第43話 夢の記憶

今回は、いつもと毛色が違います。

寝落ちしてしまった際に見たと思います。


変な夢を見た。

木造の旅館の様な佇まい、薄暗い室内。

和室で床は畳敷き、廊下の床も畳敷き。

部屋と部屋の繋がりも、廊下で繋がったり、部屋と部屋が襖で繋がったり。


夢の中で目覚めた部屋は、妙に広い部屋だった。

天井は、格天井ごうてんじょうだった、木組みの枡の天井だ。

外に面した部分は、寄木細工よせぎざいくの曇ガラスの障子で埋められていた。

パターンも幾つかあったが、記憶にあるパターンだった。

自分は二階部分にいる、向かって左側、回り階段で上と下へ繋がっていた。

右手、開放されている、下の階が見えている。

正面に右側の下の階への階段があった、階段は木製だった。


そこに居たのは、自分の他に4人。

会話もしていたので、知り合いであろう。

しかし、現実には知らない人だった。

馴れ馴れしい女性2名、偉そうだが臆病の男性1名。

名前も覚えていない。

気配と声は聞こえど、姿は見えないが、それに疑問も無く会話していた。

内容は覚えていない。


室内はぼんやりと明るい、明るさだと蝋燭の灯りかな。

天井には電灯は無かったが、雪洞ぼんぼりみたいなのが天井から下がっていたが、あれが光源だったのかも知れない。


覚えているのが断片的で、「お風呂」「トイレ」「時間が無い」「次は来れるか不明」。

これが何を意味するのかは不明。


営業所のある場所の近くの地主さんの家、手広くやっている土建屋の会長の家だね。

親父さんが若かりし頃に建てた、贅を尽くした家。

総欅造りそうけやきつくの家で、完成まで5年掛かったとか、小学生の頃に造っているのを見ているから、景気のいい頃の話だね、建主も金の糸目付けなかったからね。

今はもう行かなくなったから、どうなったかは不明。


完成してから連れて行って貰った、その時の屋敷に似ていたと記憶している。


また夢に見るのだろうか。

それは寝てみないと判らない。

覚えていたら、続きを綴ります。



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