください。これで初級チュートリアルその1は終わります。お疲れさまでした。”
またしてもホーム画面に戻る。はー、こんな感じなのか。だんだんわかってきたぞっと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます